家の住み替えなどで空き家となってしまった物件がある、あるいはこれから引っ越しをするため今住んでいるところが空いてしまうといった場合、売却を考える方は少なくないでしょう。
ただ、問題はその物件が確実に売却できるのかということです。
このとき成約率を上げるための一つの方法として、オープンハウスがあります。
ではオープンハウスとはどういったものなのかをみていきましょう。
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所有する家屋の売却をお考えの方にとって、もっとも悩ましいのがそもそも売れるのかということと、売れるとしてもどれくらいの期間がかかるのかということでしょう。
こういった悩みを解消するための売却活動の一つとして、不動産会社からオープンハウスを勧められることがあります。
ではそのオープンハウスとはどういったものなのでしょう。
これは一戸建てを完全に開放し来場者が中を自由に内覧できるようにすることで、マンションの場合はオープンルームと呼び、不動産会社の担当者が対応にあたってくれます。
まだそこに住んでいる場合は、来場者の訪問日に合わせて家を空ける必要があり、その際は掃除や片づけをして中を見やすくしておくことになります。
すでに引っ越しをしていて、そこに住んでいない場合はどうしても殺風景になり、生活のイメージをつかみにくくなりますので、ショールーム風に家具を配置することもあります。
物件自体を魅力的にアピールすることが重要で、これにより売買価格にも影響がでて、売れるまでの期間にも違いが出てくるわけです。
このオープンハウスは現地で「見て」「確認して」その場で「検討できる」ため、早ければその日のうちに「決断して」「購入申し込み」となることも珍しくはありません。
所有者としては来場者が多く見込めそうな日を想定し、その来場者にアピールできるような演出を施すことが売れやすくする鉄則と言えるでしょう。
では演出方法についてですが、やはり重点を置くべき場所は玄関とリビングとなり、来場者のほとんどはここでの印象を強く持つことになります。
そのため玄関には鉢植えの配置や、おしゃれな靴ベラをかけたり、ルームフレグランスで心地良い印象を与えるのが効果的です。
リビングはそこに住む家族がどのような生活をしているのかがわかる空間ですので、夫婦のくつろぎなどテーマを決め、たとえばワイングラスなどを置くと良いでしょう。
また女性の方は水回りをとくに重視しますので、清潔感とおしゃれな感じを大切にして、小物でアレンジをくわえると好印象を持たれます。
不動産の売却でオープンハウスにするメリットについて
不動産の売却でもっとも気になるのが成約までの期間で、その期間が長くなる一つの原因として、不動産会社のHPやチラシなどではわからない部分が多いことが挙げられます。
そのため決断するまでに時間がかかったり、他の物件を選んだりすることがありますが、オープンハウスの場合、内覧ができますので物件の状態が把握しやすく決断も早くなります。
またオープンハウスは自由に来場できますので、複数の来場者があった場合も同時に内覧ができますので時間的な無駄がなく、これも早期決断に効果的でしょう。
早期売却は、なるべく多くの方に見てもらうことがそのコツとなりますが、オープンハウスであれば、予約も必要ないのでたまたまとおりがかった方など多くの方に見てもらえます。
このように来場者が多く訪れることで、購入希望者が複数人出てくることも珍しくはなく、その場合、他の方に買われる前にという心理が働き、成約率が上がるのもメリットです。
不動産の売却は売れない状態が続けば価格を下げる方向になってしまいますが、オープンハウスであれば次から次へと来場者がありますので、希望価格を下げる必要がありません。
また来場者が多いということは、その分さまざまな意見を聞けるということにもなり、たとえ売れなくともその後の早期改善につなげることができます。
内覧できるという点では展示場のモデルハウスがありますが、雰囲気が苦手という方も多く、オープンハウスの開放的な感じを好む方も少なくはありません。
オープンハウスの特徴として家人が不在ということがあり、そのため来場者は心置きなくゆっくりと細部までチェックができますので、信用といった面でも効果があります。
住宅の築年数が経つほどにでてくる劣化部分は、丁寧に修繕しておくことで逆に好印象をもたれます。
他のメリットとしては、実際にそこに建っている物件ですので、日当たりや周辺環境などが確認でき、買い手として購入後のイメージがつかみやすくなります。
住んでみてよかった点や後悔した点など、買い手として知りたい部分については、不動産会社の担当者が説明してくれますので、売主が直接来場者と接することもありません。
不動産売却をする際のオープンハウスのデメリットについて
不動産の売却にオープンハウスは効果的ではあるのですが、逆にデメリットや注意点もありますので、マイナス面もしっかりと理解しておく必要があります。
まず自宅をオープンハウスにしていることが、近所に知られることになりますので、これを恥ずかしいと感じるのであれば、不動産会社と相談してやり方を再検討してください。
通常は空き家を開放するわけですが、まだそこに住んでいる状態で週末だけ内覧できるようにするという場合であれば、その日だけ住人が家を空けなければいけません。
このとき週末に家でくつろぐことができませんし、そこに合わせて毎週家の中を大掃除する必要もでてきますので、意外と労力が必要となる点もデメリットと言えるでしょう。
まだ居住しているケースでのデメリットとして、家の中を他人にじっくりと見られるので、正直見られたくないところもあり家人としては不安な面もあるでしょう。
週末だけの開催であっても、それを知らない来場者が日常生活を送っているところに、不意に訪れることもありますので、その対応に追われることもないとは言えません。
また不動産会社によっては、人件費や広告宣伝費などをその会社が負担することになる理由から、オープンハウスを受け持つことを嫌がるところもあります。
ただこれは費用対効果の話になりますので、集客力に自信のない不動産会社であるほど消極的であるとも言え、逆に積極的な不動産会社ほど集客力があるということになります。
担当している不動産会社にとっては、集客ができるイベントとも言え、自社の宣伝広告という意味合いもありますので、その点は理解しておく必要があります。
不動産会社がチラシを配布するのであれば、記載されている内容が合っているかどうか、必ず事前の確認をおこなうことも売主としてやるべきことです。
また、なかなか買い手が見つからない場合は、何らかの原因がありますが、ほとんどの場合、売り出し価格が高いと思われていますので、相場と合わせなければいけません。
まとめ
今回は不動産の売却ですすめられるオープンハウスについてと、オープンハウスのメリットとデメリットをご紹介しました。
内覧をすることができ、物件状況を把握できるメリットがポイントです。
いくつかデメリットや注意点も合わせて紹介しましたので、不動産の売却をお考えの方はご参考にしてみてはいかがでしょうか。
城北商事不動産部では、オープンハウスの提案も含めたお客様に合った売却をサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
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1940年創業、台東区・荒川区で地域密着
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