入谷エリアは意外と住みやすいということを耳にしますが、この点について今回は考察してみたいと思います。
■「意外と」の意味するところ
入谷エリアは近くの鶯谷駅前がホテル街になっていることや、上野や浅草などの繁華街に近く、治安が悪いのではないかというイメージを持たれている方がいることが「意外と」という言葉を使っている理由のひとつです。
しかし、入谷エリアはどちらかというと商業エリアというよりは住宅街であり、特に根岸界隈はかつてお金持ちの方々の隠居場所として人気があった地区ということもあり、閑静な佇まいを残しています。
■住みやすさとは
住みやすさとはどのようなものなのでしょうか。
色々な考え方があると思いますが、ここでは安全性、利便性、住環境を中心に見ていきたいと思います。
安全性とは安心して生活が送れることであり、居住しているエリアの犯罪発生率、病院が近くにあるかなどによって左右されます。
入谷エリアの犯罪発生率は警視庁の犯罪情報マップで確認する限りにおいて決して高くはありません。
治安が悪いというのはイメージ先行ということが分かります。
病院については徒歩圏に総合病院の台東区立台東病院あり、個人医院がエリア内に点在していますから、病気の際に困るということは無さそうです。
利便性は、都心への交通利便性、店舗の種類や多さによる生活利便性が大きな要素となります。
交通利便性は日比谷線入谷駅が最寄り駅のエリアであり、更に徒歩圏にJR山手線・京浜東北線の鶯谷駅があればそこから主要な駅へのアクセスは良好であり、申し分ありません。
店舗の種類や多さも、スーパーやコンビニが駅周辺にあり、商店街も活気がありますので日々の生活に困ることはないでしょう。
住環境は好みにも左右されるところではありますが、入谷エリアには特に嫌悪されるような施設はありません。
夜中まで騒がしい繁華街というものはなく、住宅街として落ち着いたエリアであるといえます。
ただし、昭和通りなど幹線道路の自動車の騒音などを気にされる方がいらっしゃるかもしれません。
また、下町という特性があり、地域との交流に面白みを感じる人には更なる魅力となることでしょう。
■家賃相場も住みやすさのひとつ
入谷エリアの住みやすさとして、もう一つ賃料相場が安いことも挙げられます。
どれだけ住環境が素晴らしいとしても家賃が高過ぎるとなれば住むことができませんし、無理して住んでしまうと生活に余裕がなくなり暮らしにくくなってしまいます。
入谷エリアは上野エリアと比較すると1K~1DKのお部屋で1万円以上安い家賃相場となっています。
金銭的な余裕は生活のしやすさに繋がります。是非ともご検討ください。