賃貸物件を借りていて、退去する際に気を付けておきたい点がいくつかあります。
この内容を知っていれば特に問題はありませんが、もし知らない場合は知らず知らずのうちに損をしている可能性がありますので、しっかり確認しておきましょう。
◆退去時の修繕費用はどうなるの？
最初に退去時の修繕費用などの問題です。
まず契約書を見なおす事から始めましょう。
基本的には故意過失は借主負担となっているはずです。
そしてここで重要なのがその定義です。
「どれが」「なにが」どっちの負担なのか気になるところですよね。
物件の修繕内容と言っても細かく分かれていますのですごく複雑です。
よくある内容は下記にまとめてみたので確認してみてください。
◆原状回復が基本
根本的には原状回復が基本であることは変わりありません。
貸していた当初と同じように戻してくださいね！と言う事です。
ですが、それを全部入居者でやっていて全くの新品に全部変えるなんて無理な話です。
そこで原状回復にプラス故意過失以外は該当しないという言葉が入るようになります。
要は経年劣化に関しては、原状回復（元に戻す行為）に含まれない！と言う事です。
それを踏まえた上で見て行くと、
①鍵
鍵は基本オーナー負担となっています。
ですが、契約書に入居者負担という特約がある場合は入居者負担となりますので注意が必要です。
②トイレ、キッチン、設備系
基本はオーナー負担です。
ですが、例えば、エアコンを何年も使いっぱなしで掃除もせずに故障したり、トイレも退去までの間一回も清掃せずに退去後の清掃でも綺麗にならなかった場合は、別途費用を請求されたり敷金から引かれたりする場合があります。
③壁やクロス
日焼け、冷蔵庫の裏焼け等はオーナー負担です。
タバコのヤニ、ポスターを張っていて押しピンやテープの穴や汚れは入居者負担となる事が多いです。
タバコは室内では吸わないようにしましょう。
④床・フローリング
大きいな穴や汚れ（清掃でも取れない）・傷は入居者負担となります。
もし、入居時に大きな傷を見つけた場合は最初にオーナーさんに一言伝えて写真を撮っておきましょう！
オーナーさんも忘れる事もあるので証拠は大切です。
⑤畳
基本はオーナーさん負担です。
ですが故意に汚してしまった場合は、その汚れた箇所だけ入居者負担で張替になるでしょう。
◆最後に
よく賃貸に関してのルールブック（原状回復について）がネット上で出回っていたりもしますので、是非一度確認してみるといいでしょう。
いずれにしても、「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように、退去するときには荷物が全てなくなった後、簡単に掃除をしておくなど、綺麗にして退去することをオススメします。
無用なトラブルを避ける為にも、部屋を汚く使うのではなく、日常の生活から掃除を心掛けるようにしましょう！
1940年創業、台東区・荒川区で地域密着
