この春から一人暮らしを始める方は、自由で明るい毎日を楽しみにされているでしょう。
しかし一人暮らしをするということは、自由であると同時にすべての責任が自分にかかってくるということ。
とくに一人暮らしをする部屋で万が一、火事を起こしてしまったら取り返しのつかない悲劇となってしまいます。
そこで今回は一人暮らしで起こりやすい火事の原因と事前対策をご紹介。
さらに過去事例も挙げているので、これからの快適で安全な暮らしにぜひ役立ててみてください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら一人暮らしで気をつけるべき火事の原因を知ろう!
まず一人暮らしをするうえで、基本として覚えておきたいのが火事の原因。
火事は毎日のちょっとした心がけで防げることも多いので、きちんと知っておくことが重要です。
一人暮らしの火事の原因①料理中のガスコンロまわり
一人暮らしの部屋では、キッチンもコンパクトでガスコンロまわりも手狭な場合が多いですよね。
そうなると物を置くスペースにも限りがあるため、どうしてもガスコンロまわりにフキンや買い物袋など、さまざまな物を置いてしまいがち。
しかしガスコンロの火が、そうした小物類に燃え移って火事が起こることも多いので要注意です。
キッチンまわりはとくに整理整頓して、燃えやすい物を火の近くに置かないようにしましょう。
また料理中、自分の衣服に火が燃え移って火事に至ることもあるため、袖口に火が移らないよう気をつけることも大切です。
また料理中に宅配便や来客などの対応で、火からちょっと目を離すことも絶対NG!
たとえIHクッキングヒーターであっても、料理中にその場を離れないよう徹底しましょう。
一人暮らしの火事の原因②コンセント・コードまわり
一人暮らしのワンルームなどではコンセントの数にも限りがありますが、タコ足配線は火事の原因となるのでNG!
また電化製品のコードの上に重い物を置いたりすることも火災の原因になりますし、家具の後ろなどにホコリがたまると、付近にあるコンセントから発火する原因にも。
忙しい一人暮らしでは掃除もなかなかまめにできないかもしれませんが、定期的にコンセントまわりを点検してホコリがたまらないよう注意しましょう。
一人暮らしの火事の原因③天災などによる通電火災
台風や地震などでの停電時、その後に電気が復旧したときに起こる火事が通電火災です。
電気ストーブなどの電化製品がオンになったまま停電から通電することで近くの可燃物が発火したり、家電製品などの基盤が水に濡れたまま通電してショートしたりすることから起こる火事も少なくありません。
停電中はブレーカーを落としたり、電化製品の電源プラグを抜いておいたりすることが大切です。
一人暮らしで心がけたい火事に備える事前対策とは?
一人暮らしで起こりやすい火事の原因がわかったところで、火事を起こさないための事前対策を見てみましょう。
火事は起こさないようにすることがなにより大切なので、しっかり確認し、できることから実践してみてください。
火事に備える事前対策①室内環境を整える
一人暮らしを始めるときに買い揃える家財道具から、不燃素材の物を選びましょう。
たとえばカーテンやカーペットなど、デザイン性も大切ですが不燃素材であれば安心感も手に入ります。
また手軽に使えるスプレー式の消火器なども、キッチンに備えておくと◎!
サッと持ち出せる避難用の防災袋を用意しておけば、もしもの火事のときはもちろん地震など緊急時の備えにもなって安心です。
火事に備える事前対策②点検リストをつくる
自分の不注意で火事を起こさないためには、外出時や就寝時の点検リストをつくるのも有効です。
玄関ドアやトイレの壁など自然と目に付く場所に貼り出しておけば、毎日の習慣として無理なく定着しそうです。
火事に備える事前対策③防火意識を高める
地域の火災講習会や消火訓練に参加してみたり、消火器の扱い方を再確認したり、ときには積極的に地域の人々と交流することも火事の事前対策としておすすめ。
日頃から、避難場所や避難経路の確認もしておきましょう。
一人暮らしで起こった火事の過去事例を参考にしよう!
最後に一人暮らしで実際に起こっている火事の過去事例から、気をつけるべきポイントを整理してみましょう。
過去事例①ガスコンロに関する火事
揚げ物をするために油を加熱中、スマートフォンの操作で目を離した1分間に鍋から出火し、慌てて水をかけた結果、炎が拡大して火事になった。
ガスコンロのまわりに散乱したまな板やタオルなどに、鍋底からあふれ出た火が着火して火事になった。
前述したように、ガスコンロでの料理中は実際に火事になるリスクが高いようですね。
やはり少しでも目を離さないこと、万が一、火が出たら慌てず正しく消火活動を行うこと、ガスコンロまわりに燃えやすい物を置かないことが大切ですね。
過去事例②タバコに関する火事
ふとんの上で喫煙し、タバコの火種が落下したことに気づかず外出し、火事になった。
吸い殻をゴミ箱に捨てたが、火が残っていたため火事になった。
お菓子の箱やカップラーメンの容器など、灰皿以外の物を灰皿代わりに使用して火事になった。
タバコに関する火事を防ぐには、ふとんなど燃えやすい物のまわりでタバコを吸わない、寝タバコはしない、吸い殻の始末に気をつけることなどが重要。
とくにタバコによる火事では炎をともなわない無炎燃焼が起こって、ふとんや畳をこがしながら徐々に燃え広がるため気づくのが遅れてしまいます。
学校や会社などで毎日長く部屋を留守にすることの多い一人暮らしでは、外出前、必ず吸い殻に水をかけるなどの対応を習慣づけましょう。
過去事例③電気ストーブに関する火事
電気ストーブのスイッチを入れたまま就寝し、寝ている間にふとんが接触して火事になった。
室内に干していた洗濯物が電気ストーブの上に落ちて火事になった。
電気ストーブは手軽に使える暖房器具として、一人暮らしで使用する方も多いでしょう。
電気ストーブの上に洗濯物を干して乾かすのも、火事を誘発する危険性があるのですね。
ガスコンロと同じように、燃えやすい物を近くに置かないよう注意しましょう。
過去事例④コンセント・コードに関する火事
タコ足配線をして複数の電化製品を同時に使用したことで、発熱して火事になった。
電気コードが折れ曲がって半断線状態となり、発熱して火事になった。
こちらも前述のとおり、実際に起こっている火事の原因として注意喚起されています。
コンセントやテーブルタップには電気の容量が決められているので、容量を超えて電化製品を稼働させるとテーブルタップ自体が発熱し、たいへん危険です。
過去事例⑤その他の火事
アロマキャンドルやアロマポット、お香などがカーテンに燃え移った。
携帯電話やノートパソコンなどに使用されているリチウムイオン電池から発火し、火事になった。
リラックスのためのアイテムや毎日使う物にも、火事のリスクは潜んでいます。
まとめ
今回は一人暮らしで火事を起こしやすい原因や事前対策に加え、さまざまな過去事例をご紹介しました。
今まで家族とともに暮らしていた方は、自分が気をつけなくてもなんとかなっていたことも多いでしょう。
これからは自分自身の責任において、火事を起こさないよう細心の注意を払う必要があります。
楽しい一人暮らしから一転、ちょっとした不注意で今後の人生に影を落とすことにもなりかねない火事。
まずは火事を起こさない生活習慣を身につけ、事前対策をしっかり心がけてくださいね。
\台東区・荒川区の不動産はお任せください/
弊社へのお問い合わせはこちら