いざ引っ越しが決まっても、入居先にエアコンがついていなかったらどうしますか?
今回は、賃貸住宅にエアコンがついていない場合や、エアコンが故障してしまった際の対処法について解説していきます。
前半では、電気代についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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夏場や冬場は快適に過ごすためにもエアコンを使うのが必須です。
しかし、あまりに使いすぎてしまうと、電気代のコストが多くかかってしまい、生活の負担になりかねません。
では、どのくらい使ったら、いくらかかるのでしょうか。
これから、エアコンを使う際の電気代の目安や、節電方法などをご紹介していきます。
エアコンの電気代
エアコンの電気代は、平均して1時間あたり27円ほどかかります。
この単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によって策定された値です。
基本的に使った時間に27円をかけて計算すればエアコンの電気代は割り出せますが、最近のエアコンは「インバーター制御」がついているので、ものによって大幅に電気代が変わってきます。
インバーター制御とは、温度を感知して自動でエアコンを制御する機能のことです。
たとえば、夏暑い日にエアコンをつけて、ある程度室内温度が下がってきたら、冷房を弱めて設定温度に保とうとします。
このインバーター制御機能が付属しているエアコンなら、冷暖房の使いすぎを防ぐことが可能です。
インバーター機能で弱められているときは最小で2.9円、エアコンの機能をフルで使っても最大21円が相場なので、インバーター機能がついているエアコンを買えば、まず間違いなく電気代を安くできるでしょう。
利用環境を整えることで大幅に節電できる
エアコンは1時間あたり平均27円と、家電のなかでもっとも電力を消費していると言っても過言ではありません。
エアコンの利用環境を整えるだけで、大幅に電気代が変わってくるとも言えます。
そんなエアコンの電気代を抑えるポイントを3つほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1つ目は、自動運転モードにしておくことです。
エアコンは、自動運転モードがもっとも節電できることを、まず頭に入れておきましょう。
たとえば、暑い時は同じ温度にするために、設定温度を下げるよりも風量を上げた方が安く済みます。
この設定を自動運転モードなら勝手におこなってくれるので、使わない手はないです。
2つ目は、カーテンをしっかり閉めることです。
夏はカーテンを閉めておくことで、外から熱気が入ってこないですし、冬は暖かい空気が中から逃げていきません。
ですので、節電したいと考えている方は、カーテンをしっかり閉めたり、断熱性のあるカーテンを利用しましょう。
3つ目は、定期的にフィルターを掃除することです。
意外とめんどくさくなってしまいがちなエアコンのフィルター掃除ですが、フィルターを掃除するだけでエアコンの効率がかなり上がります。
節電するだけでなく、キレイな空気を循環させるためにも、定期的にフィルター掃除をおこなうのがおすすめです。
賃貸物件にエアコンがついていない場合に知っておくべきこと
賃貸物件によっては、エアコンが部屋についていない場合があるかもしれません。
そのような場合は、勝手に取り付けていいのでしょうか、また、退去時はどうなるのでしょうか。
これから、賃貸住宅にエアコンがついていない場合について解説していきます。
賃貸物件は勝手にエアコンをつけられない
賃貸住宅では、大家さんや不動産管理会社に無断でエアコンを取り付けることはできません。
他の部屋にエアコンが取り付けてあってもです。
なぜなら、エアコンを取り付けるためには、壁に穴を開けたり、コンセントを増やしたりする必要があるので、物件を傷つけてしまうからです。
傷つける目的ではなくても、結果的に穴を開けてしまい、それが発端となって大家さんや不動産管理会社と揉める場合もありますので、エアコンをつける際は、必ず事前に連絡をとっておきましょう。
エアコンの工事費について
エアコンを取り付ける際は、本体料金以外にも取り付け工事費がかかってきます。
工事費については、基本的には全額借主負担となります。
ただし、内見で気になった物件にエアコンが付いていない場合、大家さんに交渉することでエアコンを取り付けてくれるケースもあります。
「自分も少し負担するから出してほしい」と交渉すれば、取り付け費用を負担してくれる可能性が高まるでしょう。
退去時に修繕費用は発生する?
エアコンが元々ついていなかった物件にエアコンをつけた場合は、穴を開ける工事が発生し、部屋の形状を変えてしまっているので、原状回復する義務が発生します。
もちろん、大家さんや不動産管理会社が「そのままで大丈夫」と言えば何も問題はないですが、確認せずに退去してしまうと、後からトラブルになる可能性があります。
ですので、エアコンがない賃貸住宅に取り付けた際は、退去時に残していくか、撤去していくかを大家さんに確認しておきましょう。
エアコンを取り付けられない賃貸物件も
新しくエアコンを取り付けようと思っても、構造的に不可能な賃貸住宅もあります。
理由はさまざまですが、ほとんどがエアコンのコンセントがないことと、室外機を置くスペースがないことです。
いざ取り付けようと思っても、構造的に無理な場合もありますので、事前に間取りやベランダの位置などを確認しておくようにしましょう。
賃貸物件の備え付けのエアコンが故障したらどうする?
エアコンも家電の一つですので、壊れることもあります。
では、賃貸住宅のエアコンが壊れたら、どうすればいいのでしょうか。
ここからは、賃貸住宅のエアコンが壊れてしまった場合の対処法などについて解説していきます。
エアコンが故障したときの対処法
まず、エアコンが動かなくなったからと言って、故障であると決めつけてはいけません。
リモコンの電池が切れて動かなくなっていたり、フィルターの目詰まりの可能性もありますので、冷静になって今できる対処法を施しましょう。
リモコンやフィルターをみても原因がわからなかった場合は、エアコンが故障していると考えていいです。
エアコンが設備になっているかチェック
エアコンが故障した場合には修理代を貸主か借主どっちが負担するかという問題があります。
それを確認するためには、契約時に説明された重要要事項説明書をチェックしましょう。
エアコンが設備になっている場合は貸主負担となりますが、残置物扱いとして入居している場合は借主負担となります。
もしエアコンが設備となっている場合は、大家さんや管理会社にエアコンが故障した旨を連絡しましょう。
その際、できるだけ具体的な情報(型番と不具合の状況など)を伝えてあげると、事がスムーズに運びます。
自分で修理会社を手配するのはNG
故障している事がわかっても、勝手に修理会社を呼んではいけません。
なぜなら、不動産管理会社によっては、家電が故障した場合に依頼する業者が決まっていたりするからです。
決まっている業者とは別の業者に依頼してしまうと、後からトラブルになる可能性がありますので、注意しましょう。
費用負担がかかる場合も
エアコンが設備の場合、基本的に修理費は貸主が払いますが、無条件で負担してくれるわけではありません。
入居者がエアコンの手入れを怠ったり、故意や過失でエアコンを壊してしまった場合は、借主の負担になります。
借主が原因で故障した場合は、借主が修理費を負担しなければいけないので、日頃から丁寧に扱い、こまめに手入れをするようにしましょう。
まとめ
エアコンは、家庭にある家電のなかでもかなりの電力量を占める家電の一つです。
また、エアコンは設置費用も高額になってくるので、エアコンがついていない賃貸住宅を借りる際は、取り付け費用を誰が持つのか、しっかりと確認するようにしましょう。
エアコンが故障した際も、慌てずにまずは重要事項説明書をチェックし、それから管理会社に連絡するのが最善です。
思わぬ出費にならないように、賃貸住宅を借りる際は、必ず設備に関しての条項をよく読んでおくことをおすすめします。
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