根岸、下谷、北上野の周辺では、東京メトロ日比谷線入谷駅が最寄り駅になる場合があります。
東京23区の住みやすさを比べるときに、路線のアクセスや賃貸相場が決め手になります。
日比谷線の賃貸相場、住みやすさについて調べてみました。
■日比谷線の賃貸相場について
大手不動産サイトの調査によれば、日比谷線のなかで賃貸相場が高いのは、六本木、仲御徒町、銀座、恵比寿です。
1Kでは11万円~12.7万円が相場になっています。
一方、穴場となっているのは、北千住6.6万円、南千住7.8万円、入谷8.6万円です。
山手線でも西半分の路線は賃貸相場が高く、入谷の最寄り鶯谷の付近はリーズナブルになっています。
入谷付近から北千住に向かっては、古い建物が残っているエリアもありますし、日比谷線駅のなかでは狙い目になっています。
日比谷線では、秋葉原、霞が関、六本木、銀座、恵比寿などに通勤する場合、乗り換え無しでいけます。
六本木、銀座は山手線では乗り換えが必要な駅ですし、家賃相場がやや高いですから、入谷あたりに住んでいると、通勤がしやすいですね。
■23区で人気の路線と比較
やはり、山手線は人気があります。
主要駅が網羅されていますし、通勤通学にも便利ですから、池袋~恵比寿の駅チカ物件は人気ですが、賃貸相場もやや高くなっています。
次に、乗車率が高いことで知られる田園都市線をみてみましょう。
住みたいまちにランクインしている二子玉川など、都心からやや離れてゆったりした環境から、ダイレクトに渋谷にアクセスできるところが人気です。
こうした人気路線は、全体に賃貸相場も高くなりがちです。
乗降車の多い人気駅へのアクセスが良い路線の相場は高くなりますから、便利が良く、乗降人数がほどほどで、賃貸相場が安い穴場をねらうと良いでしょう。
同じ路線でも相場のばらつきが見られますし、リノベーション物件など、築年数は経っていても、おしゃれで快適に住める物件を探したいですね。
■住みやすさと家賃のバランスで選ぶなら入谷!
日比谷線では、入谷から北に行くと賃貸相場が下がる傾向にありますが、中央部からは遠ざかってしまいます。
また、入谷駅からJR鶯谷駅までは歩いて10分もかかりませんから、入谷と鶯谷に挟まれたエリアに住めば、山手線に乗りたい場合には鶯谷駅からという使い分けも可能です。
入谷周辺は、賃貸相場が比較的に安く、同じ予算で広い物件に住むことができ、昭和レトロな飲食店、江戸情緒を感じさせるお祭りといった良さを味わうことが出来る魅力ある場所なのです。