物件選びの際には地震に強い建物かどうかが気になることの一つでしょう。
マンション購入の際の判断基準で、よく耳にするのが「新耐震基準」と「旧耐震基準」。
この2つの境目の時期をご存知でしょうか?
こんにちは。1940年創業、台東区・荒川区で地域愛着の城北商事不動産部です。
結論から言いますと、1981年(昭和56年)6月1日が境目です。
しかし気を付けてもらいたいのが、これは築年月ではないということ。
一体どういうことでしょうか?
◆境目は完成した年月日を示す「竣工日」ではなく、「建築確認された日」
例えば不動産広告で昭和58年10月築となっていても、新耐震基準の場合もあれば、旧耐震基準の場合もあります。
新耐震か否かの境目は、「建築確認申請」が昭和56年6月よりも前か後かというところがポイントです。
物件の図面に記載してある築年月ではありません。
築年月は、建物の登記簿謄本の新築年月日をもとに記載するのですが、これは、建築確認申請の日ではなく完工の年月ですので、確認申請との間にタイムラグが生じます。
そのため、マンションは戸建てよりも規模が大きいので、確認申請~完工までの期間が長くなりますので、最低でも1年間はみておいた方が良いでしょう。
例えば、昭和60年築のマンションということであれば、十中八九、新耐震基準と言えると思いますが、時期がきわどいものは、もう少し詳しく調べる必要があります。
建築確認申請がいつか?は、「建築計画概要書」か「建築確認台帳記載事項証明書」のいずれかを確認することで正確な時期が分かります。
いずれも、物件が所在する市区町村の役所で取得することができます。
建物規模が大きいものは、都県庁で管理していることもあります。
新耐震か旧耐震かあいまいな際には、住宅ローン控除などにも影響してきますので、ご確認をお忘れなく。
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