初めて住宅を購入する方は、どういった流れで住宅ローンの審査を受けるのか、審査はどのようにおこなわれるのか、気になると思います。
住宅ローン審査の流れや審査基準を把握していなければ、審査をスムーズに進めることができないので、事前に流れを把握して準備や対策をしましょう。
この記事では、住宅ローン審査を受ける際の流れと審査の基準、審査の対策法をご紹介していくので、住宅の購入を検討している方は参考にしてください。
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まずは、住宅ローン審査を受ける際の流れをご紹介していきます。
住宅ローン審査を受ける流れ
住宅ローンは、「借り入れ先の選定⇒申し込⇒事前審査⇒本審査」といった流れを経て、契約に至ります。
これら一連の流れを進めるには約1か月ほどかかるので、住宅の購入を検討している方は住宅ローンの契約をするまでに最低でも1か月ほどかかることを頭に入れておきましょう。
借り入れ先の選定
住宅ローンを組む際は、まずは借り入れ先の選定が必要になります。
借り入れ時の金利はもちろん、審査にかかる時間や審査の厳しさなど、自分にあった借り入れ先を見つけなければいけません。
住宅ローンを借りる金融機関は、メガバンクや地方銀行のほか、最近ではネット系銀行や住宅金融支援機構という公的な団体と民間の金融機関が共同で提供している長期の全期間固定金利「フラット35」があります。
ただ、一般的には仲介を依頼する業者などから金融機関を紹介されるため、借り入れ先にこだわりがない方は紹介された金融機関に住宅ローンの審査を申し込むと良いでしょう。
住宅ローン審査の申し込み
住宅ローンの申し込みは、さまざまな書類が必要となります。
必要書類は借り入れをする金融機関によって異なりますが、「本人確認書類」「収入証明書」「物件確認書類」などが必要になるのであらかじめ準備しておきましょう。
また、契約内容によってこの他の書類もたくさん必要になるので、借り入れ先が決まっている場合は公式サイトなどで準備をしておいてください。
もし、書類を準備する時間がないという方は、不動産会社が代わりに準備してくれる場合もあるので確認してみてください。
事前審査(仮審査)
住宅ローン審査の申し込みをしたらまず「事前審査」がおこなわれます。
事前審査とは、本審査を受ける前の簡単な審査で、契約者の年収や購入物件に対する自己資金の割合を確認します。
当然ですがこの事前審査で落ちていては、契約はもちろん本審査も受けられないので、しっかりと準備をしてから審査を受けましょう。
この審査は、申し込みをしてから3日〜1週間ほどかかるので、それまでに本審査に必要な書類などを準備しておくとスムーズに本審査に移れます。
本審査(正式審査)
本審査では、事前審査よりもさらに詳しく審査をしていきます。
たとえば、団体信用保険へ加入できるか?購入する物件はどういった造りになっているのか?といった項目を本審査では審査します。
事前審査よりも詳細な審査をするため、必要になる書類やかかる時間も長くなるので、その点は頭に入れておきましょう。
一般的には、審査結果がわかるまでに1週間〜2週間ほど期間がかかります。
住宅ローンを組む際の審査基準
続いては、住宅ローンを組む際の審査基準をご紹介していきます。
国土交通省が発表しているデータをもとにご紹介していくので参考にしてください。
完済時の年齢
住宅ローン審査で金融機関が1番重視している項目は、住宅ローン完済時の年齢です。
意外に思う方も多いと思いますが、住宅ローンは30年以上のローンを組む場合が多いので、完済時の年齢を気にする金融機関は多いようです。
仮に、住宅を30歳で購入して35年ローンを組んだ場合、完済するときは65歳となるので、その時まで収入を確保できるのかを金融機関は見ています。
契約者の健康状態
金融機関が2番目に重視している項目は、契約者の健康状態です。
最近では、住宅ローンなどを組む際に団体信用保険に加入することが条件となっているため、健康状態が重視視されているようです。
そのため、団体信用保険へ加入できないような状態の方は、ローン審査を通るのも難しくなるでしょう。
住宅の担保価値
金融機関が3番目に重視しているのは、購入する住宅の担保価値です。
担保価値とは、住宅を売却した際にどのくらいの価値がつくのかというもので、担保価値が高い物件を購入した場合は審査が有利になります。
金融機関はローンの返済がおこなわれなかった場合、住宅を売却して融資金額を回収するので、売却によって資金を回収できない担保価値が低い物件の契約にはあまり前向きではないのです。
契約者の収入と勤続年数
住宅ローンの審査には、収入と勤続年数も関係してきます。
金融機関は融資金を返済してもらう前提で貸し出しをするので、返済の見込みがない方には貸し出しをしません。
安定した収入がなければ返済の見込みも低くなるので、審査にも通りにくくなります。
ただし、ここで重要なのは「収入を安定的に得ているか」ということです。
審査では継続的に収入を得ているかがとくに重視されるので、収入があってもそれが安定的でなければ審査に落ちてしまう可能性があるため注意してください。
返済負担率
金融機関が重視する項目のランキングでは低い位置にありますが、「返済負担率」も重要になります。
返済負担率とは、年収に対して返済額がどのくらいの割合を占めているのかを表すものです。
この負担率が、年収に対して30%ほどであれば問題ありませんが、これ以上になると年収に対する負担率が大きすぎるので審査にも通りにくくなります。
もちろん、この割合には金利の支払いも含まれており、自分が思っている以上に負担率が高くなることがあるので注意してください。
住宅ローン審査に受かるための対策
ここでは、住宅ローン審査に通るための対策法をご紹介していくので、対策をしたうえで審査申し込みをしてください。
健康状態を良くする
まずは、1番簡単にできる健康状態の改善からおこないましょう。
年収を上げたりすることは簡単にはできませんが、健康状態の改善であれば誰でもすぐに取り掛かれます。
健康状態が良ければ団体信用保険にも加入できるため、審査にも通りやすくなるでしょう。
反対に、安定的な収入があり計画的な返済ができる状態でも、健康状態に問題があれば貸し出す側も躊躇してしまうので、健康管理はきちんとおこなえると良いでしょう。
頭金を準備する
審査を受ける際は、頭金をできるだけ準備しましょう。
頭金を準備できれば返済負担率を減らせ、計画的な資金管理ができるとみなされ審査にも通りやすくなります。
これも比較的に手を出しやすい対策なので、申し込みをする前には頭金を貯めておきましょう。
また、配偶者に収入がある場合は、ペアローンなどを活用するとより審査に通りやすくなります。
返済計画を見直す
住宅ローンを組む際は、無理のない計画を立てましょう。
多額の借り入れをしたり、短い期間で返済を終えるために毎月の返済額を増やしたりすると、金融機関に不安を与えてしまうので、計画的で無理のないローン計画を提案してください。
他の借り入れを返済する
住宅ローンを組む際は、他で借り入れした分の返済を済ませておくのも効果的な対策です。
ローンをたくさん組んでいると返済できるか不安に思われる可能性があるので、すぐに返済できるローンに関しては、審査を受ける前に返済しておきましょう。
まとめ
住宅ローン審査を受ける流れと審査の対策法をご紹介しました。
住宅の購入は大きな買い物となるので、早めに計画を立て、無理のない借り入れをおこなってください。
1940年創業、台東区・荒川区で地域密着
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