入谷鬼子母神周辺では、東京下町の夏の風物詩として「入谷の朝顔まつり」と「浅草寺のほおずき市」という全国的にも名高い祭りが開催されています。
例年、7月6~8日に「入谷の朝顔まつり」は例年7月6~8日、7月9~10日には「浅草寺のほおずき市」と、国内外から多くの観光客が足を運んで賑わいをみせています。
情緒あふれる江戸の花が名称についた二大行事について、確認しておきましょう。
◆入谷朝顔まつり
日本最大の朝顔市として、毎年7月6日から8日まで開催されるのが「入谷朝顔まつり」入谷鬼子母神や言問通りに60軒の朝顔業者、そして96軒の露店が並び、約40万人もの人が訪れて賑わいをみせます。
朝顔はもともと、奈良時代末期から平安時代に遣唐使が下剤用の漢方薬として伝えたといわれた薬用植物です。
しかし江戸時代に観賞用として栽培され、品種改良された朝顔が流行しました。
御徒町付近の武士に栽培されていたのですが、その後、入谷の植木屋で育てられるようになったことで「朝顔市」が始まり、「朝顔まつり」になりました。
日の出に開花する朝顔と同時にまつりも朝5時から開催されます。
終了時刻の23時までの間、時間帯によっては混雑することが予想されますので、朝顔をじっくりと選びたいというなら早めの時間帯に行ったほうがよいでしょう。
11時以降は歩行者天国が始まり混雑が予測されます。
さらに日中かなり暑さが増すので、熱中症対策など万全に行うようにしましょう。
・朝顔を買う時のポイント
あさがおの鉢の値段は組合で決められていますが、2,000円前後が相場になっているようです。
店には例年、同じ番号が付けられているので、気に入った店の番号を覚えておくとまた翌年に同じ店で買うことができるようになっています。
◆浅草寺のほおずき市
7月9~10日は「浅草寺のほおずき市」が東京都内最古の寺「浅草寺(せんそうじ)」で開催されます。
観音信仰と深い関係があり、古来より毎月18日は仏様と特別な縁のある日として縁日と定めていました。
室町時代以降は功徳日(欲日)が縁日に加えられ、功徳日の参拝は何百日、何千日分ものお参りに相当すると考えられています。
その中でも7月10日の功徳は、約126年分、日数にすると4万6,000日分の参拝効果があるとされ、その参拝効果の高い10日の功徳にあやかりたい人たちが前日の9日から多く訪れるようになりました。
そこで、9日と10日を4万6,000日の縁日として開催しています。
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