最近は、賃貸住宅で温水洗浄便座を希望する人が増えています。また、温水洗浄便座がない物件で、新たに温水洗浄便座を取り付けたいという人も少なくありません。
しかし、実際に賃貸住宅に温水洗浄便座を取り付ける際には、気をつけなればいけないことも多いです。
ここでは、大家さんへの相談、温水洗浄便座の種類、取り付けの際の注意点などについて解説していきます。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸住宅での温水洗浄便座の取り付けは相談が必要
温水洗浄便座は、おしりの洗浄機能、ビデ洗浄機能、便座を温める暖房機能などがついた便座のことを言います。
最近は賃貸住宅を探す際に、温水洗浄便座を希望する人も増えており、不動産賃貸会社の物件検索サイトにも温水洗浄便座付きが条件に入っています。
ただし、実際には温水洗浄便座付きの賃貸住宅はそれほど多くはありません。
そこで自分で新しく取り付けを検討する人もいると思いますが、気をつけることがあります。
必ず事前に大家さんや不動産会社に相談することが大切です。
了解をしてもらえれば、取り付けられますが、断られたら、取り付けられません。
あくまで建物は大家さんのものなので、手を加える場合は事前に相談してみてください。
賃貸住宅で取り付け可能な温水洗浄便座の種類
温水洗浄便座を作っているメーカーは複数ありますし、種類も豊富です。
現在販売中の温水洗浄便座は、基本的にどのメーカーの便器にも取り付けられます。
ただし、温水洗浄便座を選ぶ際には検討する項目がいくつかあるので、こちらでご紹介します。
機能が増えるほど値段は高くなるので、予算との兼ね合いから検討してみてください。
サイズ
サイズはレギュラータイプ(普通・標準サイズ)とエロンゲートタイプ(大型サイズ)の2つがあります。
トイレのタンク部分や便器の蓋の裏などに、メーカーと品番が書いてあるので、メーカーのホームページからどちらのタイプか確認して、購入するようにしましょう。
ここ10年ほどは、どちらにも設置できる兼用タイプが主流になってきていますが、両方に合わせられるようにしているため、便座が便器と少しずれてしまうことがあります。
また、トイレの個室が狭い場合も注意が必要です。
賃貸住宅の場合は少ないですが、トイレ側にドアが開く場合は、ドアが便座ぎりぎりになることもあるので、気をつけるようにしてください。
便器の両側に20~30㎝程度の余裕があれば、取り付け可能です。
給水方式
水を温める方式、給水方式には、貯湯式と瞬間式があります。
貯湯式は使用するお湯を普段からタンクにためて温めておくタイプで、瞬間式は洗浄するときに、その都度瞬間的にお湯を沸かすタイプです。
温水洗浄便座のなかで、2万円以上など比較的高いものは瞬間式で、1万円台など安いものは貯湯式のことが多いです。
ただし、代わりに、年間の電気量は瞬間式のほうが節約することができます。
長い目で見ると、瞬間式のほうがお得です。
リモコンのタイプ
リモコン(洗浄ボタンなど)は便座についているタイプと壁につけるタイプの2つがあります。
便座につけるタイプは便器の横のスペースを必ず確認してください。
リモコンが便座についているタイプのほうが値段は安いですが、壁につけるタイプのほうが機能は多いです。
ただし、壁につけるタイプの場合は壁に穴をあける必要があるので、こちらも大家さんや不動産会社に相談する必要があります。
また、なかにはトイレットペーパーのホルダーを使って、壁に穴をあけなくても取り付けられるリモコンの種類もあるので、確認するようにしてください。
その他の機能
省エネ機能
電気と水、それぞれを節約する省エネ機能があります。
トイレを使用しない時間は電力を減らしたりする機能や節水機能などがついています。
脱臭機能
自動で脱臭するもの、トイレから立ち上がると脱臭するものがあります。
自動トイレ開閉機能
便座の蓋に手を触れなくても、リモコンでトイレの蓋を開閉できる機能です。
自動洗浄機能
トイレについているレバーを使わなくても、ボタンを押せば自動で水が流せます。
便器クリーン機能
トイレを使用する前に、便器に水をふきかけて、汚れがつきにくくする機能です。
自動ノズル洗浄機能
水が出てくるノズルを自動で洗浄する機能です。
やわらか洗浄機能
洗浄用の水がやさしく出てくる機能です。
通常の洗浄機能では水の勢いが強くて、お尻が痛いという人には向いています。
温風機能
お尻の洗浄後、温風が出てきてお尻を乾かせる機能です。
着座センサー
間違ってボタンを押してしまっても、便座に座っていなかったら、ボタンが反応しないという機能です。
小さいお子さんがいたずらをしてしまっても大丈夫です。
賃貸住宅で温水洗浄便座を取り付ける際の注意点
温水洗浄便座の取り付けはご自分で取り付けをするか、業者に頼むかのどちらかになりますが、業者に頼んだほうがトラブルは少ないのは事実です。
ただし、比較的簡単に取り付けが出るタイプもあるので、不動産会社や大家さんと相談の上で、どうするか決めましょう。
自分で業者を探すのが大変な場合は温水洗浄便座を購入する際に紹介してもらえますし、不動産会社には必ず知り合いの業者がいるので、聞いてみるといいでしょう。
また、温水洗浄便座を取り付ける際には、トイレ内にコンセントが必要になります。
すでにコンセントがある場合はいいですが、ない場合は新たにコンセントを取り付けないといけません。
不動産会社や大家さんと相談して、温水洗浄便座は自分で取り付けることになったとしても、コンセントの設置は専門の業者に頼むことになります。
賃貸物件を退去する際には、原状回復義務があります。
そのため、元の便座や取り付けるための部品は捨てずに持っておく必要があります。
なければ、その分の金額を請求されることもあるので、気をつけてください。
賃貸住宅に温水洗浄便座を取り付ける際には入居前に
部屋を探している段階で、気に入った物件に温水洗浄便座がない場合は、不動産会社に次の点を確認するようにしましょう。
温水洗浄便座の取り付けが可能か、取り付ける際の便座の費用や工事の費用を一部負担してもらえないか、どちらが便座を購入したり工事をしたりを担当するか、などです。
交渉をすれば、一部負担してもらえることもあるので、だめもとで言ってみるといいでしょう。
温水洗浄便座の値段は安いものは5,000円程度から、高いものは10万円を超えるものまであります。
高いものは難しいかもしれませんが、安いものでしたら検討してもらえる可能性があります。
また、取り付け工事の料金は1万円以内でできるところがほとんどです。
自分で取り付けをする場合は、スパナやレンチ(ボルトやナットを締めたり緩めたりする工具)、ドライバーなどが必要になります。
そのため、事前に購入する温水洗浄便座のカタログなどを見て、必要なものは調べたり、メーカーに問い合わせをしたりするといいでしょう。
まとめ
賃貸住宅の温水洗浄便座の取り付けについて、解説をしてきました。
温水洗浄便座を取り付けたいと思ったら、まずは大家さんや不動産会社に相談して、注意点を参考に種類や機能を見ながらどれを選ぶか、検討するようにしましょう。
毎日使うものなので、あるかないかで、生活も大きく変わるでしょう。
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