物件を借りる際、内見をせずに契約までしてしまう方はなかなかいらっしゃらないでしょう。
内見というのは、内部見学の略称であり、引っ越しを検討するために、実際に希望した部屋を見に行って確認することです。
内覧という言葉もありますが意味は同じであり、内見は居住希望者と不動産会社両方にとって大切なことです。
ここでは、そんな内見のチェックポイントについて言及していきます。
■心配性の方にオススメ!内見で確認する部屋の重要ポイント
内見をする際には、チェックしたいこと・持っていった方がいいものがいくつかあります。
具体的にはメジャー、カメラ、ビー玉、方位磁石、筆記用具の5つです。いずれに関しても必須とまでは言いませんが徹底的に調べたい人は持っていくといいでしょう。
メジャーは引っ越しをする際に荷物が入らない、今持っている家電や家具では部屋が狭いなどのトラブルを防ぐために使います。
実際の寸法を測らないと、設置個所の奥行やカーテンレールの長さ・カーテン自体はどのくらいの長さが必要なのかわかりません。
また、不動産屋からもらった募集図面の情報だけでは分からなかったことを明確にすることで、より住みやすい部屋にすることができます。
カメラはスマートフォンで構いません。
なぜ、カメラが必要なのかというと実際にいろいろな場所に内見に行く際には、複数の物件を内見される方が多いと思いますので、物件の記憶の混同防止や確認のためです。
また「入居した時からあった傷や汚れなのに、自分のせいにされ自分ではない証明ができなかったため請求されたお金を払った」というケースを防ぐ為にもできるだけカメラ機能で撮影しておきましょう。
これは実際に入居する部屋が決まったときに行えばいいことですが、あらかじめどこに傷が付いていたかなどチェックをしておくといいでしょう。
もし入居前に傷やシミなどがあれば写真や動画で自分がやったものではないという証拠として残しておくことをお勧めします。
ビー玉や方位磁石については、部屋の傾き具合や窓のある位置を確認するために使います。
ちなみに、人間の体は水平を保つように出来ており、住む場所そのものが傾いている場合、人間は自分の体を歪めてまでその傾きに合わせようとするので様々な無理が体に悪影響をもたらします。
筆記用具はメジャーで計った長さや感じたこと・思ったことなどを記入するために使います。
内見の際に物件名をわからなくなることはないと思いますが、契約でも物件のことでも気になる事項は自分の中で整理しておくことがとても大切です。
■自分を守るための内見
内見をするのは自分の希望する部屋について、自分の過失がないことを証明するためでもあり、自分のより良い暮らしの為には欠かせないものです。
また、建物だけではなく建物の周辺状況を確認しておくと引っ越した後で騒音に悩まされるなどのトラブルを回避することができます。
このように、うっかり確認を忘れがちなことやあまり知られていないチェックポイントがありますので、心配性の方は特に部屋を選ぶ際には気を付けて選ぶようにましょう。