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分譲マンションや賃貸マンション、さらに一戸建て住宅の情報を見比べると、「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の表記の違いがあるのに気づくはず。
しかし「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の明確な違いをご存じの方は少ないのでは?
そこで今回は、マンションなどに入居してから「こんなはずじゃなかった…」とならないために「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の違いや使用時の注意点、さらにおすすめの活用方法をご紹介!
洗濯物を干すのはもちろん趣味のスペースを広げたり、開放的な気分を味わったりするために、役立つポイントをピックアップしてお届けします。
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弊社へのお問い合わせはこちら知っていますか?「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の違い
まずはマンションなどに表記されている「バルコニー」「ベランダ」「テラス」それぞれの定義を整理して、その違いを明確にしておきましょう。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の違い①バルコニーとは?
バルコニーは2階以上にあり、屋根がなく張り出している部分を指します。
下の階の屋根になっている部分を「ルーフバルコニー」と呼び、通常より広々としたスペースが確保されていることもあります。
逆に「サービスバルコニー」と表記されているものはコンパクトな場合が多く、エアコンの室外機を置くなど使用方法が限られたスペースとなっています。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の違い②ベランダとは?
ベランダはバルコニーと同様、2階以上にありますが、屋根のないバルコニーに対して屋根付きであるという点が大きな特徴です。
住戸から外に張り出して屋根があるので、ある程度の雨風をしのげるのがポイント。
広さや形状、風向きなどにもよりますが、洗濯物を干しっぱなしでお出かけ中、急な雨に見舞われても、ある程度雨濡れを防いでくれるのはうれしいですよね。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の違い③テラスとは?
テラスは1階と同じ高さで屋外に張り出されたスペースのこと。
庭付きの一戸建て住宅ではコンクリートやタイル、ウッドなどでテラスとなるスペースを設けている場合が多いですよね。
マンションでも1階部分で、室内から外に出られるスペースを設けたものをテラスと呼びます。
テラスは1階部分なのでベランダやバルコニーよりも、さらに庭のような感覚で使えるのがポイント。
1階部分はベランダやバルコニーがない代わりに、室内から自由に行き来できるテラスが設けられているというわけです。
気をつけよう!「バルコニー」「ベランダ」「テラス」使用時の注意点
続いて「バルコニー」「ベランダ」「テラス」を使用するときに注意するべきポイントを確認しておきましょう。
とくにマンションでは使用状況によってトラブルになることもあるので要注意!
ここではおもにマンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」についての注意点を挙げてみます。
注意点①マンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」は共有部分
集合住宅であるマンションでは、専有部分と共有部分が設定されており、専有部分はマンション所有者のもの、共有部分はマンション所有者全員が共有する財産とみなされています。
マンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」は共有部分にあたり、避難はしごや蹴破り戸が設置されているのが一般的。
ふだんは家族以外が勝手に出入りすることはありませんが、火災などの緊急時にはマンションのほかの住人の避難経路となる場合があるので注意が必要です。
注意点②マンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」でのNG行為
上記のように、共有部分であるマンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」では避難経路を妨げるように荷物を置くのはNG行為。
たとえば左右に設置された蹴破り戸が通れないようにふさいだり、避難はしごの上に物を置いたりしないようにしましょう。
とくに見落としがちなのが、上階の避難はしごの下にあたる部分の使い方。
上階から避難はしごが下ろせないような荷物や物干しの配置もNGとなるので注意しましょう。
もちろんマンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」を勝手に大幅に改造するのもNG!
フェンスや目隠しの設置、ふとん干しなども、マンションの景観を損ねるとの理由から禁止されている場合があるため、詳しくはそれぞれの管理規約を参照してください。
注意点③マンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の気遣いポイント
基本的な気遣いとしては、上下左右に住んでいる方々に迷惑がかからないようにすること。
マンションの「バルコニー」「ベランダ」「テラス」では大量の水を一気に流すと階下や隣家まで水が流れて荷物や洗濯物などを濡らしてしまうことも。
またマンション全体に影響をおよぼす排水口は、詰まらせないようこまめに掃除するなどの気遣いも必要です。
快適な暮らしを演出!「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の活用方法
最後に、上記の注意点を守りながら楽しめる「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の活用方法を見てみましょう。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の活用方法①子どもの遊び場に
自然光が燦々と降りそそぐ「バルコニー」「ベランダ」「テラス」は、子どもやペットの遊び場としておすすめです。
レジャーシートを敷いてピクニック気分を味わうのも、子どもたちが喜ぶ演出ですよね。
広々としたスペースがあれば、夏にビニールプールを設置することもできそう。
前述したような排水の注意点や、子どもの騒ぐ声など、隣近所の迷惑にならないよう配慮しながら楽しみましょう。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の活用方法②ガーデニングに
ガーデニングが楽しめるのも、自然光あふれる「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の醍醐味です。
日々表情を変える色とりどりの花々を愛でるもよし、食卓を彩るハーブやプランター野菜を育てるもよし!
摘みたての新鮮な野菜やハーブを取り入れるだけで、食生活の充実度がぐんとアップしますし、とくに都会のマンション暮らしでは「土に触れることで日頃の疲れが癒される」といったうれしい効果も。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」のある家への引っ越しを機に、ガーデニングデビューする人も多いようですよ。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の活用方法③多目的スペースに
上記のような活用方法をめざして空間を仕立てるのもよいですが、イスやテーブル、パラソルを置いて、そのときどきで楽しみ方を変えるのも◎!
たとえば穏やかな春の日には鳥のさえずりをBGMに、読書しながらお茶を飲むのも素敵な過ごし方。
ときには、友人を招いて賑やかに屋外パーティを催すのもいいかもしれません。
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の活用方法④リビングの一部に
リビングに面した「バルコニー」「ベランダ」「テラス」では、掃き出し窓の抜け感を生かして部屋を広く見せるテクニックも。
上層階ならカーテンやブラインドをオープンしておくだけで、実際より部屋が広く感じられ、さらに開放感たっぷりの空間演出が叶いそうです。
まとめ
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」の違いや使用時の注意点、活用方法はいかがでしたか?
「バルコニー」「ベランダ」「テラス」は室内スペース+αの大切な空間なので、ただ洗濯物を干すだけではもったいないですよね。
それぞれの特性を知ったうえで、我が家に合った活用方法を見つけることがおすすめ!
快適な暮らしのスペースとして、ぜひ有効活用してみてくださいね。
1940年創業、台東区・荒川区で地域密着
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