初めて2人で生活をするとき、部屋探しはとてもわくわくするイベントです。
しかし、その一方で不安に感じる部分の多々あることでしょう。
これまで、進学や就職などで一人暮らしの経験があるので、部屋探しは慣れているという人でも、やはり二人で生活するとなればまた違った部分で注意しておくことが増えます。
そこで、初めて2人で暮らす部屋を探すときにはどのような部分に注意しておけばよいのか、押さえておきたいポイントをご紹介します。
◆家賃はいくらくらいが目安?
まず部屋探しの前にどのくらいの家賃の部屋にするのか決めておきましょう。
家賃は収入の3分の1までに抑えるとよいとされていますが、たとえばどちらも働いていて、お互いで家賃は折半で負担するということもできます。
一般的には2人の収入の手取り総額の3分の1を目安にしましょう。
また、生活をする上では家賃以外にも、食費や光熱費などの生活費が発生しますので、どのように分担していくか事前に決めておくことをオススメします。
◆間取りはどのくらいが理想?
2人で生活するために必要な広さは、最低でも30㎡くらいなので18畳くらいを目安に考えましょう。
また、家具や電化製品など、どのくらいのものを持ち込むかによって広さは異なります。
間取りにすると、最低でも2部屋はあった方が良いと考えられますが、しばらく入籍の予定がなく、家族が増える事がないなら1LDKでも快適に生活することはできます。
DKタイプの間取りにすると、LDKと同じくらいの広さでも家賃は割安になることを知った上で探すと、お得な物件に巡り合えるかもしれません。
◆洗濯物が干せるスペースは確保できるか
さらに、2人で生活するなら洗濯物も当然2人分になります。
ベランダなどが狭くて洗濯物が干せないと、常に部屋干しすることになってしまうのでベランダの広さも確認しておきましょう。
ただ、最近は洗剤も進化してますし、室内に干すという人も多いと思いますので、どこにどの位の物干しスペースがあるかを確認するようにしときましょう。
◆同棲だと入居審査のハードルが上がる?
まだ婚姻届を提出していない2人が入居する場合、同棲という形になるので入居審査のハードルが高くなる可能性があると理解しておきましょう。
結婚していないと、仮に別れてどちらか片方だけが住むことになったとき、家賃を継続して支払うことができるのか心配されることがあるからです。
また、喧嘩などトラブルが起きるのではないかということもハードルが高くなる要因です。
このような場合、結婚を前提に付き合っている婚約者として同棲することを伝えた方が、心象は良くなると考えられます。
◆2人で快適に過ごせる部屋探しを
なお、いっそ単身者用の部屋にこっそり2人で住んでも分からないのではないかと思うかもしれませんが、これは契約違反になるので後で問題となる可能性がありますので注意してください。
新しく生活を始めるために、快適に過ごせる部屋を見つける様にしましょう。