賃貸物件を借りる上で特に気を付けておくべき点は、契約書や重要事項説明の内容ではないでしょうか。
難しい不動産用語がたくさん書かれているものの、よく読めばしっかり理解できます。
契約の際は営業マンが説明はしてくれますが、できる事なら自分で読んで確認しておきたいですよね。
今回は借りる際の重要事項説明の注意点についてしっかり把握しておきましょう。
◆重要事項説明とは?
まずは必ず契約する際に説明されるものがこの重要事項説明です。
これは今回の賃貸契約にあたり、「この部屋はこの条件で契約しますよ」という内容が記載されており、それを借主の前で読み上げ、最終的に借主がそれで問題なければ契約しますよという説明書のような物です。
基本は契約当日に読み上げられて、そのまま契約書にサインするという流れになります。
重要事項説明でトラブルの原因となりやすいのが「特約について」です。
特によく勘違いなどでトラブルの元となるのが、敷金などの退去時の原状回復によるトラブルです。
営業マンが読み進めるものをそのまま訳も分からずに、はい、はい、と言っている方が中にはいらっしゃるように思えます。
全ての不動産業者が悪い人とは言いませんが、当然中には悪い事と知りつつ、借主にとって不利益となる事を記載している重要事項説明書がある事も否定はできません。
もし、「入居者負担」なんて言葉が出てきたらとりあえず反応してどういう意味ですか?としっかり確認することが大切です。
それがまともな条件でしたら何も問題はありませんし、中には違法な場合もありますのでチェックしておきましょう。
◆重要事項説明で気にしておくべきポイントとは?
①更新料について
管理会社によって料金が異なるのでチェックが必要です。
以前住んでいた物件と違うのに、今回も同じだろうと勘違いされる方もいます。
②保証料
こちらも不動産会社やオーナーさんが加入している保証会社によって、金額が異なってきます。
保証会社の継続保証料は1年毎に支払うものなのか、それとも2年毎なのか、そしてその金額はどうか。
このあたりのチェックも重要でしょう。
③退去予告はいつからする?
退去予告は基本1ヵ月前とされています。
これを守らずに明日退去しますと言っても退去はできますが、その1ヶ月先までの家賃は取られてしまうので注意が必要です。
④禁止事項の確認
ペットや楽器は禁止とされている場合がほとんどです。
そんな中で動物は分かりやすいのですが、意外にも楽器の事は気にせずに弾いてしまいトラブルの元となる場合があります。
◆まとめ
このように賃貸において注意点はたくさんあります。
ただし、基本的には重要事項説明をしっかり聞いていれば、問題はありません。
契約時にはしっかり話を聞いて、理解しておくようにしましょう。