突然の転勤など急に引っ越しが決まると、時間がない中で何から手をつければ良いのかわからなくなることがあります。
その結果、バタバタするだけで重要な手続きができていなかったなどの不備が生じる可能性もあるでしょう。
そうならないために、ここでは「引っ越しが決まったらすぐにやること」「引っ越し前日までにやること」「引っ越し後にやること」をそれぞれ整理して解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら引っ越しが決まったらすぐにやることとは
転勤や進学などで引っ越しが決まった場合、すぐにやることとしては新居探しがあります。
とくに春先など繁忙期に条件の合った物件を探すには、早めの行動が必要です。
その後、引っ越し業者選びと引っ越し日の調整となります。
引っ越し業者はいくつか候補を挙げて、それぞれ見積もりを取ったうえで条件の良い業者に決めると良いでしょう。
引っ越し業者と引っ越し日が決まれば、その業者で梱包用の段ボール箱を調達できる場合は譲ってもらい、難しい場合はホームセンター・ドラッグストア・スーパーなどで購入または譲り受けて、荷造りを始めていきます。
荷造りの際は、「一番最初に開ける箱」を作っておくと便利です。中身はトイレットペーパー・ティッシュ・充電器・延長コード・簡易掃除グッズ・洗面用具・タオル等。荷造りの一番最後まで開けたままで作業して、最後に蓋してダンボールに分かりやすく油性ペンで書いて搬出すれば、引っ越し先ですぐに使えます。
また、現在住んでいるのが賃貸物件であれば、解約手続きが必要となります。
解約手続きのときに管理会社と相談することは、退去に際しての立ち会い日をいつに設定するのか、退去月の家賃や光熱費などの割合、そして鍵の返却についてなどです。
そしてあらためて部屋の中を確認してみると、新居に持っていく必要のない家具や家電があることに気づいたりするので、その処分は早めに準備しておきましょう。
不用品の処分は、持ち運べる粗大ごみであれば自治体が指定した処分場へ持ち込み、自力で持ち運ぶことが難しい場合は、処分業者へ引き取りを依頼することになります。
粗大ごみ以外のものは、リサイクルショップや買取店へ持っていき、少しでも換金できればそれを引っ越し費用に充てることができます。
不用品を処分する一方で、新居のレイアウトを考えておくことも必要で、そのレイアウトに合った家具の配置を決めておけば、新たに買い揃えるものも探しやすくなるでしょう。
また、新居でインターネット回線を使用する際は開通工事が必要となる場合があり、工事の予約が必要となります。開通工事に1か月近くかかることもあるため、早めに手続きをすることが大切です。
引っ越しが決まったら漏れや忘れ物がないよう、やるべきことを記載した「やることリスト」を作っておくこともおすすめの方法です。
カレンダーでも良いので期限と要件を書き入れておくと便利ですよ。
【引っ越しが決まったらすぐにやることリスト】
・引越し業者の手配と荷造り
・賃貸物件の場合、解約手続き
・不用品や粗大ごみの処分
引っ越しが決まってから前日までにやることは
遅くとも引っ越しの前日までには荷造りを終わらせ、最後はバッグひとつに収まるくらいのものだけにしておきましょう。
冷蔵庫を搬送するときは、冷蔵庫内の氷や霜が解けて電気系統部分に流れ込んで故障することがあるため、前日にはコンセントを抜いて解けた水をしっかりと拭き取っておきましょう。
冷蔵庫と同じように洗濯機も水漏れを起こしやすいため、こちらは水道栓を閉めた状態で運転させ、その後脱水をおこなえば水抜きができます。
荷造りを終えたら部屋の掃除をして、なるべくきれいにしておくことで退去時に管理会社への印象もよくなり、それが原状回復の費用にも関わってきます。
また、今までお世話になった近隣の方と、これからお世話になる転入先の近所の方への挨拶回りに携える手土産を購入しておくこともおすすめします。
そしてライフラインの解約手続きは、電気と水道に関しては、電話やインターネットで解約手続きができます。ガスに関しては、電話かインターネットで解約の申し込みをしたうえで、オートロック式の建物の場合やガスメーター設置場所まで立ち入れない場合は、ガスの閉栓作業への立ち会いが必要となります。
また、郵便物の転送手続きについても申し込みから転送開始までに数日を要するため、1週間前までに済ませておくと安心です。郵便局でも手続きできますが、インターネットでも可能です。
そしてなるべく早い段階でおこなっておくべきことが、市区町村役場への転出届の提出です。転出届には転出と転入の予定日や引っ越す家族の名前などを記載します。市区町村役場へ行く際は、国民健康保険や印鑑登録廃止等の手続きを同時に行うと便利です。
子どもがいる家庭であれば転出届と同時に転校の手続きも必要となるため、在学証明書と教科用図書給与証明書を学校から発行してもらいましょう。
こうして引っ越しの当日を迎えると引っ越し業者が到着次第、荷物の搬出となります。
荷物の搬出は業者がすべておこなってくれるため、とくに搬出を手伝うことはありません。
掃除は前日までにある程度はおこなっておきますが、荷物を運び出した後の家具の裏に溜まったホコリなどがあるため、できる限り綺麗な状態にしておきましょう。
家具等を運び出した後に掃除をする際、電気や水道を使うことがあるため、元栓は開けたままの状態でも問題ありませんが、掃除が終われば水道の元栓を閉め、電気に関してはブレーカーを落としてください。
その後、お世話になった近隣の方へ挨拶回りをして、直接会えた方にはお礼をいい、不在の場合はメッセージを添えて郵便受けなどに入れておくと良いでしょう。
それまで住んでいたところが賃貸物件であれば、管理会社の退去立ち会いがあり、ここで最終的な確認をして、原状回復の調整をおこないます。
引っ越し先では、荷物の受け取りをおこないますが遠方であれば翌日か翌々日になることがあるため、その予定日に合わせて現場に到着しておく必要があります。
そのとき引っ越し先の室内がきれいな状態に見えても、無人で換気もできていない状態が続いているため、窓を開けて掃除をしたほうが良いでしょう。
そして引っ越し業者が到着すれば、大型の家具や家電は業者の方に運んでもらうのが無難で、あらかじめ配置を決めておき、そこへ設置してもらいます。
荷物を搬入する前やその最中にインフラの開通作業をおこないますが、ガスの場合はガス会社の立ち会いが必要になるため、引っ越し当日から使えるようあらかじめ手配をしておきましょう。
その後、近隣への挨拶を済ませることができれば、無事新生活がスタートします。
【引っ越し2週間前~当日にやることリスト】
・転出届の提出
・ライフライン旧居の停止手続きと新居の利用開始手続き
・郵送物の転送手続き
・賃貸物件の場合、旧居の掃除と退去立会
・ご近所への挨拶
引っ越しした後にやること
引っ越し後にやることとして優先すべきものが転入届の提出です。
転入届の提出は転居後2週間以内であればいつでも良いのですが、できるだけ早くおこなってください。
早めにおこなう理由としては、転入先でのさまざまな手続きに住民票が必要となるためで、管轄の市町村役場へ転入届を出したときに、住民票も何通か取得しておきましょう。
子どもがいる場合も同じように市町村役場へ在学証明書と教科用図書給与証明書を持っていけば、転入学通知を受け取ることができます。
この3つの書類を転入先の学校へ提出すれば、あとはその学校が手続きを進めてくれますが、あらかじめ連絡をいれておくとスムーズに処理が進みます。
また各手続きで市町村役場へいった際、待ち時間や時間的に余裕があれば、印鑑登録も同時に済ませておくと後々の手続きが省け便利です。
ほかにも引っ越し後なるべく早い段階でやるべきこととしては住所変更があります。
まず国民年金や国民健康保険、マイナンバーカードなど重要なものからおこなってください。
そして運転免許証はもっとも身近な身分証明書であるため、こちらもできるだけ早めに住所の書き換えをしておく必要があります。車やバイクを持っている場合は車検証も住所変更をすることになります。ただし、車の購入先が代行してくれる場合、住所変更を任せるとひとつ手間が省けます。
クレジットカードや銀行、各種サービスにおいても住所の切り替えをしますが、このとき不要なサービスを見極めて、退会や解約を検討するのも良いでしょう。
最後にペットを飼っている場合、飼い犬は住所登録と狂犬病の予防接種が義務付けされているため、引っ越し先の市町村役場や保健所に住所変更の届出が必要です。
【引っ越し後にやることリスト】
・転入届の提出(2週間以内)
・国民年金、国民保険、マイナンバーカードの住所変更
・免許証の住所変更や車庫証明の提出
・銀行やクレジットカード、各種会員登録の住所変更
まとめ
引っ越しが決まったらあわただしく日々が過ぎていくため、つい忘れてしまうこともでてきます。
やることリストの作成により、手続きなどをスムーズに進められ、余裕も生まれてきます。
この記事をぜひ参考にしていただき、各段階でのやることを確認しながら、引っ越しを進めてもらえたら幸いです。
1940年創業、台東区・荒川区で地域密着
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