「最近ちょっと太ったかな?」と、ウエスト周りが気になる方におすすめしたいのがウォーキングやランニングなどの有酸素運動です。
これら有酸素運動は、特別な運動器具や専用ユニフォームなどを使わず誰でもいつでもできる手軽な運動。
有酸素運動をおこなうと「血液循環の改善・脳の活性化・糖質や脂質の燃焼・生活習慣病の予防や改善・骨粗しょう症の予防・心肺機能の改善」など、さまざまな健康効果があると報告されています。
台東区には東京スカイツリーや浅草寺、上野恩賜公園、隅田川など有名な観光スポットがあり、美しい景色を楽しみながら運動できるのが魅力ですね。
このページでは台東区のおすすめランニングコースとウォーキングコースをご紹介しています。
健康が気になる皆さん、週末や早朝、夕方など都合のよい時間に運動してみませんか?
<一日一万歩を目指すなら下谷神社から両国駅までのコース>
ウォーキングは「一日一万歩を目安に」とよく言われていますが「休日に一万歩歩いてみたい」という方におすすめなのが「下谷神社から両国駅」までの距離約7.0kmのコースです。
このコースを歩くには約105分前後の時間が必要なので、休日などまとまった時間におこなうのがおすすめ。
下谷神社を出発し、斎藤茂吉歌碑、環境ふれあい館ひまわり、鳥越神社、蓬莱園跡の大銀杏、浅草見附跡、銀杏岡八幡神社、須賀神社、榊神社、篠塚稲荷神社、柳橋、なまこ壁、首尾の松、両国国技館、両国駅へといたるルートです。
このコースは台東区ウォーキングマップ2018年度版のMコース(1万歩コース)として掲載されていますので、ぜひチェックしてください。
<毎日歩きやすい2.6kmのコース>
こちらも台東区ウォーキングマップのAコースとして掲載されていますが、約2.6kmの道のりなので朝や夕方のウォーキングに最適。
スタートはたいとう健康都市宣言「あこがれ像」、あこがれ像から台東清掃事務所を左折し台東リバーサイドスポーツセンターの外周をグルリと一周し(桜橋も往復してくださいね)、隅田公園のなか歩きゴールは水上バス浅草発着場になります。
このコースは公園やスポーツセンターなど車の通りの少ない場所を歩くので安全性が高いのがポイント。
さらに公園内を歩くため、トイレや水飲み場もありもしものときのためにAEDを設置している施設もかなり多く安心です。
「今日はもうちょっと歩けそう」なら隅田公園を往復する、リバーサイドスポーツセンターを2周するなど歩く距離も調整しやすいのも大きなメリット。
<トイレやAED、自販機などが近くにある道を選ぼう>
ウォーキングコースの途中に、トイレ、自販機(水飲み場)、できればさらにAEDのある施設があると安心です。
もし自分でウォーキングコースを設定するなら、公園やコンビニ、スポーツセンター、公共施設などがあるコースをおすすめします。
<上野恩賜公園内は車が来ないので安全>
上野恩賜公園は敷地面積もかなり広く、車が入ってこないので安心して走ることができます。
不忍池を巡る約2.7kmのコースなら、お手軽なランニングコースとして最適。
もちろん「もうちょっと走りたい」と思えば公園内を2周、3週すればよいので、運動量や運動時間の調整もできます。
<上野恩賜公園のコース例>
まず国立科学博物館前を出発し噴水横を過ぎてすぐに左折、ボードワン博士像やスターバックス上野恩賜公園前を通り過ぎ桜並木を抜けて花園稲荷神社へ。
そこから不忍池弁天堂を過ぎ両性爬虫類館へ、さらに道なりに南下して水上音楽堂(上野恩賜公園屋外ステージ)を目指します。
下町風俗資料館の前をすぎると不忍池を一周したことになり、またもとの花園稲荷神社へ。
花園稲荷神社から今度はすりばち山を通り東京文化会館、国立西洋美術館、そして国立科学博物館へスタート地点に戻ります。
このルートの間、コーヒーチェーン店やトイレ、交番、AEDのある施設(上野恩賜公園管理所など)などがあり、休憩したりトイレに行くことも可能。
もしもなにかあれば交番もあるので、もしものときは交番へ駈けこめば安心です。
コースはスタート地点を水上音楽堂(上野恩賜公園屋外ステージ)にしてもよし、不忍池弁財天にしてもよしで、自由に設定できます。
<上野恩賜公園はランナーにとって狙い目のロケーション>
上野恩賜公園は車が頻繁に行き交うことはなく(不忍池と公園の間に信号あり)、ランナーにとって安全に走れるルートのひとつです。
公園のなかには飲食店が複数あり休憩しやすく、体調が悪化しても助けを呼びやすいメリットも。
公園入口にはロッカーが設置されており、必要な荷物を預けることができます。
人気のあるコースなのでランナーの数も多めですが、適度な間隔を空けてソーシャルディスタンスを取る、暑い時期は早朝や夕方後を狙うなどして快適に走れるように工夫してみましょう。
<墨田川には合計7か所の橋がある>
台東区には隅田川が流れ、川には多くの橋が架かっています。
白髭橋、桜橋、言問橋、吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋、7ヶ所の橋があり、桜橋以外の橋は昭和10年までに竣工されたものです。
橋の形式も鋼アーチ、鋼トラス桁、鋼箱桁、ゲルバー式鋼板桁、鋼アーチ桁コンクリートアーチ桁などさまざまで、カラーリングもレッドやライトブルー、グリーン、イエローなどカラフル。
これら情緒ある橋を走るランニングコースをご紹介しましょう。
<隅田川の橋を巡るラン二ングコース>
スタートはもっとも上流にある「白髭橋」からランニングスタート。(橋めぐりコース①)
橋場不動尊や石浜図書館(AEDあり)を通過し、さらに南へと走ります。
浅草病院や桜橋小学校を過ぎると台頭リバーサイドスポーツ公園へ到着しますので、ここから公園内に入り公園の奥にある桜橋を渡り川の対岸へと移動。
さらに南下すると小梅小学校が見えますので、すぐ近くにある言問橋を渡りまた川の反対側へ。
川に沿って作られた隅田公園に入り公園の道なりに川を南下(川下へ)移動していきます。
公園内にはカフェや遊具、トイレ、休憩所などがありますので疲れたときは休憩しましょう。
水上バス浅草発着場のそばに吾妻橋があるので橋を渡ってまた反対側へ。
吾妻橋から個性的な金色のオブジェ(スーパードライホール)が見えるはずです。
吾妻橋を渡るとすぐ目の前に駒形橋があるので、この橋もわたりましょう。
駒形橋のスロープを降りてさらに進むと厩橋が見えますのでここも渡ります。
ラストは蔵前橋、最後の橋を目指してひたすら走りましょう。
蔵前橋を渡れば台東区の隅田川に架かる橋を全制覇したことになります。
ゴール地点をどこに設定するかは自由なのですが、もっと橋を渡りたいのであればJR総武線を超えて柳橋(神田川に架かる橋)を渡り、浅草橋、左衛門橋と橋巡りを楽しむことができます。
<台東区はほかにも素晴らしいランニングコースあり>
台東区と言えば墨田川や上野恩賜公園、浅草寺、雷門、アメ横商店街、上野東照宮などたくさんの観光地や名所があります。
これら名所を巡りながらランニングできるコース、下町情緒を感じられるコース、特定の地区を重点的にランニングできるコースなどほかにもさまざまなコースがあります。
台東区保健サービス課ではウォーキングマップを配布していますので、マップを手に入れてランニング&ウォーキングコースを確認するのもおすすめ。
インターネットでもコースが図解入りで公開されていますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
台東区は上野恩賜公園など大きな公園や川沿いの公園が多く、安心してウォーキングやランニングできる場所が整備されています。
とくに上野恩賜公園内は人気ランニングコースとなっており、多くの方が健康増進やリフレッシュのために園内を活用中。