子どもだけでなく、大人も楽しむことができる図書館が鶯谷にあるのをご存知でしょうか。
「国立国会図書館 国際子ども図書館」は国内外の児童書を所蔵している国立の図書館で、明治39年(1906)に建てられたレンガ棟に、赤ちゃんから大人までが利用できる「子どものへや」など設けられています。
永田町にも国会図書館はありますが、あちらは18歳以上でなければ入館できません。
こちらは誰でも入館可能で、小さなこどもから大人までが一緒に楽しむことができる図書館となっています。
◆「国立国会図書館 国際子ども図書館」の特徴
国際子ども図書館 アーチ棟外観
平成27年(2015)年にはアーチ棟が完成し、児童書の調査や研究ができる「児童書研究資料室」なども設けられているので、興味がある人は一度足を運んでみるとよいでしょう。
他にも子ども向けのイベントや児童書の展示会などが開催されていますので、家族でゆったり本に親しむことができる図書館であることが特徴です。
◆場所はどこにある?
場所は上野公園の北のはずれ、東京芸大横にあります。
上野動物園正門、科学博物館から歩いて5分くらいの場所で、上野駅からは10分ほどかかりますがJR山手線鶯谷駅からの方がアクセスしやすい場所にあります。
◆館内の雰囲気は?
まるでお城のようなたたずまいの建物を眺めているだけで圧倒されてしまうかもしれません。
天井も広く、内観も立派な印象でとても開放的な空間です。
広いので、ベビーカーを使っている人でも余裕で訪れることができます。
入ってすぐの階段の横には子どものへやがあり、小さな子どもが喜ぶ児童書にゆったり読むことができるスペースが設けられています。
検索スペースもあるため、目当ての本を簡単にみつけることができるでしょう。
◆お腹がすいたらレストランで食事もできる
レストランなどでは安く食事が提供されているので、子どもがお腹をすかせてぐずぐずいっても、すぐに対応できるのが嬉しいところです。
また、外にはカフェテラスもあり、天気がよければそこで食べることができます。
◆フリースペースなど使い勝手がよい部屋もある
また、館内にはフリースペースとして、授乳やオムツ替えなどができる場所があり、持ち込んだ飲食などを食べてよい場所になっていました。
とてもキレイなスペースで、子ども用にハイチェアなども置いてあるので安心です。
◆いろいろな本を手にとって読んでみては?
絵本は多国語で揃っているので、いろいろな国の言葉にも対応できるようです。
児童書ギャラリーは明治から現代までの児童書が常設された展示室となっており、児童文学史、絵本史それぞれについて、時代の特色や代表作品などが紹介されています。
1,000冊の展示資料はどれも手にとってみることができますし、入場も無料なので一度足を運んでみてはいかがでしょう。
【施設情報】
スポット名:国立国会図書館 国際子ども図書館
所在:東京都台東区上野公園12-49
アクセス:JR山手線上野駅公園口改札から徒歩11分・JR山手線鶯谷駅南口改札から徒歩8分
電話番号:03-3827-2053
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日、国民の祝日・休日(こどもの日は開館)年末年始、毎月第3水曜日