ハロウィンが終わり、11月に入ると楽しみになるのが酉の市。
酉の市(とりのいち)とは、鷲神社、大鳥神社、大鷲神社などの鷲や鳥にちなむ寺社で行われるお祭りです。
酉の市が行われる寺社では、幸福や財運をかき込む縁起物とされる熊手を売る露店が立ち並び、多くの人出でにぎわいます。
今回は、2019(令和元)年の「酉の市」の日程と、熊手についてご紹介します。
◆2019年の酉の市は11月8日と20日
酉の市は11月の酉の日に行われます。
酉の日とは、その名からもわかるように、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の「酉」にあたる日のことをいいます。
年にも十二支があるように、日付にも毎日それぞれ十二支が割り当てられており、いずれも12日おきにめぐってきます。
そのため11月に3度行われる年もあり、1度目を「一の酉」、2度目を「二の酉」、3度目を「三の酉」といいます。
「三の酉まである年は火事が多い」といわれており、火の用心につとめる風習もあります。これは、「宵に鳴かぬ鶏が鳴くと火事が出る」という言い伝えや、寒くなって火を使う機会が増えるため注意を呼びかける意味などがあるようです。
今年の2019年は、一の酉が11月8日(金)、二の酉が11月20日(水)で三の酉はありません。
開催時間は0~24時で、一日中やっています。
◆酉の市といえば熊手!
酉の市と言えば「熊手」をイメージする人も多いでしょう。
もともと熊手とは長い柄の先に、竹製の曲がったつめを扇状に付けた農具のことで、形が熊の手のように見えることから「熊手」という名が付けられています。
熊手は落ち葉などをかき集める農具ですが、そこから次第に金運や幸運などの「福をかき集める」縁起物として扱われるようになりました。
ちなみに熊手はお守りと同様に毎年買い替えるのが基本で、商売が少しずつ繁盛していくように、熊手も年々大きいサイズのものにしてくのが良いとされています。
◆台東区にお住まいの方は酉の市発祥の地、浅草鷲神社へ!
酉の市を楽しめる場所は関東を中心にいくつかありますが、台東区にお住まいの方は浅草の鷲神社がオススメです。
東京メトロ日比谷線入谷駅3番出口から徒歩7分、浅草の浅草寺から徒歩10分の場所にあります。
鷲神社は別名「おとりさま」の愛称で親しまれている酉の市発祥の神社で、江戸時代から行われています。
熊手の店舗は約150店舗、露店は750店あり、毎年70~80万人が訪れ大いに賑わいます。
今年は二の酉までで、いずれも平日となりますが、午前0時までやっており、仕事終わりでも行けますので、しっかりと礼節をわきまえた上で、たくさん楽しんでみてください。
アクセス:
日比谷線「入谷」駅3番出口から徒歩7分
つくばエクスプレス「浅草」駅から徒歩8分
銀座線「田原町」駅から徒歩15分
東武線・浅草線「浅草」駅から徒歩15分
※車で行く際は、酉の市期間中は屋台が出ているため神社内の駐車は不可
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