都心暮らしといえばチェックしておきたい山手線沿線の家賃相場。
調べて見ると、手頃な家賃で住むことが出来るエリアや物件も登場していることがわかります。
山手線の家賃相場についてみていきましょう。
■住みたい街ナンバーワンは恵比寿…
大手不動産業者が実施したアンケート『住みたい街ランキング(関東編)』では、1位:恵比寿、2位:吉祥寺、3位:横浜、4位:武蔵小杉、自由が丘…と続き、6位:目黒、7位:池袋、8位:新宿、9位:東京、10位:二子玉川となっています。
このうち1位の恵比寿、6~9位の目黒、池袋、新宿、東京は山手線の駅で、ランキングの半分を占めています。
これだけ人気を集めているのだから家賃は高いのでは?というイメージがありますが、同じ山手線でも、比較的家賃に手頃感がある駅もあります。
もちろん、人気上位にランクインしているところはワンルームで12万円~、1~2LDKでは20万円を越えるものも少なくありません。
恵比寿、渋谷、品川、新宿ではこうした上位レベルの相場となっています。
人気の町として名前があがりやすいところは、便利でおしゃれというイメージがついています。
このため、家賃水準も高額になり、さらにブランドイメージが高くなり、あこがれが強くなることで人気が高まっているのでしょう。
■山手線の穴場駅とは?
ところが『山手線=都心=家賃が高そう』というイメージに反して、ワンルームで相場が10万円を切っている駅を紹介しましょう。
1位:日暮里7.94万円、2位:田端8.03万円、3位:大塚8.08万円、4位:駒込8.17万円と豊島区方面は安くなっています。
臨海エリアから離れた西日暮里、日暮里、鶯谷側は、7.94~8.54万円くらいの相場となっています。
タワーマンション開発などで注目されたエリアとは真逆になるだけに、家賃相場は抑えられている印象です。
東横線、田園都市線などの沿線と比べてむしろ安い家賃で住めるところも見つかりそうです。
■これからは鶯谷~入谷に注目が集まる予感
おしゃれで都会的な生活を期待させる恵比寿や、タワーマンション開発で注目を受けた武蔵小杉、ベイエリアに人気が集まっていましたが、都心回帰志向が高まったこと、商店街や歴史的なスポットが魅力となって、クールジャパンを味わえる台東区の良さが見直されています。
鶯谷周辺は、山手線沿線の中でも家賃が手頃な物件を探しやすく、最近では、あえて築年数の経った物件なども人気です。
ほどよく昭和の香りが残っている鶯谷周辺の魅力が見直され、注目が集まっています。