他県から引っ越しをする人にとって、憧れでもあり分からないことだらけの場所が東京23区。
東京といえばにぎわう都心のイメージが強いですが、居住区としてはどんな特徴があり、住まいやすい場所なのかが最も気になるところです。
また、都心近くで安全に暮らせるのか、生活面で気を付けなければならないこともあるのではないか、さまざまな不安もあるでしょう。
ここでは、台東区の入谷の街情報をご紹介します。
○都心に近くて風情がある街
入谷といえば、都心まで直通の東京メトロ日比谷線の沿線であり、また歴史的な風情を漂わせています。
時代の新旧を同時に感じることができるのが入谷の特徴と言えるでしょう。
街並みはどこか懐かしさを思わせる、下町気質が感じられる商店街が続き、江戸時代から続く夏の風物詩、「朝顔市」が名物の場所です。
毎年7月の6~8日にかけて、入谷鬼子母神周辺に、100件もの朝顔業者が集います。
このような催しが、伝統を守りつつ今に受け継がれていることに、都会を感じさせない人情や人の温かみを感じることができますし、住みたくなりますね。
昔ながらの銭湯が多い場所としても、人気のスポットとなっています。
○歴女や寺マニアには絶好のスポット
入谷近郊は、江戸時代に多くたてられた寺院がそのまま残っている処が非常に多く、先に紹介した鬼子母神もその一つです。
江戸城の鬼門に当たる土地柄のせいか、多くの寺院がたてられています。
お正月に寺院巡りツアーも企画されるほどの数がある入谷は、博物館や資料館のある地域にも近いため、歴史好きな人や寺院マニアには、とっておきのスポットと言えるでしょう。
○周辺と比べて家賃が安い
賃貸物件を借りて生活するとなると、一番に気になるのは生活のしやすさと家賃でしょう。
毎月支払う家賃だからこそ、少しでも安い所が有りがたいですね。
とはいえ東京都心にも程近い場所なので、家賃が相当高いのかと思いきや、一人暮らし向けの1K~1DKでも8万円代前半で借りることができ、お隣の上野と比較すると1万円以上安い物件平均単価となっています。
入谷は23区内ですが地価そのものが他の地域と比べて安い傾向があり、また上野公園など、緑が多く有って下町風情も感じられます。
特に田舎から上京した人にとっては、気負わず移り住める雰囲気があるエリアと言えるでしょう。
入谷付近そのものにあまり雑多なイメージが無く、喫茶店や飲食店がのんびりと昔ながらに営業をしているような、レトロな雰囲気がある、おススメのエリアです。