荒川区と言えば、近年住みやすい場所として人気も高い場所です。
大きさは東京23区内で下から2番目に小さい区で、下町風情の残るエリアです。
今回は、そんな荒川区の基本情報と住みやすさ、子育て環境についてご紹介します。

荒川区役所
【地勢】
荒川区は東京都の北東部に位置し、台東・文京・北・足立・墨田の各区に隣接しています。
面積は10.16平方キロメートル。
荒川区は東西に長く、その大部分は起伏が無く平坦ですが、南西部に山手台地の一部があり、区の北東部を迂回するように隅田川が流れています。
【歴史】
縄文・弥生の原始時代には、荒川区の地域は大部分が海で、日暮里の台地だけが陸地となっていました。
日暮里の台地からは道灌山遺跡や日暮里延命院貝塚も発見され、当時集落があったことが確認されています。
江戸時代には、日光道中初宿の千住宿が置かれ往き交う人でにぎわいました。
また、近郊農村地帯として発展し、汐入大根・荒木田大根・三河島菜(漬け菜)・谷中しょうがなどが有名でした。
明治時代になると大工場が相次いで設立され、工業地帯が形成されていきました。
大正2年には王電(のちの都電)三ノ輪から飛鳥山下(現在の栄町)が開通し、関東大震災後、官営工場千住製繊所と宅地化が進みました。
南千住・三河島・尾久・日暮里の四つの町が一つになって荒川区が誕生したのは昭和7年のことです。
【世帯数】(2019年8月1日現在)
日本人のみの世帯103,389世帯・外国人のみの世帯11,443世帯・日本人と外国人の混合世帯2,350世帯・世帯数合計117,182世帯
【男女別人口】
男性人口合計107,679人・女性人口合計109,367人・人口合計217,046人

日暮里駅前
荒川区は、JRや東京メトロなど計9本の路線が通っており、中でも日暮里駅は、平成22年から成田空港を結ぶ成田スカイアクセス線も開通しており、出張や旅行が多い人にとっても便利なエリアです。

町屋駅前
荒川区の中心に位置する町屋駅からだと、上野駅まで約15分、東京、池袋駅まで約20分と主要駅までのアクセスも抜群です。

荒川自然公園
区内には37箇所の公園が点在しており、荒川区の中心部にはテニスコートや野球場、プール等の施設が利用できる大きな荒川自然公園があります。
街なか花壇を増やす計画や、緑のカーテンで環境問題に対する取り組みも行われており、街全体で緑を増やそうと活動しているので、日常生活でも自然を感じることができます。
荒川区内には認可保育園47箇所、認証保育所11箇所があり、新たに認可3園、認証1園が開設されています。
区立小学校24箇所、区立中学校10箇所と教育施設は充実しています。
区立小学校に通う児童向けに、土日祝日にも小学校の校庭を解放するなど、子どもがのびのび遊べる場を設けるための施策も取られています。
また、荒川区は子育て支援にも力を入れています。
「あらかわキッズ・マザーズコール24」といった、24時間いつでも子育てに関する相談ができるコールセンターがあったり、子どもが3人以上いる家庭に区民住宅の使用料を減額する制度があったりと、独自の政策で育児中のパパ・ママのサポートをしています。
荒川区は、区の取り組みとして住みやすい環境を作るために積極的に動いています。
その結果、住み場所として人気も年々上昇しています。
下町の雰囲気が残る街には、高齢者が多いこともあり雰囲気も穏やかで、子どもがいる世帯も安心して暮らせそうです。
これから荒川区へ引っ越しを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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