これぞ日本の祭りといった迫力のある神輿やお囃子行列が目を引く三社祭。
この時を狙って、観光客やカメラマンがあつまり、入谷周辺から浅草にかけて大変な混雑ぶりです。
三社祭の見どころについて紹介しましょう。
■三社祭とは?
三社祭といえば、100基もの町会の神輿が勇壮に練り歩く『渡御(とぎょ)』、『びんざさら舞』が有名です。
期間中は、150万人もの人出があるため、混雑必至の有名なお祭りです。
スケジュールは、毎年5月の第3週の金・土・日と毎年土日が入るので、人が集まりやすい条件が揃っています。
2017年は5月19(金)~21(日)に開催予定です。
祭りの流れを紹介しましょう。
■三社祭の流れ
行列前日の木曜日19:00『本社神輿霊入の儀(ほんしゃみこしたまいれのぎ)』が、浅草神社社殿で行われます。
<5月19日(金)>
13:00~14:00『大行列』~びんざさら舞、白鷺の舞、お囃子屋台、鳶頭木遣などが浅草界隈を練り歩きます。
14:20 15:00『びんざさら舞奉納』~浅草神社社殿、神楽殿でびんざさら舞が奉納されます。びんざさらとはヒノキの108枚の板が綴じられており、アコーディオンのように開いたり閉じたりして板がぶつかりあうことで音が出ます。
五穀豊穣、子孫繁栄、商売繁盛の願いが込められています。
15:30『各町神輿霊入れの儀(かくちょう みこし たまいれのぎ)』各町会の神輿に霊入れする神聖な儀式。明日の渡御に備えます。
<5月20日(土)>
12:00『町内神輿連合渡御(ちょうない みこし れんごう とぎょ)』100基を超える町会連合神輿がでる見どころです。
<5月21日(日)>
早朝6:00~20:30『本社神輿各町渡御(ほんしゃ みこし かくちょう とぎょ)』
11:00~18:00『お祭り広場』雷門から馬道通りが開放され、各町の神輿が集まってきます。
屋台が集まっているのもこちらで、お祭りムードを堪能出来ます。
21:00『本社神輿御霊返しの儀(ほんしゃ みこし みたまかえしのぎ)本社神輿3基が練り歩きます。圧倒的な迫力があります。
■“町内神輿連合渡御”と“本社神輿各町渡御”
神輿をかついで練り歩く“渡御”に三社祭の見どころが凝縮されています。
毎年メディアにも紹介されますが、神輿をわざと上下左右に揺り動かして、荒々しく担ぐのは『魂振り』といって、神様の霊威を高める意味があるそうです。
荒々しいほど、豊作、豊漁、疫病退散のご利益が得られると信じられていると言うことです。
豆絞りにハッピ姿の人々のエネルギーが最高潮に感じられる渡御は、一番の見どころとなっています。
入谷方面には大正小学校付近で三ノ宮に遭遇できるでしょう。