賃貸物件を探そうとした場合に、何をポイントにして探しますか。
最寄り駅、築年数、間取り、部屋の広さなど、人によって重視するポイントは様々だと思います。
しかし、どれだけ理想の物件に出会えたとしても家賃の支払いが出来なければ意味がありません。
したがって家賃は物件選びの重要なポイントとなります。
そして、この家賃は支払いの元となる年収によって制約を受けることとなるのです。
■家賃相場とは
家賃相場とは、エリアごとに把握される概ねの賃料水準のことをいいます。
この家賃相場に間取りや築年数などといった賃貸物件固有の特徴が勘案されて賃料が決まるのが通常です。
当然ながら、お洒落なイメージなどで人気が高いエリアとなれば、賃料相場自体が高くなります。
したがって同じエリアの中で賃料相場よりも格安な物件を探そうとなると、築年が古く、ほとんど日が当たらないなどの何らかの理由がある物件ということになるのが通常です。
■年収と家賃相場
家賃の年収に占める割合は2~3割程度を目安にすると良いとよく言われますが、自分自身の生活プランをしっかりと考えた上で家賃の上限を決めるようにしましょう。
家賃は月々の支出のなかで大きな割合を占めるだけでなく、固定費なので工夫によって減らすということができないからです。
例えば年収600万円のケースを考えてみた場合、3割であれば180万円、2割であれば120万円でその差は60万円となります。
年間60万円は生活に対する余裕に大きな影響を与えるといって良いでしょう。
■重視するポイントを再吟味
重視するポイントがエリアであり、これは譲れないということであれば仕方ありませんが、幅広い視点をもって物件探しをするということもお勧めです。
例えば人気のあるエリアだと築年が古く、1Fで日がほとんど入らないというような物件しか賃料水準から検討することができなかったとしても、エリアを変えれば同じ広さで築浅、南向き、上層階の物件も選択肢に加えることができるようになることがあります。
入谷、鶯谷のエリアであれば、日比谷線、山手線の利用により都心部の主な駅へのアクセスが良好でありながら、1K~1DKのお部屋で上野駅周辺の物件と比較して1万円以上安い家賃相場になっています。
渋谷、品川と比較すれば、家賃相場の差は一段と広がります。
同じ家賃でも新しく広い部屋に入居が可能となり、同じグレード、広さの部屋でも家賃が1万円以上安くなれば、生活はずっと楽になります。
誰もが憧れるエリアも良いかもしれませんが、入谷、鶯谷のエリアも知れば知るほど十分な魅力を供えた街です。是非、ご検討ください。