2017年4月にオープンしたカフェがあります。
台東区根岸3丁目にある「やなぎテラス」です。
今回はこちらのカフェについてご紹介していきます。
◆柳通りにあるオシャレなカフェ
柳通りという地名は、全国にけっこうあります。
有名なところも何か所かあって、こちら台東区の柳通りはそれらに比べると少し地味な印象です。
浅草や上野のある台東区ですから、観光客は多いし地元企業はたくさんあります。
ただ台東区の中で柳通りの辺りは、お寺がたくさん並んでいて下町の雰囲気を感じるところ。
戦時中の空襲を免れたため、昔ながらの街並みが残されたのがその理由です。
戦後の変遷でかつての家並みはビルやマンションに姿を変えたものの、ひとつ裏の通りに入ると古い建物が所々に建っていて、下町らしさが見られる一帯になっています。
そんな柳通りに、お洒落なカフェがあります。
小ぶりのビルと昔からの商店が立ち並ぶ柳通りに出来たので、地元では大きな話題になっています。
いい意味で下町らしくない小ざっぱりとした今風のカフェで、その名もずばり「やなぎテラス」といいます。
知る人ぞ知る、面白いカフェなんです。
◆珍しい!建築会社が作ったカフェ
いま世の中は空前のカフェブームで、日本中あちこちにお洒落なカフェがオープンして話題をさらっています。
高級ブランドがプロデュースしたカフェや古民家をリノベーションした和風カフェ、人気メニューがインスタ映えすると遠方からのお客さんが行列を作る老舗純喫茶などなどで、それらを訪ね歩くカフェ巡りが一大ブームになっています。
そんなカフェ戦国時代にありながら、やなぎテラスはどこにも負けない特徴を持っています。
実はこちらのカフェ、東建ホームズという不動産企業が作っているんです。
家の新築やリフォーム、賃貸物件の紹介に不動産運用まで手掛ける台東区の地元企業で、やなぎテラスがあるのはこちらのビルの1階、元はガレージだった場所なんです。
木目が優しいテラス風の入り口、レンガ壁を上手に組み合わせた外観は、東建ホームズお得意の最先端デザインが盛り込まれたもので、銀座や日本橋にあってもしっくりきそうなお洒落感です。
デザインに凝った様々なカフェがある中、建築会社が作ったカフェはそうそうお目にかかれないでしょう。
木材をアンティーク塗装した内装も一見の価値ありです。
席に座るとまた面白いのが、カウンターのショーケースです。
ケースに並んでいるのはなんと、一戸建てやビルの模型たちなんです。
細部まで再現されていて、ちょっとしたオブジェのような存在感があり、眺めているだけで時間が過ぎてしまいます。
リフォームや新築を検討中のお客様と、模型を眺めつつ商談することもあるそうです。
会社のサロン的な役割を兼ねている、ユニークなカフェなんです。
◆食事も美味しい
看板メニューももちろん忘れてはいけません。
下町の立地に合わせ、お洒落に走り過ぎない家庭的なランチメニューが人気を博しています。
低価格でボリューミーな生姜焼き定食などは代表例で、男性客が多く訪れているところもやなぎテラスのオリジナリティのひとつでしょう。
下町散策にふらり立ち寄れる小粋なカフェは、地元だけでなく観光客にもうれしい、人気スポットになっていきそうです。
【お店情報】
店名:やなぎテラス
住所:台東区根岸3-18-20
アクセス:JR鶯谷駅南口改札から徒歩10分・東京メトロ日比谷線入谷駅4番出口から徒歩5分
TEL: 03-6802-3339
営業時間:【平日】10:30 ~19:00【土日】9:00~19:00
定休日: 水曜日