東京メトロ日比谷線入谷駅は、2015年度一日平均駅別乗降人員が31,184人で、東京メトロ130駅中107位となっています。
相対式のホームで2面2線の地下駅で1961年3月28日に開業となりました。
出入口は1~4番まであり、1番、2番は上野駅側に3番、4番は三ノ輪駅側に設置されています。
この日比谷線入谷駅の駅前はどのような様子なのでしょうか。
■昔ながらの商店街のある駅前
1番出入口から言問通りに沿って「入谷中央商店街」があります。
この入谷中央商店街は通称「あさがおロード」ともいいます。
この商店街は、幹線道路沿いの両側の歩道部分沿いに商店が並んでおり、道の両側に店舗が並び人や自転車が道を行き交う商店街とは異なります。
歩道部分には朝顔のタイル絵が設置されています。
また、商店街の先にはスカイツリーを見ることもできます。
店舗はチェーン店から個人商店まで種類も多岐に渡っていて活気が感じられます。
また、3番出入口から区立大正小学校までは「入谷金美館通り商店街」となっています。
当該通りは、根岸、鶯谷から吉原へと向かう道として古くから賑わってきました。
商店街の名前の金美館はかつて存在した映画館の名前であり、昭和22年に商店街の名前に使用されました。
通り沿いには飲食店、食品販売店などが多く見られるほかスーパーマーケットなどもあったりします。
■駅前周辺に目立つ高層マンション
商店街ではありませんが、入谷駅の出入口を通る昭和通り沿いにも店舗が並んでいます。
しかし、それ以上に目立つのは高層マンションの多さです。
特に幹線道路沿いには1階を店舗とした高層マンションが多く建築されています。
2000年度には24,013人であった入谷駅の1日平均乗降人員数が15年で約7,000人増えていることからも、周辺の人口の増加に高層マンションが一役買っていることに間違いは無いでしょう。
■落ち着いた雰囲気を持つ入谷駅前
入谷駅周辺は住宅街が多く、駅前も商店街を中心に周辺の居住する方々を対象としている店舗が多いという印象を受けます。
店舗の多さや種類から考えても日々の生活に困るようなことはありません。
また、若者が多く集まるような施設もなく、オフィス街でもないことからサラリーマンも多くはおらず、落ち着いた雰囲気となっており、住みやすさを感じさせてくれるエリアとなっています。
一方、通勤や通学を考えたとき、入谷駅自体が日比谷線の駅なので都心へのアクセスも良好で、またJR山手線の鶯谷駅なども近くにあるため非常に便利です。
そんな入谷エリアに住むということを選択している人が増えていることは、入谷駅の乗降人員数の増加を見ても明らかです。
もし、入谷というエリアに興味が出てまいりましたら、是非チェックしてみてください。