賃貸を選ぶときに、より築年数が新しい物件を選びますか?
最近では、リフォームやリノベーションの技術が高くなっていますし、質や性能がよい住宅も多くなっていますから、築年数が古いだけで選択肢から外してしまうのはもったいない話です。
■なんとなく新築に人気が集まる日本
いままでは、新築に人気が集まる傾向があり、“築年数が古い=汚い・寒い・設備がイマイチ”というマイナスイメージが合ったように思います。
物件を調べるときにも、できるだけ築年数が新しいものを探す人が多かったのですが、最近になって事情がやや変わってきていると感じます。
資源を活かすということからも、リフォームやリノベーションが脚光を浴びるようになって来たからです。
実際に、基礎と柱だけを残してほとんど建て替えてしまうような場合でも、完全な建て替えでない限り『築32年、改修済み』と言った表示になります。
築年数15年以内として探していたら見過ごしてしまうような物件ですが、改修の状態によっては、まるで新築のような場合もあります。
築年数だけで賃貸探しをせずに、立地や改修の状況を見極めたほうが、より希望に沿った物件を見つけることが出来ます。
■築年数が経っている好立地物件は多い
都心では、好立地にある築年数の経った物件は意外に多くあります。
若いファミリー層を狙って、タワーマンションが次々に建てられましたが、そんな再開発の波にのることもなく、昭和な雰囲気を残したままの街や物件が東京には多く残されているのです。
こうした賃貸住宅は、駅が近く、立地の良いけれど築年数が経っていることが理由でなかなか入居者が決まらないことがあります。
最近では、こうしたやや古い都心の住宅をリノベーションして、昭和風の細い間取りをいま流行りのインテリアコーディネイトにマッチする間取りに変更、アクセントクロスでおしゃれ感をアップ、設備の入れ替えで清潔感や便利さを高める…と言った、『生まれ変わった築年数の経った賃貸』にも注目が集まるようになっています。
■築年数の経った住宅の魅力
・便利の良いところに建っている事が多い。
・リフォームをかけていると新築並みに清潔感がある。
・築年数が経っていても設備が最新式の場合がある。
・同じ立地の場合、賃料が安いことが多い。
・ターゲットを絞込み、個性をアピールできる物件がある。
山手線内側地域では、住宅が建て込んでいて新築出来ないエリアでも、築年数の経ったアパートやマンションをリノベーションして注目されています。
こうした賃貸の物件なら、割安な家賃で便利の良い都心に住めそうです。
築年数を新しいのだけで探していた方は、それを希望条件から外してみるだけで自分に合った意外と良い物件に出会えるかもしれないです。