面積はコンパクトな区ですが、区民の安全を守るための防災意識が高く、住みやすさもぎゅっと詰まった注目のエリアです。
今回は、荒川区の住みやすさの魅力に加え、ハザードマップなど防災への取り組みを中心にご紹介します。
目次
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弊社へのお問い合わせはこちらハザードマップも作成している防災意識の高い荒川区の住みやすさ
暮らす街として選ばれる荒川区
隅田川に沿って東西に長く、川を隔てて足立区と、南側は台東区や文京区、西は豊島区と北区、東に葛飾区と隣接しています。
区名にもついている荒川は、足立区の方に流れています。(豆知識:東京都で荒川が流れているのは足立区で、荒川区には荒川は流れていません。荒川区を流れているのは隅田川です。)
東京23区のなかでも22番目となる小規模な面積ですが、下町の雰囲気が感じられる住みやすさと魅力があり、約20万人が暮らしています。
荒川区は面積に対して人口密度が高く、多くの人が住む街として選んでいることがうかがえます。
荒川区の住みやすさ
そんな荒川区は、住みやすさに欠かせない利便性も高いエリアです。
区内にはJR山手線、常磐線などをはじめ、東京メトロの千代田線、日比谷線などが乗り入れています。
京成電鉄や京成電鉄などの利用も可能。
ほかにも、東京さくらトラムの愛称で親しまれる唯一の都電、都電荒川線も走っていますよ。
コンパクトなエリアに、10路線も乗り入れており、都内各所へ移動がスムーズですね。
また、治安のよさも荒川区の住みやすさのポイントになっています。
区が街頭の防犯カメラを設置を進めるなど、積極的な防犯対策にも取り組み、東京23区のなかでも犯罪発生率も低いのが特徴です。
区内には、サイクリングやアスレチックができる「荒川自然公園」や、複合遊具や芝生広場でのびのび遊べる「汐入公園」があります。
現在は休園中ですが、2022年にリニューアル予定の唯一の都立遊園地「あらかわ遊園」も、多くの区民がオープンを楽しみにしています。
荒川区はコンパクトながら利便性にすぐれ、区も防犯対策など区民のために積極的に取り組んでいるので、家族みんなが住みやすさを感じられるエリアといえるでしょう。
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安心できる防災意識の高さ!多彩なハザードマップを用意している荒川区
荒川区では防犯だけでなく、「防災」に対してもしっかり対策を講じている、安心できる街です。
次は、荒川区の防災対策のなかから、ハザードマップに焦点をあてて、ご紹介します。
ハザードマップとは?
ハザードマップとは、自然災害に対して、予想される被災区域のほか、避難の経路や避難場所など、防災に関した施設などがわかりやすく視覚化された地図のことです。
災害により受ける被害を少しでも軽減する対策の一環として、各自治体などで作成されています。
地域で暮らす人にとって、普段からハザードマップをチェックしておくと、いざというときも、冷静に行動することができ、また安心感が高まるでしょう。
プリントしたハザードマップを保管しておけば、もしも実際に災害がおきてしまって停電したときなどにも、手元で確認できて安心です。
さらにハザードマップは、住宅購入を検討している人にとっても有用です。
マイホーム購入前に検討している地域の災害リスクを理解したり、避難場所がどれくらいあるかを把握したりすることができる重要なツールといえますね。
荒川区のハザードマップ
荒川区でも、区民の安心と安全を守るために、防災に役立つさまざまなハザードマップが用意されています。
ハザードマップはインターネットから誰でも閲覧やダウンロードが可能です。
大別すると、震災時に使える「震災版」と、大規模な降雨により荒川の洪水浸水を想定した「水害版」、くわえて「荒川区土砂災害ハザードマップ」が作成されています。
防災地図の「水害版」は、表裏1枚でまとめられています。
子どもから大人まで、誰がみても直観的に理解できる浸水の深さと避難場所が明確に記載された地図。
普段から備えておきたい備蓄のポイントや、荒川区のホームページや緊急速報メールや正しい情報収集の方法など、いざというときのために役立つコンテンツが、わかりやすくまとめられていますよ。
「荒川区土砂災害ハザードマップ」も同様に、片面は地図で、裏には土砂災害とはどのような災害をさしているのか、注意報や警報の種類、土砂災害がおきたときにとるべき行動など、防災のための情報が啓もうされています。
1枚にまとめられているので、プリントアウトして、日ごろから家族の目につくとりに貼っておくと安心ですね。
また、荒川区防災地図の「震災版」は、さらに全域版と地域版にわかれて用意されています。
全域版では、区全体をとらえたマップがわかりやすく色分けされ、地震により住居を失った場合に生活する一次避難所や、高齢者など一次避難所での生活が難しい場合に利用できる二次避難所や、防災広場などが表示されています。
区全体が俯瞰できるハザードマップをみると、荒川区内の充実した避難場所区域や避難所を確認することができ、安心ですよ。
震災において役立つハザードマップは、「JR田端・尾久駅周辺版」や「上野公園・谷中墓地版」「都立汐入公園版」など複数のエリアごとに、見やすくわけられたハザードマップもあるので、気になる街を見ておくのもよいですね。
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ハザードマップだけじゃない!条例や専用サイトなど荒川区の防災への取り組み
荒川区災害対策基本条例とは
荒川区では、ハザードマップ以外にも防災へさまざまな取り組みがなされています。
とくに防災意識の高さは、「荒川区災害対策基本条例」からもうかがえます。
条例は、過去の災害を教訓とし、区民が安全に暮らせる防災安心社会を目指して、制定されたものです。
条例では、制定の目的のほか、災害に強いまちづくりの推進についてや防災区民組織の育成、ライフライン事業者との連携、救援、救護など多岐にわたり、取り組みが網羅されています。
さらに、復興についても、国や都、各防災関係機関と連携し、区民のために計画的に推進することが明記されています。
条例を見ても、区に暮らす人のためへの真摯な姿勢と取り組みが伝わってきますね。
参考資料:荒川区災害対策基本条例|荒川区公式サイト
区民同士での助け合いにもつながる「地域の防災訓練」
区では、災害時に、区民が的確ですばやい行動がとれるよう、日頃からの防災訓練への取り組みもおこなわれています。
たとえば、実際の地震に近い揺れを体感できる「起震車体験」。
みずから消化器をつかっておこなう「初期消火訓練」。
いざというときに、落ち着いて人命を救うために行動できるよう学べる「応急救護訓練」などが実施されています。
具体的には、三角巾を使った救護のほか、普段は使うことのないAEDの訓練できる貴重な機会です。
継続的に開催されていることで、もしものときにも適切な判断と取り組みができる区民が増えており、地域の防災力も高まっていますよ。
知って備えられる防災専用サイト「まなBOSAI」
荒川区では、さまざまな取り組みのひとつとして、専用サイト「まなBOSAI」も公開しています。
「まなBOSAI」では、災害に備えてさまざまな情報を得ることができます。
前述の防災訓練など、区内のお知らせを見ることも可能です。
そのほか、自分の身は自分で守る「自助」の学びとして、水害への備え、地震への備え、備蓄の啓もうや防災用品のあっせんなどについて情報を提供。
さらに、地域に暮らす人同士で協力し助け合う「共助」や、市役所などによる公的支援の「公助」などについても解説されていますよ。
「まなBOSAI」は、正しい情報がわかりやすく整理されたサイトで、区民以外も閲覧可能なので、ぜひ一度、チェックしてみるのもおすすめです。
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まとめ
荒川区の住みやすさから、意識の高さ、ハザードマップの紹介とそのほかの取り組みなどについて解説しました。
住みやすさとともに、住む人の安全のために、ハザードマップなど防災対策も積極的におこなわれているエリアなら安心して暮らせそうですね。
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