「住宅ローンを組む際に、保証料が必要って言われたけど、これってどういうものなの?」
こんにちは。1940年創業、台東区・荒川区で地域愛着の城北商事不動産部です。
不動産を購入する際には、物件価格以外にも諸費用が必要になります。
そして、住宅ローンを組むときにかかる諸費用のひとつに「保証料」があります。
諸費用の中でも意外と高額になりやすいものの一つです。
そこで今回は、住宅ローンの保証料とはどういう仕組みなのか、そしていくら必要なのかを紹介していきます。
住宅ローンの保証料とは、ローンの返済ができなくなってしまった場合に、保証会社に銀行へのローン支払いを肩代わりしてもらうための保険料になります。
ローンを確実に回収するための「銀行にとっての保険」というわけですね。
この保証料はローンの金額に応じて何十万円という数字になります。
もちろんローンの借り主は、保証会社に肩代わりしてもらった分を後日、保証会社へ支払わなければなりません。
肩代わりしてもらっておしまい、とは当然いきません。
保証料は、お金を貸す銀行のための保険であって、借り手にとってメリットは何もありません。
こう聞くと、保証会社を使わずに保証人を立てるなどして、保証料を抑えたいと考えるのが人情です。
しかし、融資の条件に「保証会社を通すこと」という項目がありますので、保証料を節約することは難しいのが実情です。
今は賃貸物件を借りる際にも保証会社は必須になっている所がほとんどなので、致し方ないですね。
保証料は、金融機関や借入額、返済年数によって変わってきます。
また保証料の支払い方法には下記の2種類があります。
①一括前払い型(=外枠方式)
住宅ローンの契約時に、保証料を一括で支払う方法です。
この際の保証料は、購入費用として借入額の約2%となります。
たとえば、借入額が3,000万円、借入期間が35年の場合は保証料が61万8,300円となります。
この方法で保証料を支払うと、のちに繰上げ返済した際に一部が返金されます。
これは、繰上げ返済することで返済期間が短縮し、保証しておく期間も短くなるためです。
②金利上乗せ型(=内枠方式)
住宅ローンの契約時の金利に上乗せされて支払う方法です。
住宅ローンの適用金利が1%で、金利上乗せ0.2%だった場合は、1.2%が最終的な金利になります。
この方法で保証料を支払っている場合は、繰上げ返済しても返金はありません。
◆保証料が不要な金融機関もあるが、代わりに融資手数料が必要
金融機関によっては、保証料を取らない場合もありますが、代わりに「融資手数料」という費用がかかります。
融資手数料型は、金利が低く、保証料も無料になる反面、融資事務手数料が借入金額の約2%かかることや、万が一繰り上げ返済などでローンを早く完済しても戻ってくる保証料がないという特徴が挙げられます。
こちらもまとまった金額になりますので、やはり資金計画を立てるうえでは重要な項目になりますね。
不動産購入でお悩みの際には、徹底的にお客様の立場に寄り添ってお住まい探しをサポートする城北商事不動産部へご相談ください。