お部屋探しをしていると、時折「分譲賃貸マンション」という言葉を見かけることがあります。
一般的な賃貸マンションと分譲賃貸マンションは、どのように違うのでしょうか。
ここでは分譲賃貸マンションとはどんな物件なのか、またメリットや注意する点などについて解説いたします。
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分譲賃貸マンションとは、分譲としてマンションのお部屋を購入した方が賃貸物件として貸し出しているものです。
分譲賃貸マンションになる理由には、購入後なんらかの理由によりそのまま住み続けることができなくなったり、元々賃貸目的で購入していたりなど、さまざまなことが考えられます。
分譲賃貸マンションはどこで探せるの?
ネットで一般的な賃貸マンションと同じ場所に掲載されています。
しかし分譲賃貸マンションはその特徴から一般的な賃貸マンションよりも数が少ないです。
もしも自分が求めているような分譲賃貸マンションが見つかったときは、できるだけ早く内見できるように手続きをすることをおすすめします。
条件の良い分譲賃貸マンションはすぐに借主が見つかってしまうかもしれません。
分譲賃貸マンションを借りるメリットとは?
分譲賃貸マンションとは非常に人気が高い賃貸物件です。
見かけたときに早めに対処をしなければ、すぐに他の方に借りられてしまう可能性があります。
その理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
設備が整っている
分譲マンションは本来は何十年も暮らせるように一般的な賃貸マンションよりも内装や設備がしっかりしています。
分譲マンションは高額な買い物です。
ですからそれに見合ったような内装や設備でなければ売れないので、クオリティが高くなっています。
たとえば食器専用機や浴室乾燥機、浴室テレビが付いているなど、一般的な賃貸マンションにはついていないような設備があるのが大きなメリットと言えるのでしょう。
一方、賃貸マンションは基本的に不動産投資が目的で建てられています。
不動産投資の魅力はリターンが大きいことで、逆に言えばリターンが小さいようでは誰も手を出しません。
そのため、賃貸マンションは大家が大きなリターンを得るために、必要最低限の内装や設備にするのが一般的です。
構造がしっかりしている
分譲マンションは何十年間も住むことを前提にしているので、壁や床などの構造などがしっかりしています。
ですから防音性なども高くなっているので騒音に関する住民トラブルも起こりにくいですし、耐震性や耐火性が一般的な賃貸マンションよりも優れているというメリットがあります。
管理人がいる物件もある
分譲賃貸マンションには管理人が常駐している物件も多いです。
管理人が居るメリットには、共用部分の廊下やエントランス、ゴミ捨て場などが清掃されるので常にきれいな状態であることや不審者が近づきにくいなどが挙げられます。
そのため、一般的な賃貸マンションよりも安全性が高いと言えるでしょう。
セキュリティがしっかりしている
分譲賃貸マンションの多くには、防犯カメラやオートロックがあったり、お部屋の鍵がディンプルキーと言う防犯性の高いものが使われていることが多いです。
また、エレベーターにもフロアカットと言う指定したフロア以外に停止しない機能が備わっていることもあります。
賃貸マンションのなかにはセキュリティ面が弱いものもあります。
そういった意味で分譲賃貸マンションのほうがセキュリティ面に関して優れていると言えるでしょう。
住人トラブルが起きにくい
分譲マンションは長年住み続けるつもりで購入されている方がほとんどです。
また構造がしっかりしていて、防音性も高いので隣の部屋や上下階による音のトラブルは起きにくいです。
住人の方も穏やかに住み続けられるようにマナーやルールをきちんと守る方が多く、住民同士のトラブルが起こりにくいのもメリットの1つと言えます。
分譲賃貸マンションを借りる際の注意点とは?
分譲賃貸マンションにはメリットが多いような感じを受けますが、契約をする前に気を付けるべき注意点も存在します。
この注意点を踏まえずに契約をしてしまうと後悔することになるかもしれません。
ではどんなことに注意をすれば良いのでしょうか?
一般的な賃貸マンションよりも家賃設定が高い
分譲賃貸マンションは、一般的な賃貸マンションよりも設備や構造の作りが良いものになっています。
ですからその分家賃が高めの設定になっていることが多いのです。
また、オーナー自体が修繕積立金や管理費を払わなくてはいけないため、そのコストの分家賃が高く設定されていることもあります。
賃貸期間が限られている場合もある
分譲賃貸マンションのなかには、オーナーが転勤などで一時的に住むことができなくなったため、その期間だけ賃貸物件にしているものもあります。
この場合、オーナーが再び購入したマンションに住めるようになるまで、という期限が設けられているのです。
そういったケースでは、どんなにそのお部屋を気に入って長く住み続けたいと思っても、定められた期限までしか住むことはできません。
契約形態が「一般契約」になっていれば入居者は住み続けることが可能ですが、「定期借家契約」になっている場合は契約期限がくると退去をしなくてはいけない可能性があるので注意が必要です。
オーナーとのトラブルが起きる可能性がある
分譲賃貸マンションのオーナーと言うのは、不動産業者と違って賃貸物件の取り扱いについて素人であることが多いです。
一棟の賃貸物件であれば不動産会社に管理委託をしているケースが多いですが、分譲賃貸マンションの場合は大家さんが自主管理のケースもあります。
そのため、たとえばマンションの修繕や備え付けの設備の取り換えが必要になったときに、どちらが費用を負担するのか、対応はどうするべきなのかの判断が一般的な賃貸物件よりも遅いこともあります。
また、分譲マンションは一部屋ごとにオーナーが異なるので権利関係が複雑になりやすく、賃貸物件ならすぐに対応できるようなことにも時間がかかる可能性もあります。
マンションは住んでいればなにかしら不具合が起きます。
家賃の滞納はしないという基本的な行動はもちろん、何か不具合が起きた時も分かりやすく状況を伝えて迅速に対応してもらえるよう心掛けましょう。
マンションの規約とオーナーの提示している規約が異なる場合がある
たとえばペットが飼えるマンションだったとしても、オーナーの意向により飼育禁止になっているなど、マンションの規約が必ずそのまま使われているわけではないこともあります。
逆に、オーナーから許可されていたことが実はマンションの規約ではNGだったという可能性も0ではありません。
確認しないままに住み始めるとトラブルに発展する可能性もあります。
契約前にマンションの規約とオーナーの提示している規約に違いがないか、不動産会社にきちんと確認しておきましょう。
グレードの低い内装や設備の分譲賃貸マンションもある
すべての分譲賃貸マンションの内装や設備が良いわけではありません。
分譲マンションのなかには賃貸マンション同様に不動産投資を目的とした物件もあります。
その場合、一般的な賃貸マンションとさほど変わらないようなグレードの内装や設備の場合もあるのです。
内容や設備はインターネット上の写真や図面である程度は確認できますが、間違っている可能性もあります。
借りてから後悔することがないように、気になった分譲賃貸マンションは、必ず中を見て確認してから契約するようにしましょう。
まとめ
分譲賃貸マンションはお部屋の設備や構造が一般的な賃貸マンションよりも良い部分がたくさんあります。
しかし、家賃が高く設定されていたり、大家さんがまた使用したいと考えている部屋では契約期間が限られるなどの注意点もあります。
とはいえ分譲賃貸マンションはグレードの高い物件が多いので、一般の賃貸物件より快適に住める可能性が高いです。
ご自身の予算感や価値観にあわせて、過ごしやすい素敵な物件探しをしてください。
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1940年創業、台東区・荒川区で地域愛着
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