鶯谷の名所といえば、駅から数十秒の立地にある居酒屋『信濃路』。
NHKドキュメント72にも取り上げられたことがあり、深夜・早朝の訳あり客から、昼飲みを楽しむ地元人まで、利用者も様々です。
鶯谷を代表する居酒屋『信濃路』を紹介しましょう。
■『信濃路』の基本情報
所在地:東京都台東区根岸1丁目7−4
JR山手線鶯谷駅から徒歩1分
問い合わせ先:03-3875-7456
<特徴やポイント>
定食屋の看板が目立ちますが、実態は24時間飲める居酒屋。
昼はお昼ごはんを求めてやってくるお客さんも多く、リーズナブルにお腹いっぱいになれると評判です。
基本的に定食には味噌汁がつくのですが、豚汁定食にも味噌汁がついてきます。
壁一面に貼られたマジックで手書きされたメニューの多さにも圧倒されます。
24時間営業ですから、時間帯によっても色々な人がやってきますし、独特なカオスな雰囲気も『信濃路』の魅力になっています。
昭和のかおりただよう「ホッピーセット」(ホッピー+焼酎)も信濃路ならではのメニュー。
1948年に製造が始まったホッピーは、アルコール0.8%以下のビールテイスト飲料で、瓶には『麦芽発酵飲料』の文字。リキュール類と割って飲む楽しみ方が人気のレトロな飲料です。
■信濃路で昭和な空気を味わう
懐かしい味わいのナポリタンや、真っ赤なウインナー、ベーコンエッグやメンチカツなどを相棒にして、ビールや焼酎を楽しむお客さんも多数。
昼飲みしたくて訪れる人もいますが、日が暮れるにつれて居酒屋利用率が上がってきます。
大衆酒場という表現がぴったりな賑わいを見せ、ディープな下町の活気を感じさせてくれます。
いまどきは、小洒落たカタカナが並ぶ『バル』なども人気ですが、そんなことはお構いなしに時が止まったようなエネルギーを感じさせる『信濃路』に、安らぎを感じる人も多いようです。
入り口がわかりにくい、テーブルに案内されることも、注文を取りに来られることもない…。
そんな戸惑いを覚える初心者もいるようですが、元気に叫んでオーダーをお願いしましょう。
■鶯谷に行くなら試してみたい『信濃路』
時代の先端をゆくおしゃれなお店が次々に出てくるなか、ずっと変わらない昭和の大衆食堂が24時間営業を続けているのは、鶯谷という土壌があるからかもしれません。
山手線沿線ですし、終電までのつなぎや、昼飲みにも使いやすく、気取らない雰囲気が人を呼びこむのでしょう。
東京の下町の良さを味わうならぜひ訪問したいお店ですね。
○過去の『信濃路』記事