賃貸住宅を選ぶ際には立地や間取り、駅からの距離など、さまざまな選択肢があって迷いますよね。
そんな選択肢の1つとしてあげられるのが、中部屋にするか角部屋にするかということです。
賃貸のマンションやアパートなど集合住宅では、中部屋より角部屋のほうが希少性が高く人気があるようですが、本当のところはどうなのでしょうか?
今回はそんな疑問にお応えして、賃貸住宅の中部屋の特徴についてピックアップ。
中部屋のメリットやデメリット、中部屋に向いている人をわかりやすくまとめていますので、ご興味のあるかたはぜひチェックしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸住宅の中部屋の特徴①中部屋の主なメリットとは?
そもそも中部屋とは、マンションやアパートなど賃貸の集合住宅のなかで東西南北4面の壁のうち2面がほかの住戸に挟まれている部屋を指します。
中部屋に対して角部屋は建物の端に位置している住戸で、一般的には中部屋より角部屋のほうが戸数が少ないのが特徴です。
角部屋はそんな希少性と、窓が多く日当たりがよいなどわかりやすいメリットが多いため人気を集めているようですが、実は中部屋にも意外に多くのメリットがあるのです。
ここでは中部屋の特徴として主なメリットをあげてみますので、自分のライフスタイルに適したメリットかどうか確認してみてください。
メリット①冷暖房効率がよい
角部屋に比べて窓の数が少ない中部屋は、外気の影響を受けにくく冷暖房効率がよいことが大きなメリットです。
両隣に住戸があってそれぞれの部屋で冷暖房を使っていれば、冷暖房の相乗効果が期待でき、冷暖房を切った後も室温を快適に保てる時間が長くなります。
メリット②物件が多く家賃も割安
前述のとおり、マンションやアパートなど賃貸の集合住宅では中部屋のほうが戸数が多く、そのぶん物件の選択肢も多くなります。
また同じ間取りでも、戸数が少なめの角部屋より家賃が割安なのもうれしい特徴でしょう。
メリット③外からの音が響きにくい
両端をコンクリートの壁で挟まれている中部屋は遮音性が高く、建物外からの騒音が伝わりにくいのもメリットといえます。
賃貸住宅の外に大きな幹線道路があったり、人が大勢集まる公園があったりする場合は、あえて中部屋を選ぶのもよいかもしれません。
賃貸住宅の中部屋の特徴②中部屋の主なデメリットとは?
中部屋にも、角部屋に勝るとも劣らない魅力的なメリットがあるのですね。
しかし、もちろん中部屋にも知っておくべきデメリットがあるので要チェック!
ここでは中部屋の特徴として主なデメリットをあげますので、自分のライフスタイルのなかで気になるポイントかどうか確認してみましょう。
デメリット①両隣の住戸からの物音が響きやすい
中部屋は角部屋に比べて外の騒音が伝わりにくいメリットがある反面、両隣の住戸の物音などが伝わりやすいデメリットがあります。
生活音については多少の我慢が必要ですが、リモートワークで在宅勤務するなど、部屋にいる時間が長い人は賃貸物件を選ぶ際に注意が必要でしょう。
デメリット②日当たりが悪く閉塞感がある
窓の向きにもよりますが、中部屋は多方向に窓がある角部屋に比べて日当たりが悪くなりがちです。
南向きに窓があればそれほど気にならないかもしれませんが、窓が北向きや西向きだけという物件では日中も明かりを点ける必要があり、うっとうしく感じるかもしれません。
また専有面積の狭い賃貸アパートなどではとくに、窓が少なく壁面の多い中部屋だと閉塞感を覚える人もいるでしょう。
デメリット③玄関前の通路の往来が多い
部屋の換気が重要視される今、中部屋では窓を開けるとともに玄関側にある小窓や扉を開けて空気の通り道を作る必要があります。
ただし扉側は通常、ほかの住人も利用する通路に面しているため、開けっ放しにしておくのは気が引けますよね。
また角部屋前の通路に比べて宅配業者などの往来も頻繁にあるためプライバシーが守りにくく、扉を閉めていても「なんとなく落ち着かない…」と感じる人もいるようです。
賃貸住宅の中部屋の特徴③中部屋が向いている人の特徴とは?
上記のような中部屋の特徴を見ると、中部屋のメリットは角部屋のデメリットであり、その逆に、角部屋のメリットは中部屋のデメリットともいえそうですね。
最後に、そうした情報をふまえて中部屋が向いている人の特徴をあげてみますので、自分に当てはまっているかどうか、もう一度、確認してみてください。
角部屋にこだわって賃貸住宅を探している人も、もしかしたら実は中部屋のほうが向いているかもしれませんよ。
中部屋が向いている人の特徴①賃貸住宅の選択肢を広げたい
マンションやアパートなど賃貸の集合住宅では当然のことながら角部屋より中部屋のほうが物件数が多く、そのぶん選択肢が広がることで理想のお部屋が見つけやすくなります。
中部屋と角部屋それぞれのメリット・デメリットを把握して、両方を選択肢にすればさらに選べる物件数が増えます。
前述のとおり中部屋にも角部屋にもそれぞれメリットがあるので、多くの物件のなかから希望の間取りや設備にこだわって選べば、より快適な賃貸生活が始められそうです。
中部屋が向いている人の特徴②暑がり・寒がり
中部屋は冷暖房効率がよいことがメリットなので、寒がりの人や暑がりの人は角部屋より中部屋が向いています。
冬は部屋が暖まりやすく、夏は冷房が効きやすいということはシーズンを通して心地よい暮らしができますし、光熱費の節約にもつながります。
中部屋が向いている人の特徴③外部からの騒音に敏感
外から部屋に伝わる騒音は、車の走行音やエンジン音、工事の音、人の話し声などさまざまです。
中部屋は角部屋に比べて窓が少ないぶん外からの音を遮断しやすいので、こうした騒音に敏感な人は中部屋を選ぶのが賢明かもしれません。
通勤などの利便性から交通量の多い幹線道路沿いや駅の近くで賃貸物件を探している人は、周辺環境も考えて、角部屋にするか中部屋のほうがよいか、検討してみるとよいでしょう。
中部屋が向いている人の特徴④家具のレイアウトにこだわる
中部屋は角部屋より壁面が多いため、家具のレイアウトがしやすいことも魅力の1つです。
壁面が多いということは壁面に並べられる家具の数が増えるためレイアウトの自由度も上がりますよね。
たとえば大きめの鏡を置いて部屋を広く見せたい場合でも、壁面に余裕のない角部屋では置き場所を作るのが難しく、結局、鏡を置くために一方の窓を犠牲にしてしまうといった本末転倒な事態にもなりかねません。
また壁にポスターや絵画を飾ってお部屋に個性をプラスしたい人も、壁面の多い中部屋のほうが使い勝手がよいでしょう。
まとめ
マンションやアパートなど集合住宅には中部屋と角部屋があり、それぞれに特徴があります。
中部屋と角部屋の違いが明確なメリット・デメリットを知ることは、どちらの賃貸住宅がより自分に向いているのか決める手がかりになりそうですね。
とくに中部屋には賃貸住宅の物件数が多いことや家賃が割安といったメリットがあるため、角部屋より向いている人も多いのではないでしょうか?
「希望に合った角部屋がなかなか見つからない…」という人は、中部屋も視野に入れて探し直してみると、思わぬ好物件に出会えるかもしれませんよ。
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