家を建てるための土地を探していたら「古家付き土地」というのがあった。
古家を解体する場合、費用はいくらかかるの?
こんにちは。1940年創業、台東区・荒川区で地域愛着の城北商事不動産部です。
「古家付き土地」の場合、古家を活かして住むという選択肢もありますが、解体を前提として購入されるケースも多いかと思います。
では、建物を解体するときの費用はどの位かかるのでしょうか。
相続で空き家となってしまった実家の処分を考えたり、古い自宅を建て替えようとする時にも役に立つかと思いますので、是非ご参考にしてください。
解体費用を決める要素は、主に下記2点がポイントになります。
①建物の構造(木造、鉄骨造、RC造どれか)・坪数(大きさ)
②エリア(現場周辺の環境)
それぞれ見ていきましょう。
①建物の構造(木造、鉄骨造、RC造どれか)・坪数(大きさ)
解体費用の目安は下記の通りです。
木造:坪3~4万円
鉄骨造:坪5~6万円
鉄筋コンクリート造:坪7~8万円
壊しやすいかどうかによって費用が異なり、木造は比較的柔らかい構造のため費用も安く、鉄筋コンクリート造のように重厚な場合は費用も高くなります。
また金額の目安は上屋のみの場合の費用ですので、地階がある場合は解体費用も倍以上になることもあります。
②エリア(現場周辺の環境)
建物がどこに建っているのかによっても解体の費用は異なります。
たとえば、住宅密集地で隣の建物と近い場合ですと、調査の手間や重機で作業できない手作業の部分も発生するため費用も高くなります。
また、閑静な住宅街ですと、周りに迷惑をかけないように騒音の少ない解体方法にしたり、粉塵等も飛散させないようにする必要があることから、費用が高くなります。
◆建物の解体費用は壊す費用以外にもかかる費用がある
建物の解体費用は、単に「壊すための費用」と「壊した廃材の処分の費用」だけではありません。
以下のようなものが加算されて最終の解体費用が出てきます。
・足場養生費用(状況によります)
・地下ブロック撤去
・道路面ブロック撤去
・樹木撤去処分
・門扉/カーポートゲート撤去
・重機回送費 etc.
「解体費用は坪いくら?」と考えがちですが、「その家の状況に応じて、費用は一軒一軒異なる」ということを覚えておかないと正確な解体費用は出てきませんので注意が必要です。
また、実際に掛かる解体費用は「木造住宅」、「店舗」、「アパート」を比較した場合、例えば店舗は間仕切りの壁が少ないため安くなる傾向があり、アパートは店舗とは違い、間仕切りが多く水廻りやガス設備の関係で解体費用が高くなる傾向があるようです。
いずれにせよ、現場を見てもらって解体費用の見積もりを出してもらう事が重要となります。
解体費用を出してもらう際の最重要ポイントは業者選びです。
ついつい解体費用が安いところに依頼をしてしまいがちですが、売却をする際は別として、これから住もうと思っている自宅の解体で業者が近隣の方とトラブルを起こしてしまっては問題です。
きちんとした業者であることは直接会って判断したいですね。
ちなみに業者選びのポイントを3つ挙げると下記の通りです。
①実際に現場で立ち会って見積もってもらうこと。
②見積書はかならず「書面」でもらうこと。
③複数社から見積もりを取って比較すること。
今回は、解体費用の目安や業者に依頼する際のポイントなどを見てきました。
おおよその目安というのはあるものの、実際の解体費用は現場の施工状況によって大きく異なってきます。
住宅購入時に「古家付き土地物件」を検討される際は、まずは今回の解体費用の目安を参考にしていただければ幸いです。
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