冷蔵庫の選び方と言えば、容量や扉の開き方、お気に入りのメーカーなどさまざまな要素が考えられます。
現在は省スペースで大容量タイプや電気代が安い省エネタイプ、急速冷凍など魅力的な機能が多く見られますが、賃貸の場合は性能以外にも選び方のポイントがいくつか挙げられます。
今回は賃貸向けの冷蔵庫の選び方や、賃貸ならではの注意点などをご紹介いたします。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸で冷蔵庫を購入する際に選び方を気にする理由
キッチンに置きたい冷蔵庫を考えたとき、最初にどんなイメージが浮かぶでしょうか。
性能はもちろん、キッチンの大きさに適した冷蔵庫や空きスペースの考慮など選ぶ要素は多いですが、賃貸の場合は搬入経路を考えなくてはなりません。
特に2階以上の階層に住んでいる方は、購入前に搬入する予定の通路の幅を測り、冷蔵庫の幅や高さも確認しておく必要があります。
また、選ぶ際に気をつけたい点は搬入経路だけではなく、冷蔵庫の「冷やす」以外の使い道について。
その一つが「冷蔵庫の上に家電を置いて使えるか」であり、新しい冷蔵庫の購入予定がなくても、当てはまる方は要チェックです。
ドアやエレベーターで運べるか
物理的な理由ですが、賃貸で新たに冷蔵庫を置く場合はドアやエレベーターで運べるかが重要です。
1階や2階でエレベーターを使用しない場合でも、階段や廊下が特殊な構造になっていると運べないことも考えられます。
ドアから搬入できない際は窓を取り外し吊るして運ぶこともありますが、別途追加料金がかかったり、そもそも賃貸では不可であることも多いため、できるだけ避けたいところです。
目安として、玄関や階段など運ぶ場所の幅と冷蔵庫で6cm以上の隙間があることが最低限の通路幅なので、購入前に測っておきましょう。
耐熱天板の有無で選ぶ
耐熱天板とは、冷蔵庫の上にレンジやオーブンなどの家電を置く際、冷蔵庫に熱を通さないための機能です。
賃貸ではスペースが理由で冷蔵庫の上にレンジやポッド、温めたご飯など置くことも多いですが、耐熱天板のない冷蔵庫に置いてしまうと壊れる可能性があります。
現在の冷蔵庫は耐熱性の備わっているものがほとんどですが、古めの型を使用する際は取扱説明書を確認したりメーカーへの確認が必要です。
耐熱天板がない冷蔵庫の上に家電を置きたい場合は、冷蔵庫向けの耐熱収納ラックなども活用しましょう。
また、基本的にレンジ本体は熱を発しないため使用しても問題ないと思われがちですが、落下防止や冷蔵庫の放熱のため、上部は開けることが推奨される型も多くあります。
今まで使っていた方も冷蔵庫を長持ちさせるため、ぜひ一度説明書を確認していただきたいです。
冷蔵庫にこだわりがない場合
最低限使えて一般的な大きさならば問題ないという方は、最初から家電付きの物件に引っ越す方法もおすすめです。
家電付き物件に置いてある家電は古いこともありますが、経年劣化で故障した場合は物件の貸主(大家)が交換や修繕費などを負担してくれるケースもあります。
物件備え付けでなく以前の住人が残していった家電は修繕の対象外でも、家に適した大型家電を選んで運ぶ必要がないというのは、こだわらない方にとっては大きなメリットになるでしょう。
人数や食事情から冷蔵庫を選ぶ
冷蔵庫の大きさは自炊の頻度や買い置きする傾向にあるかなど、住む人の食事情によって異なります。
そのなかでも、目安としてわかりやすいのが住人の人数で考える選び方。
冷蔵庫では「容量」で入るスペースを表し、そこである程度の大きさを予想します。
この容量は基本的な計算式があり、それが「70L×人数+常備品として100L+予備として70L」と言われています。
1人暮らしに適した冷蔵庫
1人暮らしの場合は、およそ240L以上が適した大きさと考えられます。
240Lに加えて、よく自炊するならばプラスで50L程度、ほぼ自炊せず最低限の食材のみ置く場合は150L程度でも良いかもしれません。
この程度の大きさならば、搬入経路を気にする必要はないでしょう。
目安として、ホテルにある飲み物を冷やせるような小さい冷蔵庫は、およそ30~50Lの容量です。
置くスペースが限られている場合は、必要に応じて冷凍機能のない冷蔵庫を選ぶなどの方法も。
2~3人暮らしに適した冷蔵庫
2人暮らしはおよそ310L、3人暮らしならば380L以上の容量がおすすめです。
子どもの有無でも必要な容量は変わるため、最初は2人暮らしでものちのち3人暮らしになる可能性があるのならば、余裕をもって大きめの冷蔵庫を検討していただきたいです。
その理由として、冷蔵庫にものを詰めすぎると食材がしっかり冷えず、かつ電気代も余分にかかりやすいため、冷蔵庫内の奥が見えるくらいスペースに余裕があることが理想です。
4人暮らし以上に適した冷蔵庫
4人暮らしになるとある程度の買いだめや自炊することも考えて、480L以上の容量を確保したいところです。
大容量タイプを選んだり追加で冷凍庫を購入するなども視野に入れましょう。
冷蔵庫が大きくなればなるほど搬出経路も重要なポイントとなり、置くスペースも購入前にしっかり測らなくてはなりません。
また、ファミリーならば問題ありませんが、シェアハウスなど大人の4人暮らし以上となれば家庭用の冷蔵庫では足りない可能性もあるため、冷蔵庫の2台持ちや個人で小さいものを持つこともおすすめです。
現在家庭用で出ている冷蔵庫では6人用として600L程度が販売されており、それ以上は業務用になってしまいます。
賃貸で冷蔵庫を置く際の注意点
新たに冷蔵庫を購入する際、一番気にするべき部分は搬入経路ですが、実は賃貸の場合細かい注意点がいくつかあります。
苦労して運んだ冷蔵庫が不具合で使用不可にならないよう、事前にチェックしておきましょう。
注意点①冷蔵庫は横向きにしてはいけない
1人暮らしの場合は引っ越し業者に頼まず友人知人のみで搬入を済ませることもあると思いますが、その際は冷蔵庫を横にして運ばないよう気をつけましょう。
冷蔵庫は横向きにされることを想定して作られていないため、内部のオイルやガスが別の場所に溜まってしまい故障するおそれがあります。
どうしても横向きにしないと運べない場合は前日にコンセントを抜き、搬入後も置いてしばらく安定させてから電源をつけるなどの方法も。
最近の冷蔵庫ならば内部の仕組みが変わり、不具合が出る可能性も下がりましたが、家電量販店で購入する場合は設置まで依頼することをおすすめします。
また、冷蔵庫だけでなく洗濯機や室外機も横にすることが故障につながります。
注意点②冷蔵庫の下にマットを敷く
冷蔵庫の下敷きは床が傷つきにくい点から戸建てでも推奨されますが、賃貸の場合はそれに加えて「振動による防音性」という大きなメリットがあります。
冷蔵庫や洗濯機などの家電や足音などの振動は「個体伝播音」と呼ばれ、上下左右の部屋に伝わりやすい特徴があります。
騒音はご近所トラブルになりやすく、壁が薄いといった防音性の低い部屋ならば特に気をつけたいポイントの一つ。
完全に防ぐことは難しいですが、できるだけ防振性の高いゴムのマットを使ったり、夜間は使用を控えるなど対策をしましょう。
また、賃貸で気になる退去時の敷金についてですが、原状回復をめぐるガイドラインにおいては、冷蔵庫など家電を置いた際にできた跡やへこみは貸主(大家)負担であるため、ついてしまった跡に関しては心配ありません。
まとめ
冷蔵庫の大きさは住む人数や自炊の頻度で考えますが、選び方としてはキッチンまで運べることが前提になります。
大きな冷蔵庫ならば特に搬入経路は注意点であり、それに加えて横向きにしなくても余裕を持って運べるかなどを考えながら選びましょう。
1940年創業、台東区・荒川区で地域愛着
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