■小野照崎神社(5月)
3年に一度の本社神輿の渡御が行われる『大祭』では6万人の人出で賑わいます。
毎年、17の町会が集まって行う連合渡御が行われ、東京の下町の御輿担ぎの賑わいを見る事が出来ます。
入谷では入谷町会、本入谷町会、下谷二丁目町会、下谷東町会の4つの町会から御輿を出します。
樋口一葉の「たけくらべ」にも「小野照さま」として登場しており、古くから入谷周辺で親しまれている神社だとわかります。
「男はつらいよ」の寅さんを演じていた渥美清さんも、小野照崎神社に願掛けして役をつかんだといいます。
芸能人にも知られるパワースポットです。
■三社祭:浅草神社(5月)
浅草と言うと、入谷よりもちょっと東よりだというイメージがあるかも知れませんが、御輿のルートは、一之宮は浅草寺より南のエリア、二之宮は北側エリア、三之宮は西側吉原神社手前の3つに分かれており、入谷地区でも三社祭の頃には祭り用品が店頭に並び、いよいよ祭りだという空気が盛り上がっていきます。
一葉桜・月光通りのあたりまで三之宮がやってきます。
■三島神社例大祭(6月)
台東区内に三島神社は、根岸の元三島、浅草寺の本三島と、下谷の三島神社3カ所あり、それぞれの日程で大祭が行われています。
入谷周辺の5カ町連合会渡御の神輿を見る事ができます。
金杉通りに一同に会し、一斉に担ぎ上げる様子は、江戸っ子ならずとも血が騒ぐはず。
■入谷朝顔祭り:入谷鬼子母神『真源寺』(7月6~8日)
入谷鬼子母神『真源寺』から言問通りにかけて、120軒もの朝顔業者と、100あまりの露店が並び、その人出は40万人とも言われています。
早朝5時から朝顔を愛でるも良し、仕事帰りに露店フードを楽しむも良しの、夏の風物詩です。
食べ歩きにぴったりな、串もんじゃ、ラーメンバーガーなど、縁日気分が楽しめるメニューが楽しめます。
■酉の市:鷲(おおとり)神社(11月)
浅草七福神の一つに数えられる鷲神社は、11月に行われる熊手市『酉の市』で有名です。
浅草と言っても、日比谷線入谷駅から徒歩10分くらいでいけますし、割と近いです。
元は『酉の祭』でしたが、祭りに立つ市の賑わいに、『酉の市』と呼ばれるようになったそうです。
開運・商売繁昌のお守として有名な熊手お守りは、1番手には、金小判が授けられます。
俵や松、提灯などの縁起物があしらわれ、「かっこめ」と呼ばれ、金運や財をかき集め、福を呼び込むと言われています。