鶯谷は、東京都台東区にある駅名で、JR山手線・京浜東北線が通っています。
行政上には鶯谷という地名はありませんが、根岸の辺りに位置し1丁目にある駅が鶯谷駅です。
今回はこの鶯谷駅がどんな所なのか確認していきます。
◆文化の街!
駅東側にはホテル街があるため、昼間は人通りがまばらです。
山手線の駅の一つですが、人ごみでわちゃわちゃしている雰囲気はなく、落ち着いた雰囲気となっています。
駅の北口をしばらく歩くと正岡子規の棲家であった子規庵や、文人が多く住んでいた根岸の里、台東区立書道博物館など文化的なエリアもあります。
一見、駅から降りたイメージとは違い、あまり知られていない場所には寺社などの文化スポットが多数ある街です。
明治時代の外務大臣が所有していた邸宅も、住宅街の中に溶け込んでいるという風に、隠れ家が点在しています。
東京都内では比較的に閑静な場所だといえます。
◆下町エリアで住みやすい!
生活していく上においても、駅の西側の辺りは上野公園が近く閑静な住宅街です。
ぶらりとお出かけする環境に恵まれています。
駅東側の歓楽街辺りにはアパートなどが多くあり、生活感のある東京の下町というイメージです。
店が多く買い物に便利で家賃も比較的安めなので、独身者が生活していくのには快適なエリアです。
駅南口の方面には東京芸大や専門学校の学生などの人通りが多く見られます。
近くにアイドルの公演などが行われるホールがあり、多数のファンが押し寄せることも多いです。
また毎年7月には、入谷鬼子母神(真源寺)というお寺を中心に「朝顔市」というのが行われていて夏の風物詩となっています。
なお、山手線沿線の中でも治安は悪くないと警視庁の調べで明らかになっています。
駅前にホテル街はありますが、実際に風俗店はありません。
警備体制もよくパトロールや駅の監視カメラの設置が強化されています。
駅構内でのキャッチセールスなども禁止されています。
治安も東京都内の中では良い方ですので、安心して暮らすことが出来ます。
◆鶯谷駅の由来・駅の紹介・まとめ
なぜ、鶯谷と呼ばれるようになったのかというと、江戸時代に住職として京都から駐在していた皇族が、この地に鶯を放し、鶯の名所になったことが由来です。
当時から下町の別荘地帯と呼ばれ、多くの文人が住んでいました。
鶯谷駅は明治45年に鉄道院東北本線の駅として開業されました。
山手線の上野駅と日暮里駅の間に挟まれていて、東京都の出身者にもあまり馴染みの浅い場所のようなイメージです。
しかし、散策などしてみると数多くのスポットがある発見の多いところと言えるでしょう。
街には「ふれあいの街」や「歴史や文化の街」というキャッチフレーズが書かれた張り紙も見られます。
決して歓楽街だけのイメージではない、都心の中の情緒あふれる雰囲気が感じられる街です。