■広い部屋は便利?
賃貸物件に住んでいなくても、広々としたお部屋と書いてあるとどんな人でも気になることだと思います。
賃貸物件に住んでおり1人暮らしでは、広くとも1LDKもあれば十分と考えている方もつい気になってしまうでしょう。
広々とした空間は魅力的であり、その分スペースも十分に確保することができます。
反面、やはり小さな部屋よりも値段が高くなりやすい部分があります。
また金額面以外でも2LDKを選ぶ際には考えなければならないこともあります。
ここでは、2LDKを選ぶ際の判断基準について言及していきます。
■都内と一般的な2LDKの物件の判断基準
まず、家賃について相場を見ていきましよう。
2LDKの家賃相場は、鶯谷や入谷がある台東区は平均17万円ほどです。
一番平均家賃が高いのは、人気ランキングで上位に常にいる港区で平均29万円です。
同じ23区でも、江戸川区や練馬区と比較すると台東区は約2倍、港区は約3.2倍も高くなっています。
賃料と地価は比例するため、どうしても家賃は住む物件と立地に左右されます。
つまり、人が集中し人気のある場所では家賃は高い傾向にあり、その逆であれば家賃は低くなっていきます。
また、部屋の広さと家賃はもちろん大切ですが、たくさん部屋がある中で1つだけ値段の安い部屋も存在します。
そういった部屋は、どこかしらに大きな問題などある可能性があり、あまり積極的には選ばない方がいい場合もあります。
ちなみにですが、物件選びでは自分の月収の2~3割程度の家賃の物件を選ぶと丁度いいと言われています。
契約前から未納になる可能性があると保証会社の審査に通らない可能性があります。
賃貸契約を結ぶ時に、最近では保証人の制度ではなく保証会社と契約し審査しなければならないと規定しているところが増えてきていますので契約時には、必ず審査があるということを忘れないでください。
また、新居にしようと思っている物件について長く住もうと考えているのであれば、同棲や結婚して生活するところまでの長い期間で考えることも重要になります。
例を挙げると元々1LDKに住んでおり、「タイミングが来たら広い部屋に引っ越そう」と考えていても、実際には結婚や出産の準備に出費が重なってしまい結果として引っ越しが出来ないというケースは多々あります。
そのため、賃貸物件を借りて生活する際は、最初の部屋探しがとても重要となってきますので、十分気をつけましょう。
■2LDKを借りる際は様々な視点から
2LDKの部屋にするかどうかは、家賃と将来設計を考えて決める必要があり、全てを優先させる場合は家賃の相場がとても高くなる傾向にあるといえます。
しかし1LDKに比べると、2LDKの部屋であれば、将来的に結婚してもすぐ引っ越す必要性を感じさせない位の広さと機能性やスペースを備えている場合がほとんどです。
狭いと嘆くことも少なく、気持ち的に穏やかにのびのびと生活出来るでしょう。
賃貸物件の契約は人生の中でも大きな意味を持つ決断の一つです。現状の利便さだけを考えて決定するのではなく、数年先に起き得る事柄まで考慮しながら物件を選びましょう。