東京23区内の北側に位置している荒川区。
近年では子育て世代に向けて、待機児童を減らすために保育園を増やしたり、独自の助成制度をおこなったりしています。
治安も23区内ではとても良く、治安ナンバーワン都市を目指してさらなる治安改善を心がけており、子育て世代には嬉しい事ばかりです。
そして今回は、荒川区に住まいをお探しの方向けに、荒川区がおこなっている子育て支援について紹介していきますので、気になる方はぜひ読んでみてください!
<相談及び制度>
荒川区の公式サイト「あらかわ子育て応援サイト」では「安定した気持ちで過ごすための10のアドバイス」という、子育てでの不安やストレスを少しでも軽くするための方法を紹介しています。
一部抜粋してご紹介しますが、自分の心の感情温度計をイメージし、感情と向き合ったり、深呼吸といったリラクゼーションをおこなったりする事で無理しない子育てを心がける事ができます。
子どもを怒るよりも褒める事、子どもが自分で決めたり、選んだりするのを助けましょうなど、育児に慣れた方でもハッとする事がたくさん記載されています。
他にも、夫婦やご家族で不安や苛立ちを共有し、話し合うことや子どもが話しやすい雰囲気や時間を作ることの大切さなども紹介しています。
また、妊婦さんを対象に、助産師や保健師のとの面接・面談がおこなえる「ゆりかご面接」という制度もあります。
ゆりかご面接では、妊娠期から子育て期を健康に過ごすためのアドバイスや妊娠中に準備すること、地域情報の提供など、さまざまな相談ができます。
<妊娠や出産費用の助成>
荒川区では、新生児聴覚検査の費用を一部助成する制度を実施しています。
聴覚の障がいを早い時期に発見するため、出産後間もない時期に、眠っている赤ちゃんに小さな音を聞かせ、その刺激への反応をコンピューターで解析や判定をおこなっています。
この検査で難聴を早期に発見できれば、早い時期から赤ちゃんへの支援をおこなえるようになるので、積極的に検査を受けることをおすすめします。
他には、健康保険に加入している方には出産育児一時金を支給する制度もあります。
国民健康保険の場合は、赤ちゃん一人あたり一律42万円。
社会保険の場合は、加入している保険組合によっては給付額が異なるので、まずはご加入の組合などに問い合わせるのがいいでしょう。
<乳幼児健診>
子どもの発育や発達を成長の節目で確認します。
身体測定や診察以外にも、さまざまな専門職の方が日頃の子育ての悩みや疑問についての相談も受け付けています。
対象となるのは、生後4ヶ月、1歳6ヶ月、3歳です。
上記以外にも1歳から1歳3ヶ月のプチ検診もありますが、予防接種と同時にしか受けられないといった条件もあるので詳しくは自治体に確認してみると良いでしょう。
他には、子どもの虫歯予防のための定期歯科健診や歯みがき指導、予防処置といった事もおこなってますが、現在はコロナの影響で一時休止しています。
歯や口の相談に関しては、電話でもおこなっているので、何かあれば気軽に相談できるのも嬉しいですね。
<あらかわキッズ・マザーズコール24>
妊娠中や育児のご相談を24時間365日受け付けています。
例えば「子どもがなかなか寝ない」「しつけの方法がわからない」「初めて育児をするが、この方法であっているのか」など、看護師資格を持った専任スタッフがお答えします。
24時間対応可能なので、早朝や深夜など時間に縛られないですし、要望によっては医師や臨床心理士などにもつなげられるので、子育て世帯には嬉しいですね。
また、妊娠中や育児のご相談とあるので、乳幼児や2,3歳児のみかと思われますが、18歳未満までの子どもの相談も受け付けているので、子どもが思春期になった際の悩みも相談できます。
<キッズクーポン>
0歳から2歳の子どもを在宅で養育している家庭に対して、子育て支援の充実を図るためキッズクーポンを配布しています。
0歳から1歳児には、絵本交換券をプレゼントし、2歳児には2,000円分のこども商品券を配布します。
子ども商品券とは、子どもの好きなおもちゃや子ども服はもちろん、遊園地や水族館、動物園などの入場にも使える商品券です。
配布対象者や絵本交換券の申込期限など、気になる方は自治体に確認をしてみてください。
<絵本プレゼント>
絵本を通じて親子のコミュニケーションを深めるのを目的に、新生児及び3歳児の保護者に絵本を1冊贈呈しています。
贈呈する絵本は以下です。
・新生児
「みんな、絵本から I love reading books with you,Mammy」
※荒川区で初めて出生届を提出した保護者の方
「ちょっとだけ」
※第1子以上を荒川区で出生届を提出した保護者の方
・3歳児
「スイミー ちいさな かしこい さかなのはなし」
「月夜のみみずく」
「なつのあさ」
「よるのようちえん」
無料で絵本がもらえ、読み聞かせによる子どもとのコミュニケーションを図れるよい機会ですね。
他にも絵本の読み聞かせには、感情を豊かにしたり、想像力を育てたり、国語力がアップし、学力向上にも繋がります。
絵本を読むことを習慣化させれば、子どもの集中力も上がると言われているので、ぜひとも使用したい制度ですね。
<一時保育・預かり事業>
荒川区ではきらきら子育て交流サロンにて、生後1ヶ月から2歳まで一時預かりをおこなっており、理由を問わず、お子さん一人あたり1回500円で預けられます。
実施日は毎週金曜の午後2時から午後4時までですが、急用などでどうしても子どもを預かってもらいたい時に便利な制度ですね。
他にも原則7日以内まで預けられるショートステイなどの制度もあるので、病気など、どうしても育児ができない際にも安心です。
<産後支援ボランティア派遣事業>
生後6ヶ月までの子どもがいる家庭を対象に、35(産後)サポネットin荒川というボランティアのメンバーが訪問し、育児をサポートする有料制度があります。
35(産後)サポネットin荒川とは、東京都立大学と地域のボランティアが立ち上げた子育て支援プロジェクトで、東京都立大学の看護学、作業療法学などを学ぶ学生や教員、地域のボランティアで構成されたボランティア団体です。
赤ちゃんのお世話のお手伝いや短時間の赤ちゃんの見守り、簡単な家事のお手伝いといった事から話し相手、相談相手も可能なので、初めての育児などで余裕がない場合は手伝ってもらうと良いでしょう。
<あらかわ子育て応援ブック>
荒川区は、子育てを応援するため助成や手当、検診、子どもを預けたいときなど、さまざまな育児に関する情報をまとめた、あらかわ子育て応援ブックを配布しています。
荒川区役所子育て支援課や子ども家庭支援センターなどで配布をしていますし、荒川区のホームページからもダウンロードが可能です。
妊娠中から就学、その他イベントの紹介など、多くの情報をまとめているので、年のために入手するのをおすすめします。
今回は、荒川区の子育て支援について紹介いたしました。
荒川区はさまざまな支援をおこなっているので、子育て世帯には嬉しいことばかりですね。
今回、紹介してはいませんが親子のふれあいや仲間づくりができる交流場所やあらかわベビーステーション、児童遊園、少年少女体験教室など多数の制度がありますので、気になる方はぜひご自身でも調べてみるのも良いでしょう。
荒川区で親子ともども、無理のない子育てができるといいですね!