【TOP】城北商事不動産部 > 有限会社城北商事不動産部のブログ記事一覧 > 台東区池之端「旧岩崎邸庭園」の見どころや周辺環境を紹介

台東区池之端「旧岩崎邸庭園」の見どころや周辺環境を紹介

≪ 前へ|幕府に寄り添った寛永寺   記事一覧   上野のフィットネスジム!ジェクサーの魅力|次へ ≫

台東区池之端「旧岩崎邸庭園」の見どころや周辺環境を紹介

カテゴリ:地域情報【台東区・荒川区】

旧岩崎邸庭園


東京都台東区にある旧岩崎邸庭園は、三菱財閥岩崎家本邸として1896(明治29年)に完成し、現在は都立公園として公開されています。

本格的なヨーロッパ式洋館は外観も内装も豪華で見応えがあり、往時の華やかな暮らしぶりが垣間見える人気の観光スポットです。

今回は旧岩崎邸庭園の見どころについて、周辺環境も含め紹介していきます。


◆旧岩崎邸庭園とは?

旧岩崎邸庭園は、三菱財閥を創設した岩崎弥太郎の長男、岩崎久彌の本邸として建てられました。
当時は約1万5,000坪の敷地が広がり、およそ20棟もの建物が並ぶ広大な邸宅でしたが、現在残っているのはその3分の1の敷地と洋館、撞球室(ビリヤード場)、和館の3棟と庭園のみとなっています。
都立公園として一般公開されており、年末年始を除き通年開園しています。
開園時間は9時から17時、料金は一般400円、65歳以上は200円です。
都民の憩いの場としてだけでなく、全国のみならず海外からの観光客も訪れる人気の観光スポットです。

旧岩崎邸庭園は、鹿鳴館や上野博物館、ニコライ堂を設計した英国人建築家、ジョサイア・コンドルが手がけました。
現存するジョサイア・コンドルの作品の中ではニコライ堂に次いで最古の建物で、細部にまでこだわった華やかな装飾が魅力です。
邸宅は17世紀英国のジャコビアン様式をベースにしており、ルネサンスやイスラムのモチーフ、カントリーハウスのイメージなど様々な様式を織り交ぜてデザインされています。
同時期の西洋建築にはない繊細で華やかなデザインは見どころも多く、見応えも十分です。
洋館、大広間、撞球室(ビリヤード場)の3棟ならびに宅地は、国の需要文化財にも指定されており、明治期の邸宅事情を知る貴重な資料としての役割も果たしています。


◆旧岩崎邸庭園の見どころ

旧岩崎邸庭園は、その印象的で美しい外観からドラマのロケ地になることも多く、訪れたことはなくともその姿を目にしたことがあるという人もいるでしょう。
都立公園でもあるため、誰でも気軽に訪れることができます。
憧れのドラマの舞台に実際に足を運び、ドラマの雰囲気を肌で感じることも叶うでしょう。
細部まで作り込まれた彫刻的な装飾が特徴の外観をはじめ、華麗な壁紙や内装など、意匠を凝らした上品で華やかな雰囲気を堪能できます。

旧岩崎邸庭園の見どころは、主に4つ挙げられます。

旧岩崎邸庭園洋館


1つめは、洋館です。
木造2階建て、地下室付きの洋館は、旧岩崎邸庭園のシンボルとも言えるもので、ジャコビアン様式の見事な装飾が特徴です。
ステンドグラスが美しい玄関や、金唐革紙の壁紙、イスラム風のモチーフ、シルクの日本刺繍、ベランダに敷き詰められた英国ミントン社製のタイルなど、時を超えてなお輝き続ける美しさに圧倒されるでしょう。

旧岩崎邸庭園撞球室


2つめの見どころは、撞球室(ビリヤード場)です。
当時の日本では珍しい、スイスの山小屋風デザインが特徴の撞球室(ビリヤード場)は、校倉造風の木材の組み方や、刻みの入った柱など、随所に遊び心が感じられます。
洋館とは地下通路で繋がっています。

旧岩崎邸庭園和館


3つめの見どころは、和館です。
洋館とは渡り廊下で繋がっており、洋館が迎賓館としての役割を持つのに対し、和館は邸に住む人たちのプライベートゾーンとしての役割を担っていました。
そのため、落ち着いた趣のある内装が特徴です。設計は大工の大河喜十郎と言われ、書院造をベースにデザインされています。
岩崎家の家紋である三階菱の意匠が各所に見られるのも特徴でしょう。
日本画家の橋本雅邦が下絵を描いたと言われる障壁画が床の間や襖に残っており、芸術が生活の中に溶け込んだ贅沢な空間を満喫できます。

旧岩崎邸庭園芝庭


4つめの見どころは、芝庭です。
庭園は、植木職人の八代目・小川治兵衛の手によるもので、庭石、灯籠、築山などが配置され、和洋併置式の庭園として作られました。
見どころは、庭園南西部にある巨大な石灯籠や和館の巨大な沓脱石といった庭石です。
また、洋の東西で庭と館がどのような関係性を持つか、その違いを感じられるスポットでもあります。
西洋では庭から見える館の佇まいを重視する一方、日本では館から眺める庭の姿を重視します。
こうした日本と西洋の庭に対する捉え方の違いを意識できるのも、旧岩崎邸庭園ならではの魅力でしょう。


◆旧岩崎邸庭園へのアクセスは?周辺情報も紹介


旧岩崎邸庭園は、東京都台東区池之端1丁目にあります。
最寄り駅は、東京メトロ千代田線「湯島」駅で、駅からは徒歩3分です。
他にも東京メトロ銀座線「上野広小路」駅、都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」駅からいずれも徒歩10分、JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅から徒歩15分でアクセスできます。
複数路線が使用できる、非常にアクセスしやすい立地にあると言えるでしょう。
周辺には上野公園や不忍池、湯島天神などの人気観光スポットがあります。


◆旧岩崎邸庭園で時代を超えた美しさに触れよう

旧岩崎邸庭園


今もなお往時の雰囲気そのままに残る、旧岩崎邸庭園。
歴史的建造物が好きな人はもちろん、建築や芸術といった分野に興味がある人や、自然が好きな人、落ち着いた雰囲気の場所が好きな人も楽しめる場所です。
園内にはお茶や茶菓子を楽しめるカフェレストランもあるため、休憩しながらゆっくり巡ってみてはいかがでしょうか。

【施設情報】
施設名:旧岩崎邸庭園
所在:東京都台東区池之端1丁目3-45
アクセス:東京メトロ千代田線「湯島」駅から徒歩3分・東京メトロ銀座線「上野広小路」駅から徒歩10分・都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」駅から徒歩10分・JR山手線、京浜東北線「御徒町」駅から徒歩15分
電話番号:03-3823-8340
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)



1940年創業、台東区・荒川区で地域密着

お問い合わせはこちら
≪ 前へ|幕府に寄り添った寛永寺   記事一覧   上野のフィットネスジム!ジェクサーの魅力|次へ ≫

タグ一覧

最新記事

おすすめ記事

カテゴリ

>>全ての記事を見る

XMLRSS2.0

有限会社 城北商事不動産部 最新記事



有限会社 城北商事不動産部

城北商事不動産部は1940年創業!このエリアの不動産屋の中で一番歴史のある会社です。 老舗としてお客様に安心してご利用頂けるよう心掛けております。 地域密着型の不動産会社の良いところは最大限に活用し、また大手に引けをとらないシステムの確立と、ときには大手との連携を図り、出来る限りお客様の力になりたいと思っています。

スタッフ情報を見る

 おすすめ物件


上野桜木の立体長屋

上野桜木の立体長屋の画像

賃料
49.5万円
種別
アパート
住所
東京都台東区上野桜木2丁目16-2
交通
鶯谷駅
徒歩8分

上野桜木の立体長屋

上野桜木の立体長屋の画像

賃料
52.5万円
種別
アパート
住所
東京都台東区上野桜木2丁目16-2
交通
鶯谷駅
徒歩8分

メゾンコダサ

メゾンコダサの画像

賃料
7万円
種別
マンション
住所
東京都荒川区東日暮里4丁目6-3
交通
鶯谷駅
徒歩8分

根岸2丁目貸事務所

根岸2丁目貸事務所の画像

賃料
14.3万円
種別
店舗事務所
住所
東京都台東区根岸2丁目2-12
交通
鶯谷駅
徒歩3分

トップへ戻る

来店予約