鶯谷と言う地名は行政上ありませんが、JR山手線と京浜東北線が停車する鶯谷駅周辺のエリアを指します。
駅名の由来は江戸時代に遡り、京都から寛永寺の住職として招かれた皇族が京都から運んできた鶯を放ち、その後鶯の名所になったことが始まりと言われます。
今回は、この鶯谷駅がどんな場所なのかご紹介していきます。
◆上野文化ゾーンの最寄り駅
現在も徳川家光が創立した寛永寺は、たくさんの人たちの信仰の場として親しまれています。
また、駅から歩いて5分圏内には総面積約52万平方メートルを誇る上野公園があります。
広大な敷地内には、日本のさくら名所100選に選定された忍ヶ岡があり、花見のシーズンにはたくさんの見物客が足を運びたいへんな賑わいになります。
その他にも、東京国立博物館や国立科学博物館・東京都美術館など、文化・芸術施設や歴史的建造物が集まります。
寛永寺から上野公園までの道のりは、マンションなどの住居は少なく、古くからのお寺が点在し情緒ある景観を呈します。
◆アクセスが便利
鶯谷駅には、JR山手線や京浜東北線が停車し、通勤や通学にとても便利なことで人気です。
駅からJR山手線を利用して、上野まで約2分・東京まで約10分・池袋まで約15分・渋谷まで約30分でスムーズに移動できます。
京浜東北線の利用では、都内の主要駅はもちろん埼玉新都心へも約40分でアクセスが可能です。
朝の通勤ラッシュ時を除いては乗降者が少なくなるので、のんびりと乗れるのが魅力です。
また、駅から歩いて10分圏内には、区立忍岡中学校・上野中学校・東京芸術大学音楽部附属音楽高等学校や華専門学校などがあり、学生が多く活気があるエリアです。
特に上野・鶯谷・入谷駅周辺には防犯カメラが設置され警察がパトロールを行うなど治安面も安心できます。
◆住みやすい場所
鶯谷駅周辺の賃貸マンションの相場は、ワンルームで約8万円です。
隣接するJR山手線・京浜東北線の上野駅と比べると約2万円ほど低い値になっています。
安い所ですと、6万円台の物件から探すことが出来ます。
駅から言問通りまでは居住用のマンションは少なく、ファーストフード店など飲食店が並ぶので便利です。
通りを過ぎると閑静な住宅地が広がり、一人暮らし用のマンションやアパートが多くなります。
街並みは寺社仏閣も多いので落ち着いた雰囲気です。
また、通りを進んで上野桜木エリアに入ると、低層の一戸建てやマンションが多い高級住宅地になります。
鶯谷駅で物件を探す際には、駅周辺よりも駅から歩いて5分から10分圏内で単身からファミリー世帯向けの賃貸物件が数多く見られます。
駅前には、ローソン・セブンイレブンやファミリーマートなどがあり、早朝や深夜にもお買い物ができます。
また、駅周辺はラーメン店の激戦区で、話題のラーメン店もたくさんあるので、ラーメン好きな人にはもってこいです。
スーパーもまいばすけっと・ココスナカムラや業務スーパーなど、深夜まで営業していたり業務用の食材を取り扱うスーパーが点在します。
その他にも、昔ながらの商店も健在なので、さまざまなシーンに合ったショッピングを楽しめます。
鶯谷駅周辺は、生活に必要な施設がコンパクトに揃った住みやすいエリアと言えます。