戸建ての外壁は、家の印象を左右する重要なポイントです。
戸建ての購入を検討している方は、外壁にはどのようなものや特徴があるのか、また何に注意すれば良いのかと気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、戸建ての外壁の種類や特徴、また選ぶ際の注意点について解説します。
外壁選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてスムーズな外壁選びをおこなってください。
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外壁に使用されている素材には、タイルやレンガ・モルタルなどさまざまな種類があり、特徴もそれぞれ異なります。
そのなかでも、日本で主に使用されている外壁材は、窯業系サイディング・金属サイディング・モルタル・タイル・塗り壁の5種類です。
まず、それぞれの外壁材の種類について解説します。
窯業系サイディング
サイディングとは板状の外壁材の総称で、窯業系・金属系・樹脂系・木質系の4種類があります。
そのなかでも、近年の住宅の約8割で使用されているのが、窯業系サイディングです。
窯業系サイディングの主な原料は、セメントと繊維質で、割合はセメント約80%・繊維質や増量材が約20%となっています。
主成分のセメントには防水機能がないので塗料によって加工し、繊維質には柔軟性と補強の効果があります。
また、費用はボードの厚さやデザインによって異なりますが、目安は3,500~8,000/㎡です。
金属サイディング
金属サイディングは、表面はスチール板で裏には断熱材を入れたものです。
外壁材に湿気や水分が入り込むことによって凍結を防げるので、寒冷地でもよく使用されています。
しかし、金属なので衝撃に弱く、錆びる可能性があります。
費用の目安は、アルミニウム製だと約5000円~/m2・ガルバニウム鋼鈑だと約4000円~/m2です。
モルタル
モルタルは、水・砂・セメントを調合したものです。
ラスという網状の金物の上からモルタルを塗り、その上から塗装をして仕上げます。
表面には防水性がないので、塗装することで防水性を持たせています。
また、質感が良く耐久性にも優れていますが、ひび割れが起こる可能性が高いので定期的なメンテナンスが必要でしょう。
タイル
タイルは、石や土などの自然素材を1,300度で熱して固めたものです。
耐久性に優れていますが、継ぎ目やコーキングの劣化によってタイルの裏側に水が入ってしまうと、タイルが浮いたり剥がれたりします。
費用はタイルの素材によって大きく異なりますが、1万円/㎡~が目安です。
一般的に、ほかのサイディングなどと比べると高くなります。
塗り壁
塗り壁は、セメントやモルタル・土を塗ることで仕上げます。
セメントやモルタルで塗る場合は、表面の塗装が必要です。
金額は、塗る厚さや素材・職人の腕によって大きく異なり、またメンテナンスの際は、塗り直しになるためメンテナンス費用が高くなる可能性があります。
戸建ての外壁の特徴とは?
戸建ての外壁には、防火性や防水性、耐久性やデザイン性など、それぞれの外壁にさまざまな特徴があります。
特徴をしっかり押さえて、自分に合った外壁を選びましょう。
窯業系サイディングの特徴
窯業系サイディングには、レンガ調やタイル調・木目調などおしゃれなデザインがありたくさんあり、またカラーバリエーションも豊富です。
また、大量生産になるので安価で、さらに施工が簡単なので施工費も安く、コストパフォーマンスが良いのが特徴です。
そのため、安さとデザイン性を重視する方におすすめの素材になります。
また、耐震性と防火性にも優れており、耐用年数は7年~8年です。
しかし、ボード同士をつなぐシーリングが劣化してしまうと、ひび割れが起こり、水が浸入する可能性があります。
金属サイディングの特徴
金属サイディングも、デザインやカラーバリエーションが豊富です。
すでにある外壁材の上から重ねて貼ることもできるため、解体する必要がなく工事費も安く済みます。
また耐用年数10年~15年と長く、断熱性や耐震性・耐凍害性に優れていて丈夫なのに、コストパフォーマンスが良いのが特徴です。
安価で断熱性を重視する場合におすすめの素材になります。
モルタルの特徴
外壁自体に模様をつけたりタイルを貼り付けたりできるので、デザイン性に優れていて、自分の好みのデザインを作れることが特徴です。
表面の加工により防水性を持たせていて、30年以上の耐久年数があります。
また、サイディングのようにコーキングされていないので、シーリングが割れることはないですが、モルタル自体はひび割れる可能性があるのでメンテナンスが必要です。
自分の好みのデザインで高級感を持たせたい場合におすすめの素材になります。
タイルの特徴
タイルは吸水性がないので、雨の影響を受けにくく汚れにくいのがメリットです。
また、タイル自体が硬いので傷がつきにくく、変色などの劣化もほとんどありません。
耐久年数は20年~30年と長く丈夫ですが、剥がれや浮きなどは起こるので定期的なメンテナンスは必要です。
塗り壁の特徴
表面に模様をつけられ、ほかの外壁材とはひと味違う風合いを出せることが魅力です。
職人の技術によって仕上がりに差が出ることも特徴の1つになります。
少し前までは、壁にひびが入りやすく汚れが目立ちやすいというデメリットがありましたが、塗料の改良によって耐久性の高い塗り壁も増えています。
自然素材のため劣化が少ないのですが、メンテナンスは10年~15年に1回は必要です。
戸建ての外壁を選ぶ際の注意点について
戸建ての外壁を選ぶ際には、自分で注意できることがいくつかあります。
後悔しないためにも、注意点をしっかり把握しておきましょう。
戸建ての外壁選びの注意点①素材選び
素材によっては、汚れやすい素材やメンテナンスがしにくい素材もあります。
以下のような、素材の機能もしっかり把握しておきましょう。
●遮熱、断熱機能:外部からの暑さを減少し、内部からの暖かさを外部に逃げにくくする
●防音機能:外部の音をいくらか遮断する
●親水機能:静電気の発生や汚れを付着しにくくし、雨水で汚れを落ちやすくする
●光触媒機能:太陽光が当たると汚れが分解され、外壁に汚れがつきにくくなる
戸建ての外壁選びの注意点②色選び
戸建ての外壁選びにおいて素材も大切ですが、色も家のイメージを左右する重要なポイントになるでしょう。
色選びの際には、以下の点に注意しましょう。
●好みだけで選ばない
●色見本を実物に合わせる
●色見本を太陽の光に当てる
まず、自分の好みだけで色を決めてしまうと、実際に完成した際に「外壁だけなぜか浮いている」と感じることがあるかもしれません。
その原因は、玄関のドアや屋根などの色との相性です。
ほかとのバランスを考えずに、自分の好みだけで色を決めてしまうとこのようなことが起こるので、周辺の色との相性も確認すると良いでしょう。
また、カタログの色見本は、実際の色と違って見えることがあります。
直接、実物の外壁に当てることで、自分のイメージと合っているか、また玄関のドアや屋根などの周辺の色との相性も確認できます。
その際には、晴れの日、曇りの日、雨の日とそれぞれの天候でチェックするのも良いでしょう。
また、実際に外壁は太陽の光を浴びるもので、太陽の光によって色の見え方も変わってきます。
そのため、色見本を太陽の光に当てて見ることで、より実物の色をイメージしやすいでしょう。
まとめ
戸建て購入時における外壁選びは、家のイメージに関わる重要なポイントです。
外壁材の種類にはさまざまな種類があり、それぞれに異なるメリットや注意点、特徴があります。
戸建ての購入を検討している方は、それぞれの種類の特徴をしっかり把握し、自分に合った素材を選んで、スムーズな外壁選びをおこなってください。
1940年創業、台東区・荒川区で地域密着
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