東京都の荒川区とは、上野を中心とした台東区の北部と隣接する、東京23区の北のほうにある区です。
そして、南隣にある台東区は開発が進んでいるので下町的な雰囲気と都会的な雰囲気が混在しているのに対し、墨田区や葛飾区と並んで典型的な下町エリアの一つとして扱われています。
今回は、この荒川区がどういった場所なのか一緒に見ていきましょう。
◆落ち着く下町エリア!
区のシンボルとなっているのが都電荒川線という荒川区を横断する小さな電車で、その沿線付近には、「あらかわ遊園」という浅草の花やしきに近い小さい遊園地兼動物園などがあります。
また区の一部のエリアだけ下町的雰囲気があるのではなく、区全域において独特な下町風情漂う雰囲気があり、数えきれないほどの寺・神社があります。
そして、いくつかの駅周辺を除いて高層建造物がほとんどありません。
ちなみに同じく下町エリアの代表格といわれる区と比較してみますと、まず葛飾区と比べて都心にあって山手線沿線の区のため、荒川区のほうが都心の主要エリアへのアクセスが良いのが特長です。
次に墨田区と比較すると、墨田区には錦糸町エリアや東京スカイツリーエリアなど発展が進んで、台東区同様に都会的な雰囲気に姿を変えつつあるエリアが増加していますが、荒川区はいい意味で開発が進んでおらず、古き良き江戸・東京の雰囲気が保存されたような状態が維持されています。
◆買い物便利!
お買い物・飲食面に関しましては、荒川区は前述通り、都心の区の中で最も下町風情が残ったままの区のため、逆に言うと区内には百貨店や大型ショッピングモールが一つもないという部分があります。
しかし、そこに関しては全く心配なく、自転車さえあれば電車を使わなくても上野(台東区)、北千住(足立区)という2つの発達した繁華街にお買い物に行ってすぐに帰ってくることが出来ます。
また、区内に大型商業施設はありませんが南千住駅東口には「LaLaテラス南千住」という2F建ての中型SCや、三ノ輪駅近くには「ジョイフル三ノ輪」という商店街がありますし、スーパーや飲食店に関しては他の区同様に充実していますので、区内でも十分ある程度のお買い物を済ませることが出来ますし外食にも困りません。
◆交通アクセスも全く問題なし!
交通アクセスとしては、なんといってもまず新幹線停車駅の上野駅がすぐ近くにあるのが特徴で、区の全域からすぐに上野まで行くことが出来ます。
続いてビジネスマンをはじめとしてあらゆる人々にとって重要な駅である東京駅までも山手線の日暮里を起点とすると12分程度で着きます。
その他、池袋・新宿・渋谷などの山手線西部エリアにもすぐに行くことが出来ます。
さらに成田空港へのアクセスに優れるのも特長で、日暮里から成田空港までは京成スカイライナーでなんと最短36分です。
そういった意味で荒川区とは、出来る限り都心に近い区に住みたい、でも近代化した高層ビル街ではなく下町風情溢れるエリアに住みたい、さらに成田空港にもすぐ着く場所がいい、そんな方にとって最高のエリアです。