■本当に駅近くがいいの?
新居に引っ越そうと考えたとき、駅からの距離を重点に置いて物件を探す方も多くいらっしゃるかと思います。
それに加え、車の所有の有無に関係なく住むなら駅に近いほうが何かといいという意見をよく聞くのも事実です。
女性では夜の帰り道にあまり長い距離を歩かなくてもいいように等、安全面でのメリットもあります。
しかし、漠然と駅に近いことがいいことのイメージがあるのみで、よく考えてみると他にも大切な要素があるかもしれません。
今回は駅近くに新居を選ぶメリットとデメリットを紹介していきます。
■駅近くに居住するメリット
1つ目のメリットはなんと言っても交通の便が良い所です。
どのような不動産でも最寄り駅からどのくらい徒歩でかかるのかは記載されています。
つまり、それは交通の利便性が良い所を重要視している人が多くいるということでしょう。
近くに駅があれば、当然ですが電車も走っていますし、通勤や通学、遊びに行く際にも困ることは天災や災害以外ではあまりありません。
全ての交通手段が断たれるというのも、殆どないということをいざというときには思い出してください。
2つ目のメリットは、何をするにしても生活そのものの利便性が向上するところです。
駅の近くになると、立地的に人が多く集まることから多種類の店が立ち並び、用足しや買い物をするときの時間短縮になります。
重いものやかさばるものを買ってもすぐに運べる距離だと更に便利です。駅近くに商業施設ができているところも増えているので、若い人は特に駅近くにメリットを感じるかもしれません。
また、都内になると遅い時間でも電車が頻繁に走っているので、飲食店もそれに合わせて長い時間営業している店舗も多いです。
そのため、自分のライフスタイルを無理に変えずにいつでも食事をとることできます。
■駅近物件のデメリット
しかし、駅近くに新居を決める際のデメリットもいくつかあります。
1つ目のデメリットは人通りが多いためスリの被害に遭いやすく、誰が部屋に侵入しようとするかわからないことです。
残念なことに、人が多ければ多いほど犯罪率は高くなるのが現実です。
また、基本的に人通りが多いため通り魔などの目立つような犯罪には巻き込まれづらいですが、近年は重大犯罪の発端になる理由は軽薄化しています。
そのため駅前に住むのなら、家賃との兼ね合いはありますが、しっかりとした防犯対策の取られた物件を選ぶことをオススメします。
2つ目のデメリットは騒音です。
駅の近くということは基本的に線路の近くであり、電車が走る音が騒音と感じられる物件もあります。
騒音は睡眠を取るのに支障が出やすく、気になる人は眠れなくなるなどの被害状況もあり、車の音が聞こえすぎるなどの場合も防音対策の取られた物件を探す必要があります。
また、基本的に駅近くは家賃が高いものですが、騒音が原因で家賃が抑えられていることもあることに気をつけてください。
■メリットもデメリットも理解したうえでの物件選びを
駅近くに住むことは、生活の利便性を向上させることにつながります。
つまり、何をするにも便利な点が多いため、家賃が高くとも駅周辺を選びたいという方が多くいるのです。
しかし、メリットもあればデメリットも存在しているため、賃貸物件そのもののセキュリティの高さや防音対策、騒音の環境など様々な面を総合的に考えて物件を契約しましょう。