「都心に住むなら山手線沿線」と希望する人は多いですね。
特に、山手線の内側エリアはまさに“都心”という感じで、通勤にも便利な場所が多いですし、山手線を使って20分ほどで帰れるなら、夜遅くなっても安心です。
そんな便利で人気の高い山手線沿線。
家賃が安いところはどこかまとめてみましょう。
■家賃安い穴場はココ!
・田端 1LDK 11.96万円
・西日暮里 1LDK 12.07万円
・日暮里 1LDK 12.10万円
・鶯谷 1LDK 12.24万円
1LDKで調べると、10万円前半、1DK以下になると10万円を切っている物件も多くなります。
相場を見ても、8万円台の家賃が目につきます。
山手線の東側は、とくに下町風情の残るちょっと古い町並みが残っているところが多く、恵比寿、渋谷、新宿と言った西側のエリアと比べて、家賃が安い物件が見つかりやすくなっています。
恵比寿は、恵比寿ガーデンプレイスといったラウンドマークになるおしゃれできれいな町並みが人気を集めていますし、都会的でスタイリッシュな暮らしを求めるひとにとって憧れの地となっています。
家賃相場は、1LDKで24万円ともいわれていますから、田端~鶯谷周辺と比べると随分違うものですね。
■鶯谷周辺の家賃が安いのはなぜ?
山手線の駅には、長年の歴史から、それぞれについたイメージがあります。
渋谷⇒若者が集まり、流行の最先端の情報が集まっている。
巣鴨⇒お年寄りが多く、町並みも落ち着いていて、昔ながらの商品を見つけやすい。
そんなイメージがあるように、『鶯谷』という名前をきいて、ホテル街や昭和な下町やディープな雰囲気を連想する人も多いでしょう。
人気の駅『恵比寿・渋谷』の近くには、代官山などのおしゃれスポットもありますが、こうしたエリアから真逆の場所にあるので、なんとなく選択肢に入りにくいということがあるようです。
■実際の住みやすさは?
山手線沿線でありながら、家賃相場が穴場的な安さを見せる「田端~鶯谷」の住みやすさは低評価なのでしょうか。
イメージ先行でなんとなく敬遠する人がいるようですが、実際には立地によるというのが本当のところです。
鶯谷など、駅周辺は、やや雑多な町並みですが、少し外れると閑静な住宅街となりますし、町内会ごとでのお神輿など、古き良き時代の日本が残されている面も感じられます。
コンビニやスーパー、クリーニング屋、ドラッグストアなども所々にありますし、近くには日比谷線の入谷駅もあり、住みやすいと感じることが多いと思います。
「山手線沿線にできるだけ安い部屋を探している」という場合には、この界隈を当たってみるべきでしょう。
ちょっと懐かしさを感じさせる街に、気に入った物件が見つかるかもしれません。