希望する条件を満たしていても、最低限の立地をクリアしていなければ、大変な生活が始まってしまいます。
もっと細かくチェックしておけば良かったと後悔しないためにも、4つの立地条件を覚えておきましょう。
1つ目は交通アクセスの選択肢です。
学校や会社がA駅にあるなら、そのA駅を通るB鉄道路線から賃貸部屋を探そうとするかもしれません。
それでは、B鉄道路線が一時的にストップしてしまったらどうしますか?
人身事故や災害の影響により、到着した時点で運行休止していれば、学校や会社に向かう手段がタクシーに限られてしまいます。
よって物件の周辺にA駅よりは離れているが、別の鉄道路線が走っているのか、主要駅を目的地としたバスが存在するのかが重要となります。
次に近隣施設の充実度です。
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、図書館や学校、役所、道路、金融機関などが該当します。
契約を済ませて新生活が始まれば、そこで生活を送ることになります。地方に行くほど関連施設の数は減っていきますので、注意しましょう。
もちろん、存在するだけではダメです。
きちんと駅から家までの間に、必要な施設があるのかを確認してください。
そして便利すぎる立地だからこそ生じる、デメリットも検討しましょう。
車が趣味の人は、大型道路が自宅前を走っている場所を選ぶかもしれません。
利便性には優れていますが、交通量が激しいということは、騒音問題や排気ガスによる影響を少なからず受けます。
買い物が便利という理由で、繁華街や商店街から近い部屋に住めば、騒音と同時に防犯上の問題も出てきます。
そういった点から賃貸の部屋探しのコツとしては、賑やかな場所から少し離れている住宅街の物件を選ぶというのも一つの選択肢でしょう。
また、ご自身の趣味と生活サイクルから、最適な立地条件を見つけましょう。
家賃が低くなると、部屋の壁は薄くなりがちです。
音楽を聴いたり、映画鑑賞が趣味なら、音漏れにより隣人から苦情が来るかもしれません。
勤務体系が夜勤のように、人とは少し異なっているなら、寝る時間帯に騒音が起こることも考えられます。
賃貸のアパートやマンションで生活するということは、1つ屋根の下で暮らしている居住者の存在も忘れてはいけません。
他人のプライベートもきちんと意識して、そのエリアの生活サイクルが自分と合っているのかも気にしておくべきポイントとなるでしょう。
物件周辺の雰囲気を調べるために不動産屋と契約を済ませる前に、昼と夜の2回は物件の状況を見に行くということをオススメします。
☆賃貸物件をお探しの方へ
☆賃貸物件をご所有の大家さんへ