入谷は台東区の北部に位置する街で、西浅草や北上野、そして下谷とも接しています。
東京メトロ日比谷線の入谷駅は大通りに面しており、駅前はスーパー等を擁する商店街で賑わっています。
今回は、この入谷周辺の街情報についてご紹介していきます。
◆“新しい”と“昔ながら”が融合しています!
2000年代に入ってから駅周辺エリアはマンションの建設ラッシュが続き、エリア人口も急激な上昇を見ました。
一方、昔ながらの風情ある建物も多く残っており、建物内には趣あるカフェなどが店を構えています。
中には、雑誌に取り上げられるようなオシャレな店もあり、遠方から訪れるお客の足が絶えません。
入谷エリアには南北に昭和通りが通っており、そこから浅草方面に、通称あさがおロードと呼ばれる入谷中央商店街が広がっています。
昔ながらの洋食屋をはじめ、定食屋や甘味処、そして惣菜製造店などが軒を並べています。
また、金美館通り商店街では、スーパーや各種専門店が揃っており、様々な買物を楽しめます。
また、JR鶯谷駅方面には鶯谷中央商店街が伸びています。
入谷エリアの近くには、有名なカッパ橋道具街があり、素人でも良い食器類を安く購入できます。
調理道具を見て回るだけでも楽しいもので、最近では海外の観光客も沢山訪れています。
商店街が面する大通りから一歩中に入ると、そこは旧家も数多く残る住宅街で、新興のマンションと調和した佇まいになっています。
高層建築が殆ど無いので、遠方の風景を臨むことができ、東京スカイツリーなども充分観る事ができます。
◆便利な場所でありながら、いい意味ですぐに馴染める街!
何より、上野や浅草が近いので交通アクセスが良く、何処に出るにも短時間で着くことができます。
入谷の魅力は何といっても下町の雰囲気が残っていることで、昔ながらの商店街や古い街並みが何処となく郷愁をさそってくれます。
それ故、地方から移り住んでも違和感を感じることがないので、下町人情が溢れた生活を送る事ができます。
神社やお寺などの歴史的遺産も残っており、東京の真ん中でタイムスリップしたような雰囲気を味わう事ができます。
足を伸ばせば上野公園をはじめ、国立美術館や上野の森美術館など文化的施設も多く、幅広い年齢層にとって生活を豊かに彩れるエリアです。
入谷駅からは、秋葉原の電気街や人形町のオフィス街、築地の場外市場にも簡単にアクセスでき、ショッピングやグルメ、そしてレジャーを満喫する事ができます。
日比谷線は銀座や六本木、広尾や恵比寿へのアクセスにも便利で、オシャレを楽しみたい若い世代にも魅力的な路線です。
一方、入谷エリアの若者の中には、古い街並みの保存に取り組む動きも現れており、新たな入谷の魅力の発見にもつながっています。
その背景には、住民同士の結びつきの強さがあり、地域に対する愛情が深いからだといえます。
そして、最後の下町と称される入谷エリアが、未来永劫につながっていくことを、住民ならずも誰もが願っているわけです。