入谷は、東京下町の懐かしさが味わえる街です。
日比谷線の入谷駅1番出口を出ると、鬼子母神と朝顔市で知られる『真源寺』があり、その歴史を感じさせます。
毎年七夕の時期に行われる入谷朝顔市の楽しみ方を紹介しましょう。
■朝顔が咲く早朝から市が催されています
入谷の朝顔市は、40万人もの人出で賑わうと言われています。
毎年、七夕を挟む7月6日~8日に開かれており、美しい朝顔が咲いているところが楽しめる早朝5時から始まっています。
朝顔業者120軒、露店が100あまりとその規模も大きなものです。
夏の朝の爽やかな時間に、季節を感じさせる朝顔がずらりと並んだ様を鑑賞するのも入谷ならではの楽しみです。
会場になっている入谷鬼子母神周辺には、東京メトロ日比谷線入谷駅から歩いてすぐです。
もし、気に入った朝顔を見つけて購入した場合も、宅配便で送ることが出来ますから、手ぶらで回ることができます。
2017年は金、土、日の開催になりますから、土曜日や日曜日の早朝に朝顔市を楽しむ人が増えそうですね。
■朝顔の種類豆知識
朝顔は江戸時代に栽培が盛んになり、日本で最も発達した園芸植物とも言われています。
小学校の理科で栽培したことがある方も多いでしょう。
その種類は、おなじみのラッパ型をしたものから、斑の入ったもの、ルコウソウのように花弁が星型に見えるものなど多様です。
ちょうど七夕に朝顔が咲くと彦星と織姫が再会出来たのだとして、縁起が良い事とされていました。
牛を引くもの-牽牛(けんぎゅう)⇒「彦星」を表すという意味合いがあり、「牽牛花(けんぎゅうか)」とも呼ばれていました。
七夕になぞらえて朝顔を鑑賞するのもロマンチックで素敵です。
■7月7日は下谷七夕祭り
7月7日に下谷七夕祭りが催されるので、下谷方面では「下谷七夕まつり」のちょうちんと七夕飾りが通りを下げられています。
日曜日の10:00~19:00頃までかっぱ橋本通りのあたりで、ストリートパフォーマンスも披露されます。
また、7月9日~10日は浅草ほおづき市が催され、入谷朝顔市、下谷七夕まつりをはしごして楽しむことも可能です。
ほおずき市の会場になっている浅草方向には、スカイツリーが見えますし、夜間のライトアップは見ごとです。
入谷・下谷・浅草と、台東区の夏を運ぶ行事を制覇するのも良いですね。
入谷-浅草寺まで1.6kmほどのところにありますから、町並みを楽しみながら徒歩で移動しても良いでしょう。
上野側から浅草方面をみると、視界にスカイツリーも入ってきます。