放置自転車の問題は全国的な社会問題となっていますが、台東区でも景観を損ねるだけでなく、歩行者の通行妨害や緊急車の交通障害になるといった大きな問題になっています。
現在、台東区で乗降客の多い駅は入谷駅を含めて13駅ありますが、駅周辺の歩道や車道などに約3,300台という数の自転車が放置されるなど、歩行者や車いすを利用する方にとって危険な状態です。
万一、消防や救急、警察などによる緊急活動が必要になった場合には、体制や対応を阻害する原因となりますし、街の景観も損なっている状況です。
そこで、台東区では昭和60年4月に「東京都台東区自転車の放置防止及び自転車駐車場等の整備に関する条例」を施行して、放置自転車の対策を進めている状況です。
◆台東区の放置自転車指導整理区域
放置自転車指導整理区域に指定された区域では、指導や撤去を行っています。
指定区域と撤去された自転車の保管所は次の通りです。
□撤去後、清川自転車保管所(清川2丁目24番26号)に保管される区域
・入谷駅周辺
・鶯谷駅周辺
・三ノ輪駅周辺
・御徒町駅周辺
・つくばエクスプレス浅草駅周辺
・新御徒町駅周辺
・稲荷町駅周辺
□撤去後、上野桜木自転車保管所(上野桜木2-24)に保管される区域
・日暮里駅周辺
・上野駅周辺
・不忍池周辺
□撤去後、千束自転車保管所(千束3‐28-13 千束保健福祉センターB2F)に保管される区域
・浅草駅周辺
□撤去後、今戸自転車保管所(今戸2丁目26番11号)に保管される区域
・浅草橋駅周辺
・蔵前駅周辺
◆もし放置自転車を撤去されてしまったら?
返還業務時間は保管所によって異なります。
清川自転車保管所は、火曜日から日曜日まで午後1時から午後7時までとなっており、上野桜木自転車保管所・千束自転車保管所・今戸自転車保管所は火曜日から日曜日まで午後2時30分から午後6時30分までです。
引き取りに行く方の運転免許証やパスポートなど本人確認ができるもの、自転車の鍵、放置自転車引取り通知書が届いていれば通知書、変換手数料として移送費5千円も必要です。
◆入谷駅まで自転車を利用するなら
入谷駅周辺に自転車を放置していると撤去される可能性がありますので、通勤や通学で入谷駅まで自転車を利用しているのなら、自転車駐車場にお問い合わせてきいてみましょう。
入谷自転車駐車場(所在:台東区入谷1丁目17番 電話番号:03-3876-7518)の場合は、午前5時から午前0時30分まで利用できます。
入谷駅南自転車駐車場(所在:台東区北上野1丁目15番先)であれば24時間利用可能となっています。
希望する自転車駐車場で空き状況を確認し、直接、希望する駐車場に申し込みを行うことが必要なので確認してみるとよいでしょう。
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