賃貸の部屋をネットや募集図面で探すときに出てくる“専有面積”。
これがどこの部分を指しているのかご存知ですか?
今回は、専有面積とは何か、どこまで含まれるのかを解説していきます。
〇専有面積とは?
アパートやマンションなどの建物において、借主が個人的に使っていいスペースのことを“専有部分”といい、その面積を“専有面積”といいます。
これに対して、みんなで一緒に使うところを“共有部分”といいます。
たとえば、廊下や階段、エレベータなどです。
〇専有面積はどこまで含まれる?
では、突然ですがクイズです。
以下4つの場所は専有面積に含まれるでしょうか?
①収納スペース、②トイレ・お風呂、③ベランダ、④ロフト
正解は・・
①収納スペース
→含まれる。
居住空間ではありませんが、日常生活で個人的に使用するスペースのため、専有面積に含まれます。
②トイレ・お風呂
→含まれる。
こちらも①と同様に個人的に使用できるスペースのため、専有面積に含まれます。
③ベランダ
→含まれない。
ベランダを使うのは、基本的にその部屋の居住者のみですが、専有面積には含まれません。
なぜなら、ベランダは避難経路として使われるため、共有部分にあたるからです。
ですから、避難の妨げになるような荷物の置きっぱなしはしてはいけませんので、ご注意ください。
④ロフト
→含まれない。
ロフトとは、屋根裏部屋のことです。
ロフトには建築基準法上の一定の条件が設けられており、それをクリアしていれば、床面積には含まれないこととなっています。
つまり、ワンルーム+ロフトの部屋で、20㎡となっていれば、収納やお風呂などを含むワンルームが20㎡あり、それとは別にロフトがあるということになります。