東京都台東区にある入谷駅(いりやえき)は、東京地下鉄(東京メトロ)の日比谷線の駅です。
今回は、この入谷駅の駅構内と周辺環境についてご紹介していきます。
◆入谷駅について・駅構内
主に上野・銀座・中目黒方面と北千住・南栗橋方面に運行されています。
駅名標の上に入谷朝顔市にちなんだ朝顔が描かれているところが特徴で、ホームとの行き来にエスカレーターのほかにエレベーターが設置されているなどバリアフリー構造となっています。
利用する人は1日平均でおよそ3万人ほどと比較的少なめではありますが、都心部との行き来に重要な公共交通機関としての役割を担っています。
駅構内は改札口とホームのみの単純な構造であり、トイレや自販機、多機能券売機が設置されている以外は売店などはありません。
ホームも2車線に沿って2つのみの対面式とされていて、ホーム同士の行き来は地下2階の連絡通路を利用します。
ちなみに駅を利用する注意点として言われているのがホームと駅をつなぐ階段の部分で、普段は問題ないのですがホーム内に列車が入ってくると中の空気が一気に押し出されて階段内に強風が吹きつけることもあるとされています。
これはホーム内の空気の流れが考慮されていない構造となっているためであり、東京オリンピックの開催に間に合わせる形で急ピッチで作られたためだと言われているようです。
◆駅周辺の環境
そんな入谷駅の出口は南側と北側に分かれており、駅の上には大通りの交差点が広がっています。
南側出口は飲食店や寺院が広がっているのに対して北側出口の付近は入谷商店街やスーパーマーケットがあり、日用品や食品などの買い物をする際には北側出口を利用する人が多いです。
ただどちらも大通りに面しているため車の交通量が多く、車以外にもスーパーマーケットを利用する通行人などで混雑している時間帯もあります。
スーパーマーケットや商店街のほかにも北側出口付近に警察署もあり、郵便局などの生活関連施設などの必要な施設は駅付近に揃っているため利便性は高いと言えます。
飲食店もどちらの出口付近にも多く見受けられますし、駅の使い勝手そのものは良好です。
ただ地下鉄の駅であるため専用の駐車場はなく、車を利用している場合は最寄りの駐車場を利用する必要があります。
入谷駅からほかの公共交通機関を利用する場合には最寄にバス停があり、都営バスの「入谷鬼子母神」と台東区コミュニティバス「めぐりん」の2種類が利用できます。
こちらは前者が上野公園行きと亀戸駅行き、足立梅田町行き、浅草寿町行きの4便、そして後者が生涯学習センター北・浅草駅方面です。
それ以外の情報としては2000年以降は駅前を中心としてマンション建設が進められており、単身世帯だけではなくファミリー層も増えています。
そのため多くの世帯が利用しやすいように生活関連施設を中心に開発が進んでおり、商店街など昔から地域を支えている施設も利用しやすい環境が整っています。