賃貸を探すなかで、「メゾネットタイプ」という物件を見たことがありませんか?
一般的な賃貸とは少し間取りが異なり、メリットとデメリットがあります。
この記事ではメゾネットの賃貸にスポットを当て、住むメリットとデメリット、合う人をご紹介します。
賃貸への引っ越しを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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まずは賃貸探しで目にすることのあるメゾネットとは、どのような物件なのか詳しく見ていきましょう。
メゾネットとは同じ居住内で、1階と2階(=複層階)にわかれている間取りのことです。
家のなかに階段があり、1階と2階を専有部分として使用できます。
メゾネットはフランス語で「小さな家」という意味で、集合住宅の間取りの一形式を指します。
maisonnette はフランス語で「小さな家」の意であるが、「複層住戸」の意味で使うのはイギリス英語での用法である。フランスでは、アメリカ英語などと同じく、デュプレックス (duplex) と呼ぶのが一般的である。引用元-wikipedia|メゾネット-
ロフトとはなにが違う?
メゾネットと混在しやすいのがロフトです。
ロフトも居住内にある空間で、階段を使って利用するためどうしても間違えてしまいがちです。
ロフトは小屋裏収納に該当する設備のため、収納スペースとして使うのが一般的です。
ベッドルームやリモートワークスペースとしても利用できますが、建築基準法で天井高1.4メートル以下や、部屋の面積の半分以下という決まりがあるので、メゾネットとは大きく異なります。
ロフト付き物件のロフト部分は部屋としての基準を満たしていませんが、メゾネットは1階部分も2階部分も部屋としての基準を満たしている物件となります。
2階部分にリビングやキッチンがあったり、寝室があったり、ロフトとは異なることをおさえておいてください。
ちなみにロフトは専有部分に当たらないので、ロフト部分は物件図面などの面積に算入されません。
賃貸探しでメゾネットを選ぶメリットとは?
では賃貸探しでメゾネットを選ぶメリットとして、どのようなことが挙げられるのでしょうか?
一戸建てに住んでいるような快適感を得られる
居住空間に階段があり1階と2階を利用できるので、一戸建てに住んでいるような快適感を得られます。
賃貸や集合住宅の場合、すべての居住スペースがつながったワンフロアになっているのが一般的です。
もちろん階段もなく、1つのフロアで生活することになります。
そのため「家族が増えた場合は一戸建てに引っ越す」と考える人も多くいます。
またお子さまがいる場合、アパートやマンションだと足音や泣き声が周囲に迷惑をかけていないか心配になりませんか?
足音や泣き声だけでなく生活音は意外に響くので、集合住宅だと近所の人に気を使ってしまいます。
しかしメゾネットの賃貸なら1階も2階も専有部分なので、足音や生活音をあまり気にせず生活できるのがメリットです。
また場合によっては、専用庭付きの賃貸もあります。
庭があれば家庭菜園をしたりお子さまとプールを楽しんだり、バーベキューをしたり、さまざまな楽しみ方ができます。
一戸建てのような快適な暮らしを送れ、子育てものびのびとおこなえます。
プライベートな空間をつくれる
プライベートな空間をつくれるのも大きなメリットです。
一般的な賃貸の場合、間取りによってはリビングとベッドルームが一緒になってしまうケースがあり、急な来客時に困った経験がありませんか?
メゾネットなら1階をリビングに、2階を寝室にという風にわけられるので、急な来客があっても安心です。
掃除していない場所やベッドルームなど、見られたくない空間をしっかり隠せます。
オシャレな賃貸が多い
螺旋階段があったりトレンドをおさえた外観だったり、オシャレな賃貸が多いのもメゾネットの魅力です。
天井が高いデザイナーズマンションのような物件もあるので、オシャレな賃貸を探している人はメゾネットを検討してみてください。
また新型コロナウィルスの流行にともない、おうち時間が増えた人も多いかと思います。
ハイセンスでオシャレな家に住めば、おうち時間や自粛期間も楽しく過ごせるでしょう。
リモートワークする際のモチベーションアップにもつながるので、働き方が変わった人にもおすすめです。
続いてメゾネットのデメリットについても見ていきましょう。
1階と2階で温度差が発生する
一戸建てにありがちなのですが、1階と2階で温度差が生じるのがデメリットです。
あたたかい空気は上にのぼる性質があるので、冬は1階が寒くなり、2階だけがあたたまってしまいます。
逆に冷たい空気は下にたまるので、夏は2階の温度が上昇しやすくなります。
光熱費がアップしやすい
光熱費がアップしやすいのもデメリットです。
先述した通り、1階と2階で温度差が生じるため、真夏や真冬はそれぞれのフロアで空調を使う必要があります。
エアコンなどを2台使うことになるので、そのぶん光熱費もアップします。
掃除が大変
フロアが2層にわかれているため、一般的な賃貸より掃除に時間がかかります。
掃除用具を持って1階に下りたり2階に上がったりしなければはならず、体力も必要です。
また賃貸によってはトイレが1階と2階それぞれに設置されています。
トイレ掃除も2回おこなう必要があるので、掃除に多くの時間を費やすことになります。
引っ越しが大変
居住スペースが1階と2階にあるので、そのぶん引っ越しが大変です。
ベッドやソファー、洗濯機など重たい家具や家電を搬入する際は、ケガをしないよう注意しなければなりません。
メゾネットの賃貸を選んだ場合は、引っ越し業者に依頼するなどプロの手を借りるのがおすすめです。
このようにメゾネットの賃貸にはメリットがたくさんある反面、デメリットも生じます。
そのため両方をおさえたうえで決定するようにしてください。
メゾネットの賃貸に合う人とは
次にメゾネットの賃貸が合う人を見ていきます。
お子さまがいるファミリー
先ほどもお話しした通り、お子さまがいるファミリーはメゾネットに合う人です。
足音や泣き声が気にならず、ストレスフリーな状態で子育てできます。
2階でドンドンと音を立てても、階下には家族しかいないので、気を使うことなく暮らせます。
リモートワークをしている人
リモートワークをしている人もメゾネットの賃貸に合う人です。
家で仕事する場合、洗濯や掃除などの家事が気になり、仕事の効率が悪くなってしまうことがあります。
急なリモートワークにより、「仕事する場所がない」という人もいます。
リビングやダイニングだと家族がいて気が散ってしまう人もいるのではないでしょうか?
メゾネットの賃貸なら1階もしくは2階をリモートワークのスペースにでき、仕事効率のアップが期待できます。
リモートワークを上手にこなすためには、気持ちの切り替えが大切です。
空間がわけられたメゾネットなら、オンオフをしっかり切り替えられるかと思います。
プライベートな空間をそれぞれ持ちたいカップル
プライベートな空間をそれぞれ持ちたいカップルも、メゾネットに向いている人です。
1階と2階でそれぞれ部屋をわければ、同居中も適度な距離を保てます。
2人が同じ生活スタイルであれば、寝室などを一緒にしてもあまり影響はないかと思います。
しかしどちらかに夜勤があったりシフト制の仕事だったり、生活リズムが異なるカップルもいるでしょう。
寝室を一緒にするとどちらかが寝不足になる可能性があり、健康面で不安が残ります。
寝室がわかれていればお互い十分な睡眠が取れるので、同居生活もうまくいくのではないでしょうか?
メゾネットは一般的な賃貸と間取りが異なるので、合う人とそうでない人がいます。
そのためライフスタイルや家族構成などに応じて決定するのが得策です。
まとめ
この記事では賃貸への引っ越しを検討中の人に向け、メゾネットとはどのような物件なのか、メリットとデメリット、合う人をご紹介しました。
メゾネットには一般的なフラットタイプの賃貸にはない魅力があります。
引っ越しする際はぜひメゾネットも検討してみてください。
1940年創業、台東区・荒川区で地域愛着
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